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2013年11月20日

NISSAN GT-R NISMOに逢ってきたぞ! 

NISSAN GT-R NISMOに逢ってきたぞ!   ~『懲りない77歳の挑戦』番外編~

 東京モーターショー2013は第43回を数えるという。そのプレスDAYは20日、21日の2日間で、そのどちらに行ったものか、と悩んでいたところへ、日産から「NISSAN GT-R」14年モデルと「GT-R NISMO」のワールドプレミア(世界初公開)の招待状が届いた。それも19日午後6時30分からで、会場は横浜のグローバル本社ギャラリーだというタイトなスケジュール。

 なんといっても、『空白の10年』を埋めるための「GT-Rと1週間を暮らしたい」という、わがまま極まる77歳の悲痛な願いを受け止めていただいた手前、なには置いても、横浜へは行かねばならぬ。
これでゆっくり取材できるプレスDAYを利用しての東京モータショー行きは、1日休養とってから、21日に赴くことに決めざるを得なくなった。おお、23日には「秩父の紅葉に染まりに行くオフ会」が待ち構えているではないか。



 正直言って、今回のGT-R2014モデルはマイナーチェンジだから、それほどこちらがワクワクするほど、日産の熱意は感じられない。が、ことNISMOバージョンのGT-Rとなると、話は別らしい。こっそり、関係者が耳打ちしてくれた。NISMOの専用オプションパックを装着した今度のGT-Rが、ニュルで7分8秒679を叩き出したんですよ。ドライバーはミハエル・クルム。ゴーン社長はNISMOを「ベンツのAMG」と同じ位付けをして、NISMOバージョンを世界戦略車に育てていくハラづもりです、と。

 ま、ニュルで叩き出したこの量産車最速をマークしたタイムの凄さはわかる。いずれ動画で鑑賞できるだろう。それよりも、このところ、リーフ、フェアレディZ、それぞれのNISMOバージョンとじっくりつき合ってきた。そこへ日産のフラッグシップカーのNISMOバージョンの登場。何は置いても、逢いに行かざるを得ないじゃないか。

 午後3時半。西武池袋線で池袋に出て、JR湘南新宿ラインで横浜へ。5時には横浜駅着。受付開始までには1時間はある。これ幸いと、駅チカで博多ラーメンの「一風堂」に立ち寄る。以前から、一度は寄ってみたいと狙っていた店である。味は? う~ん。博多ラーメンは、那珂川の屋台に限る、と再認識。

 6時10分前。受付でHot-Versionの本田編集長と仁礼義裕君とバッタリ。過日の『ベスモ同窓会』を盛り上げてくれた礼をいう。この後、同じく同窓会メンバーの「あど」、「AKI23」の両君とも、会場で再会。嬉しいねえ。













 さて、ワールドプレミアの模様は同載の写真から感じ取って貰いたい。ニュルを走ったとおぼしき不思議なカラーリングのGT-Rが、煙幕の中から登場。ドライバーがM・クルム。ナビシートにゴーン社長という演出は、iPhoneの動画に収めておいたので、いずれ編集して公開したい。

 ところで、この日の主役、NISMO GT-Rのお値段はかなり強気に設定されていた。NISSAN GT-Rがプレミアム・エディションで希望小売価格が10.111.500円(消費税込)。それに対してNISMOのレーシングテクノロジーを注入したGT-Rは15.015.000円。ここまで来ると、ため息も出ないものらしい。





 プレスリリースによれば、そのパフォーマンスは以下の通りだった。
1.メカニズム
 「NISSAN GT-R NISMO」はレーシングテクノロジーのDNAを凝縮し、パワー、スピード、ハンドリング、すべての性能を新たな領域で達成するため、モータースポーツ活動から学んだ数多くの技術を採用。

エンジン  
・NISMO専用チューニングの3.8リッターV6 VR38DETTエンジンを搭載。最高出力600PS,最大トルク652Nmを発生。
・NISSAN GT-R NISMO GT3にも使われている専用タービンを搭載し、気筒毎に最適な点火時期をコントロールする制御の採用に加え、最適な燃料噴射量をコントロールするインジェクター駆動回路を採用。
・NISMOエンブレム付きの専用エンジンカバーを標準装備。
シャシ― 
・特注のビルシュタインダンプトロニックダンパーの採用によって、極限状態でも路面に吸い付くようなグリップや正確なステアリング応答性を実現する。走行中に3パターンのサスペンションモードが選択可能。レースから着想を得たサスペンション設定を補完するため、ワイドリムフロントホイールとサイズアップした専用の高剛性ハブボルト、専用タイヤを採用。



 この他、シャシーについてレーシングカーさながらのチューニングが施されていて、「ボディ」は特注サスペンションの精度の高い動作を確保するため、ボディ結合部には通常のスポット溶接に加え、構造用接着剤による補強も追加し、ボディ剛性を高めている。これはアフターマーケットでは実現できない、NISMOによる「ファクトリーチューン」だと胸を張る。





 巨大なスクリーンを背にした30分間のセレモニーの終わったところで、例のNISMOバージョンのアイデンティティであるアイボリー・ホワイトのGT-Rが、会場に持ち込まれているのを発見。左ハンドルであった。恐らく、このパーティが終わったところで、翌日オープンの東京モーターショーの会場へ、あわただしく運ばれるに違いない。

 はたして、この白馬のようなGT-Rのステアリングを操り、アクセルに心を託す日がやってくるのだろうか。

 また、懲りない77歳は、かなわぬ夢を見始めたようだ。(この項、おわる)



*懐かしの1970年版ハードトップ2000GT-Rが歴代のGT-Rたちと一堂に。早速のツーショット。



*帰り際にお土産で頂戴した「プレスキット」はNewGT-Rに関する情報が満載。洒落てるね。
ブログ一覧 | 77歳の挑戦 | 日記
Posted at 2013/11/20 08:37:40

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この記事へのコメント

2013年11月20日 14:35

正岡さん
無沙汰しております。
R33GTーRのニュルのタイムが8分ちょっとだったので、1分もタイムが速くなってるのは
舌を巻くばかりですね。
ただ、これ以上速くすることが出来ても人間がついていけない気がします。(^^;

1970年式のスカイライン、渋いですね。ツーショット凄くお似合いです。
今のMINI手放して、こういう旧車もいいなあ、など妄想してしまいますよ。
バイクであればkawasakiのw800というクラシック系のやつも本気で考え中です。

では、明日朝7時の便で帰国します。from Mexico Aira



コメントへの返答
2013年11月20日 15:45
MEXICOからのお便り、嬉しいですよ。今度ゆっくり、土産話を聴かせてください。

NISMOのDNAを、というところが気に入って、ずっとこのバージョンのマシンにはまっています。クルマらしさを、ともかく、守り抜かなければ生きて行けない悲愴さに惹かれたわけでもあるまいに。 

アテンザもクルマらしいところをムキになって主張していて、同志愛を感じてしまいます。
2013年11月20日 15:46
局長こんにちは。もう冬の気配を感じますね。   東京モーターショー、ワタシは第31・32回(1995/1997)の2度行きました。当時は京都で学生だったため我がR32を飛ばして幕張メッセまで頑張ったものです。九州に帰ったら距離や旅費問題もありますが、どうにも出品されてるクルマ自体に魅力を感じなくなり?わざわざ会場に行く程でも無いか・・・とシラけてしまいました。クルマも時代と共に変わりゆくし、ワタシ自身も色々変わったのかもしれません・・・。会場が近ければきっと足を運んでますけどね(笑)。 R35GT-Rニスモですか。よく考えたらR32GT-R以来のニスモ仕様ですよね?。言うまでもなく、おそろしく速く、おそろしく洗練されている事は想像にかたくありません。でも、局長とご一緒に写っている、KPGC10・ハコスカGT-Rを見ていると、ワタシの様なヒネクレ・スカイラインマニア(笑)は『この40年のスカイラインの進歩の意味は?・クルマは一体どこまで良くなれば気が済むのか?・日産は誰に向けてクルマを造り誰に乗ってもらいたいのか?』などと、意味不明な問答を我が容量の少ない脳内で繰り返しておる次第です(笑)。 いずれ、R35ニスモも局長のもとで試される時も来るのでしょう。   モーターショー、秩父イベント、どうぞ楽しまれて下さい!。
コメントへの返答
2013年11月20日 16:48
そちらもすっかり錦繍の世界でしょうね。

スカイラインGT-R。その名前を口にするだけで、なんだかウズウズしてくる。そんな時代に巡り合っていたのは、ひょっとしたら、とても幸せなことだったのかも知れない。

その原点、KPGC10 似合ったとたんに2ショットを撮ってもらう。いつまでもガキっ気が抜けないのです。
2013年11月20日 18:16
お疲れ様でした!
NISMOGT-Rも良い雰囲気が出てますね!
スペックは置いておいて、走ってどうかが勝負所。
クルム選手専用一発タイム用のピーキー戦闘機なのか、プロがこのマシンに乗れば出せるタイムなのか・・・この辺りのアプローチで評価が分かれる可能性がありそうですね!

いずれ局長自らのインプレも期待しております!


それにしても価格が凄いッスね、、
コメントへの返答
2013年11月20日 19:10
クルムのアタック映像を見ながら、これがガンさんなら、どんなタイムになるのだろうか、などと思いを巡らせながら、NISMOバージョンの能力を測っていました。
恐らく、そんなに変らないタイムになるだろう、と結論しました。なぜなら、ガンさんはクルマなりに走る人。いいクルマならいいタイム、悪い出来なら悪いタイム。クルマを理解して走るからです。ということは、NISMO GT-Rは出来がいい!?
2013年11月20日 20:04
こんばんは、くらんどです。

ここは、べスモで新型GT-Rをフルテスト!と行きたいところですが、

ホットバージョンでも様々な比較をしてくれる事を期待してます!

また、新車をたくさん提供してくれるようなビデオマガジンになれるように!
コメントへの返答
2013年11月20日 20:52
しばらく。東京モーターショーは行きますか。
小生は明日。それから1週間後くらいには、もう一度、足を運ぶ予定です。

NISMO GT-Rはいずれインプレを。
2013年11月20日 21:15
こんばんは。こちらは今週頭に寒波到来し、県北では10cmを記録しました。それに合わせ冬用タイヤに履き替え、いつでも冬山行けるぞ!という気持ちになっています(笑)

さて、77歳の挑戦、熱いものを感じます!そして羨ましいです!是非NISMO GT-Rのインプレッション期待しています!
コメントへの返答
2013年11月20日 21:31
懲りずにやましょう。

NISMO GT-Rの国内発売は来年2月末、NISSAN GT-Rは12月2日から。できるだけ、早い時期にインプレしたいものです。

なんだかいまからワクワクし始めました。
2013年11月20日 21:31
こんばんは。

開発のボスが田村さんに変わってからは初のGT-Rですね。2014モデルは水野さんの頃に比べると、いささかインパクトに欠けるのは気のせいでしょうか。
果たしてNISMOがGT-Rをどう仕上げてきたか、インプレをお待ちしています。

走りを動画で拝見しました。ガンさんのみならず、鈴木利男さんであればどんな走り
になるか気になりました。
コメントへの返答
2013年11月20日 22:21
日産がGT-Rに期待しているのは、国内ではなく海外での販売です。ということは1,500万円の方です。中東の砂漠の国かな。
2013年11月20日 21:56
600馬力のパワーと値段に驚きです。
ガンさんのニュルアタック見てみたいですね。
どんな走りをするのか想像しちゃいます。

NISMO GT-Rのインプレ楽しみにしてます。
コメントへの返答
2013年11月20日 22:23
そう、クルムの走りをガンさんに見てもらって、その反応を知りたいでしょう?

どうせホットバージョンはやるだろうから、その辺りに頭を使って欲しいですね。
2013年11月21日 11:01
35GT-Rの登場以降、これを確実に上回るために性能を設定してきたと思われるスーパースポーツカー達が多数登場してきましたが、それを追撃する第一歩ですね。

アヴェンタドールやマクラーレンMP4-12Cが第一軍団、マクラーレンP1、ポルシェ918がその第二軍団と思いますが、第一軍団はやっつけて、第二軍団にも着いていけると凄いなぁ…と感じています。

GT-R NISMO、いつの日かHVにて比較バトルをしてもらいたいですね。本田編集長に期待しています。
コメントへの返答
2013年11月21日 16:21
いま、やっと東京モーターショーの会場を出て、モノレールに乗ったところです。ニスモブースに人だかり。期待と珍しさ。本田君がこの状況を見たら、きっとやるでしよう。

スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「翔平177号目のニュースは秩父の蕎麦屋で手打ちの絶品を啜っている時に知った。虎は18時から雨の横浜でベイと対決、9回表、1-3とリードされていたのを代打糸原、近本、中野のヒットで満塁とし、それを森下の死球、大山の安打、最後に選球眼のいいノイジーが押出し四球で逆転、虎が強くなった。」
何シテル?   04/25 11:42
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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