久し振りの「はしっこぐらし」ネタ。(違)
数週間前から無性に国道195号を走りたくなり、高温注意報が出されて熱中症の危険もあるところですが、「国道195号は山の中だから、大丈夫だろう」と都合の良いように解釈して、走ってきました。
国道195号は、高知県高知市から徳島県那珂町を経由して徳島市を結びますが、供用区間を除くと、高知県南国市の国道32号から徳島県阿南市の国道55号を結ぶと言う方がわかりやすいかもしれません。室戸岬を経由する国道55号の海岸線回りと違って、直線的に山の中をショートカット(と言うのには、距離がありますが)します。
30年近く前に、一度だけ国道195号の全線を走ったことがあります(走った…はずです)。その時に、気持ち良いワインディングが永遠に続いているという記憶があるので、それを確認するために、走ることにしました。
先ずは、高速道路で徳島市まで走ります。松山市から徳島市へは徳島自動車道を通るのですが、一人旅ですし、時間に追われているわけでは無いので、普段あまり通らない高松市以東の高松自動車道を通ってみました。
徳島自動車道 松茂パーキングエリアにて。いい天気です。
徳島自動車道で直通するよりも40キロほど遠回りな高松自動車道経由で、気が付くと、フューエルメーターのセグメントが残り一つと、ガソリンスタンドマークが点滅していて(ガソリン残量3L。平均燃費が20km/Lだったので、推定60キロ走行可)、インターチェンジで降りるか、このまま行けるか、ドキドキしながら走っていました (^▽^;) ちなみに、高松自動車道経由で220キロ。“元気な走り”をしてると、届かない距離ですね。
無事に徳島インターチェンジで降りて、ついにフューエルメーターのセグメントも点滅しだした状態(ガソリン残量1.2L。推定25キロ走行可)で、そのまま国道11号を南下すれば、吉野川大橋を渡った先にガソリンスタンドがあった記憶があるのですが、一本海側の抜け道的(なのかな)な阿波しらさぎ大橋を渡ってみたくて、渡ったら、本当にバイパス路でガソリンスタンドがある気配が無くて、ドキドキしながら走り抜けて、なんとかガソリンスタンドに滑り込みました。給油量は11L。マジでギリでした (^▽^;) (ガソリンタンクは12Lなもので)
それからは、信号が少なく流れの良い国道55号に出ますが、流れが良いだけに、先頭には出ないように走ります(笑)そして、阿南市から、国道195号に突入です。
お昼頃なので、「道の駅でご飯でも食べるかな」とバイクを走らせます。
しばらく走ると、道の駅 わじき に差し掛かったのですが、賑わってる風が無かったので、スルー(苦笑) その先に、 道の駅 鷲の里 があり、国道から600m(だったかな)離れた所のようで、いつもなら、国道から離れた道の駅には(面倒くさいので)寄らないのですが、お腹が空いているので、立ち寄ってみました。
なのに…なのに…「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、当面の間、臨時休業」 おのれ、新型コロナウイルスめー 凸(-_-メ)
この、道の駅 鷲の里 は、山頂にある、四国八十八箇所霊場の第21番札所、太龍寺へのロープウェイ乗り場になっていて、西日本最長の全長約3キロのロープウェイなんでそうです。ちょうどロープウェイの出発時刻だったので、ご飯にありつけなかった腹いせに、写真を撮っておきました。
バックギアの無いバイクですから、戻るわけにもいかず、先へ進みます。
ここから先、川口ダムまでの約10キロが、国道195号のクライマックスだったなと、今、思います (^_^) 国道381号に沿って流れる四万十川…とまでは言えませんが、雄大な景色の川辺に、でも、その岸は、四万十川と違って荒く削り取られている。なかなか見応えのある景色でした。惜しむらくは…国道を走りながらだと、木や集落で景色が見えずらい事と、バイクを止めて写真を撮る場所が無いことです (^-^;
川口ダムを通過すると、ダム湖になり、道の駅 もみじ川温泉 があったので、こちらで遅い昼食をいただきました。
頂いたのは、ジビエ・ダムカレー。1,200円也。
“ダムカレー”って、初めて頂きましたが…ご飯とカレールーのバランスが (^-^;
地図で現在位置を確認すると、国道195号の3分の1も走っていません。現在時刻14時。今日中に帰られる気がしません (^▽^;)
この辺り&ここから暫くは、交通量は無くはなく、道幅は二車線ですが狭く、少しストレスを感じましたが、いつの間にか交通量は無くなり、集落も無くなっていました。
長安口ダムのトンネルを抜けると、国道193号と合流し、すぐに分岐した後は、山深いワインディングを、無心で駆け抜けていました。眺望は…眺望は…すみません。“走り”に集中していたので、見てません(爆) でも、「おお!」という景色は無かったと思います。ただひたすら、森の中を走る道でした。
ほんと、どのくらい走ったんだろう。目の前に看板が現れたので、やっと止まる理由ができました(笑)
いや、曲がりませんから。
ここから先、少しだけ、急坂&タイトコーナーがあり、徳島県と高知県の県境にまたがる四ツ足峠トンネルを抜けて、高知県へ。
高知県側に入って気になったのが、高知県側は荒野と言うか(“野”じゃないか)…乾いた感じがしました。国道沿いから見える川底には、「採石場かっ」って感じの石で(岩じゃなくて)覆いつくされていて、川の水は、チョロチョロと流れている感じでした。峠の両側で、これほどイメージの違うことは、私の経験では無いことで、少し驚きました。
道路自体は、道幅の広い二車線で、「もう、勘弁して!」というくらい、ワインディングが続きます (^-^;
永瀬ダムを過ぎると、普通の街並みに戻り、ホッとしました(苦笑)
その後は、良く言えば、高千穂峡付近のような、峡谷の上を走り、突然現れた道の駅 美良布 の駐車場へ入り方がわからず通り過ぎ、さすがに高知市内は混むだろうから、国道195号のバイパス路から高知自動車道 高知インターチェンジに入って伊野インターチェンジまで“ワープ”して、ガソリン入れて、帰ってきました。(若干手抜き。)
今日のルートはこちら。
走行距離は540キロ。給油量は25L(途中給油2回)。燃費は21.6km/Lでした。
国道195号の徳島県阿南市から高知県南国市まで走ってみたワケですが、イメージとしては、激流だったんだろうなぁと思わせる川口ダムまでの区間、深い森の中を走る四ツ足峠トンネルまでの区間、森の中なんだけれど荒野感というかちょっと乾いた感じの永瀬ダムまでの区間、ちょっとした峡谷感を楽しめる美良布までの区間と、変化に富んだ景色で楽しめましたした、この区間約150kmありますが、うち約90キロの区間には信号が無く、交通量が全く無く、気持ち良いコーナーがただひたすらと続くので、“走り”の方でも楽しめました (^_^)b
…が、“ソロ”向けの道ですね。間違っても「彼女とドライブ」な道ではありません。ただひたすらカーブが続くだけの道ですからね (^-^;
そうそう。ガソリンスタンドも無いですからねー (色んな意味で)お気をつけて。