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2016年12月17日

今度の「ホットヴァージョン」が面白すぎる!

今度の「ホットヴァージョン」が面白すぎる! 〜そして、突然甦った「トミーカイラM30」の記憶〜



 ズバリ申し上げる。こんどのホットヴァージョン、第143号は面白すぎる!「買い」でござる。鯛焼きで申せば、頭から尻尾まで、丹念にねりあげられた特製の餡コがたっぷり詰まっていて、どこもかしこも美味しすぎる。

 演(だ)し物は『オレのS660がナンバーワン 決定戦』ではじまっている。最初は失礼ながらパスして、先を急ぐつもりで早送りにしだした。



 ところがそこの登場するS660たちがただ者ではなさそう。群サイを舞台に繰り広げている「峠伝説」に登場するチューナーたちが、あたらしく精魂をこめて「育成」中のものじゃないか。で、見はじめたらもう止まらない。











 ステージは筑波。どノーマルなら1分18秒台なのに、谷口NOBドライブのHKSチューン号はなんと8秒台。大阪から遠征してきたJ’S Racing S660も、あの魔王カラーリングで不慣れな筑波をうれしそうに攻めている。ドライバーは梅ハン社長。こりゃ、必見だよ。

 企画のヘソとなる「筑波バトル」では、織戸、谷口の両キャスターも超・真剣。最終コーナーのノーブレーキで飛び込むドリキンの様子も、丁寧に伝えてくれる創りであった。






 2本目の企画は『京都ヒルクライムにドリキンが魔王S2000で降臨!!』とある。サブタイトルに「峠最強伝説外伝」と謳い、パッケージでこう解説してあった。
  
 京都府嵐山パークウェイで開催された京都ヒルクライムは国内初となる「市街地モータースポーツ」。フォーミュラーカーからクラシックカーまであらゆるマシンが参加するこの舞台で、土屋圭市&ジェイズ魔王S2000がまさに『峠最強伝説』を刻む!

 ほう、嵐山パークウェイか。どこか記憶につながる場所だ。思い出したぞ。確認のために「ベスモ」のバックナンバー収納庫から、創刊時のものを引っ張り出してみた。

 ありました! 1988(S63)年の6月号。オープニングでいきなりモニターから飛び出す勢いで、スカイラインGTSをチューニングしたTommy kaira M30が登場するあの号だ。





 創刊7号目。記憶している方は、もういないかもしれない。間瀬サーキットの最終コーナーを、なんとガンさんと中谷明彦キャスターが土屋圭市顔負けのドリフト走行で抜けてゆく……。そして画面は「この3ナンバースカイラインの取材は京都からはじまる」と変転する。



 ハルトゲブランドを手がけてきたトミタオート夢工場は金閣寺のすぐ隣にあった。社長の富田義一さんが、まず「夢」のめざすところを語る。
「アルピナがBMWを選んだように、ぼくらはスカイラインを選んだ。それをベースに日産の純正部品でエンジンをチューニングアップした。直6の3ℓブロックは輸出用、これにGT-SRのシリンダーヘッドを合体、ノンターボで240馬力のパワーユニットを仕上げた。たとえ、うちの特製、グリーンのカムカバーに気づいてくれなくとも、ステンレス製のタコ足とデュアルエキゾーストから、そのチューニング・レベルは想像してもらえるでしょう。ま、うまくいけば、われわれが正式のチューニング・コンスタラクターに選ばれる日を夢見て……」





 

その夢が創りあげた「Tommy kaira M30」をサーキットに持ち込む前に、がんさんと一緒に京都の「夢工場」を訪れて試乗することにしていたのだ。

ガンさんのドライブする「M30」の向かった先は、その頃、トミタオートや「童夢」のハヤシレーシングがテストに使っていた「嵐山パークウェイ」だったのだ。グイグイと攻めるガンさん。



 そのころはまだGT-Rは伝説のクルマだった。それにかわってノンターボ、240馬力のパワー、ドライなサウンド。もしかしてその伝説のクルマの再来か。
 これは後に間瀬サーキットでテストした中谷君の感想だが、そのとき、わたしも同じ感想をもったものだった。

 それから、38年近くが経った。「嵐山パークウェイ」再訪がこんなかたちで実現するとは。この号の「Hoy-Version」に感謝したい。
 それにしても、と想いは悲しみを道連れにする。あの頃の京都を大手を振って闊歩していた「くるま仲間」、童夢のハヤシミノルさんだけは健在でいてくれるが、蛍ケ池の童夢工場は米原に移転したし、イケメンドライバーの松本恵二はすでに彼岸に旅立った。富田さんの「夢工場」も人手に渡ってしまった……。

 さて、本題。ともかく、ドリドリと「企画の持ち込み犯人」であるJ’s Racingの社長、梅ハンとのやりとり、呼吸の合わせ方が抜群に面白かったが、今回は予告編。次回でジックリ伝えることを、約束して……。

ブログ一覧 | ホットバージョン | 日記
Posted at 2016/12/17 17:27:44

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この記事へのコメント

2016年12月17日 18:15
S660バトルは面白そうですね!
京都のヒルクライムも気になるし・・・・買っちゃおうかな~!

明日は気をつけて行ってきます!
コメントへの返答
2016年12月17日 19:40
連日のブログアップ。少し、乗って来たかな。あと、4本が書きかけです。

京都ヒルクライム、観客も多く詰めかけており、注目です。


明日、よろしく。
2016年12月17日 22:45
こんばんは、なかなかハイペースですね。

ホットバージョン、手にしてはいるもののまだ未開封です。これは見なきゃいけませんね!

トミーカイラと聞くと私は「トミーカイラZZ」を思い出します。局長から山本さんに編集長の座が渡り、大井さんが風邪で欠席のベスモ97年4月号にて中々の速さとインパクトでした。
コメントへの返答
2016年12月18日 16:24
「トミーカイラZZ」ののってる号、ちょっとチェックしてみます。

わかってよかった。
2016年12月18日 6:30
ホットバージョン、いつの頃からか毎号購入しておりますが、今号は特に内容が充実してましたね。

〜 以下、ネタバレ失礼 〜

S660バトルも、目新しいショップさんが多数出ていらっしゃいましたし、何よりN2決戦にあの2人が参戦されていたことが新たな風と感じました。それにしても、その2人を持ってしても悠々表彰台とは行かないのですから、N2ファイター達のレベルの高さ、キャラの濃さには驚かされますね。他のバトルにも大いに参戦していってもらいたい所です。
コメントへの返答
2016年12月18日 16:26
もうすぐ、ことしもおわりますね。

一度、時間を作って、顔を見せてください。

待っています。

スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「巨人とのゲーム差13。球児の采配は先を見据えていて小気味いい。BSNHK中継の京セラでの対竜第2戦。開幕から5勝をあげながら、その後2か月、勝ち星から見放されている新人井原を起用。立ち上がりで2点を奪われてもひたすら熱投した左腕に『いいところまで戻ってきた』と合格点を。◎だね!」
何シテル?   08/21 12:43
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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