『
オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』 (原題:Locke)は、2013年に公開されたイギリスのドラマ映画です。
番組表のサムネイルが運転席に座る男性で、タイトルに「ハイウェイ」と付いていたので、「車が関係する映画なんだな」と解説と粗筋を読んでみると、「夜のハイウェイを走る車の中を舞台に、ある男の運命を変える86分間の出来事を描く。」とあり、なんとなくカーアクション的な事は無さそうな雰囲気で乗り気で無かったのですが、他に見る物も無かったので、見てみました (^_^;
えっと…一人芝居です(爆)
BMWのX5(かな)を運転するする主人公を、ドライブ物バラエティ番組でよく見られる運転手をCCDカメラ(最近ではGoProですか)で撮影するように、86分間ずっと主人公がハイウェイを運転する映像が流れ続けるだけです。ですから、しつこいですが、画面に登場するのは主人公ただ一人なんです。映画が始まって、「車内映像が長いなぁ」と思っていたら、映画が終わりました(笑)
で、主人公は、86分間、ハンズフリーの電話で話し続けます。子供たち、奥さん、仕事の同僚、そして、不倫相手と。
あらすじは
ウィキペディアに任せますが、主人公は映していますから、運転しながらハンズフリーで電話していますが、表情や時折見せる身振り手振りで感情表現ができますが、その他の出演者は電話の声だけです。その声だけで、怒りや悲しみを見事に表現していました。「映画」なのでなんとなく画面を見ていましたが、結局映っているのは主人公が運転している姿だけなので、別に画面を見る必要は無かったような気がします。オッサンが運転する姿をBGVにラジオ・ドラマを聞いているようなモンです(爆)
不倫相手が出産をする病院に着く前に子供が生まれた事を電話で聞いて映画が終わるので、最終的にどんな結末になったのかわからず、モヤモヤしたままです (^_^;) おそらくその辺りは、見た人がそれぞれ感じてくださいというところなのかなと思います。
実は映画を見進めていて、主人公が勤務する工事現場が“ヨーロッパ最大級の軍事施設”(だったかな)と聞いた時に、悪党が家族を人質に取って「軍事施設に細工をしろ」と要求するのを、アーノルド・シュワルツェネッガーやブルース・ウィリスのように家族を取り戻しに行くから『ある男の運命を変える』のかな…と思ったんですけれどねー または、映画の終盤になって、なんとなく、「これって、不倫相手の出産に立ち会って子供が生まれたのを見届けて、我が家に帰る時に、交通事故を起こして死んじゃうんじゃないかな」と、“アメリカン・ニューシネマ”的なエンディングになるんじゃないかと怖くなったンですけれどねー モヤモヤしたままです (^_^;) ま、仕事は失ったけれど、家族の元には戻れたような気がします。子供たちのおかげでね。
「面白いか、面白くないか」と問われたら、う~ん。まあ、面白かったですけれどね。面白いというか、“ネタバレ”を読まずに見たので新鮮だった(ぉぃ)というか。この手法が多用されたら、すぐに飽きると思いますけれど (^◇^;
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Posted at
2017/03/22 23:16:02