「イベント:第5回 ベストモータリング同窓会 in 東京・代官山&箱根・大観山」についての記事
※この記事は
第5回 ベストモータリング同窓会 in 東京・代官山&箱根・大観山 について書いています。
「富士カーム」&「浅間茶屋」は◎、忍野八海は×!
「按ずるより産むが易し」とはよく言ったものだ。
9日の土曜日に「MAZDAターンパイク箱根」の下見検分を終え、さらに日曜日には岡山サーキットのスーパーGT開幕戦で、ガンさんが手塩にかけて育てているLEONチームがGT300クラスで念願の初優勝。すっかりいい気分で迎えた第3週は、いろんな意味で激震の1週間だった。
*開幕早々のクラス優勝。がんさん、こいつぁ、春から、縁起が……
*感激の若いふたり。主役はもうガンさんでなくなった。
11日の月曜日、車で移動中のCARラジオから、箱根ターンパイクで事故があって閉鎖中と、何気なく聴いた。後になって、それがCOTYの選考委員であるモータージャーナリストによるものだったと知る。それもポルシェの911 GT3で、と。
当然、いま取り組んでいるイベントとの関わりに支障がでるのは予測した。
12日の朝、イベントの中心キャスターをお願いしている大井貴之君から電話が入った。ストレートな申し入れだった。
「箱根のターンパイク、やめましょうよ」
そのつもりだ、と答えた。が、代案をどうするのか。この日を楽しみにしてくれているメンバーたち。なかには、九州、姫路、そして青森から、いやアメリカ南部のサンアンジェロからも遥々と駆けつけるメンバーがいる。22日夜の宿泊先など、予約変更もあるかもしれない。さあ、どうするのか。
言い出した大井君とは14日に、お昼の蕎麦でも食べながら、イベントの進め方について打ち合わせする約束ができていた。
「わかった。実は今夜、8時からベスモ同窓会メンバーの中から積極的に運営に参加してくれている在京メンバーを集めて、イベント打ち合わせ会を持つことになっている。できればきみにも出席してもらって、善後策を一緒に講じようよ」
「あ、いいですよ」
かくして、12日の夜8時、東京・光が丘、笹目通りに面したファミリーレストランでベスモ同窓会からの有志メンバー4人に大井君を交えた「編集会議」が始まったのである。知恵を出し合う白熱した時間。会議をリードする大井君。まるで「辺須紋組」が復活したかのようないい気分。これに田部靖彦君が加わったら……。
この際、箱根周辺は避けて御殿場あたりはどうだろう。ミュゼオ御殿場あたりがこちらの予算内で受けてくれないかな。
すぐに仁川一悟君がi Phoneでアプローチする。が、それは還暦プラス青春の20 歳の虫の良い注文だと思い知らされるだけだった。
カリスマカメラマンのCMO氏も裾野市にある、企業セミナー用の研修センターの名前を挙げる。そんな中からイワタカズマ君がアプローチした「富士CALM」が、どうやら脈がありそうだった。
4月末の週末は観光シーズンの真っ只中、そう簡単に、いろいろと注文の多い40名のグループを受け入れてもらえるものではなかった。午後2時以降なら、研修室の使用が認められそうな気配。ただし、昼食は用意できないという。さあ困った。何かよい手立てはないものか。
ともかく仮押さえだけはしておいて、すぐに下見検分に赴きたい。かといってそれぞれがお勤めを持つ「編集部メンバー」。結局は16日の正午に、現地の「富士カーム」担当者とお会いする段取りだけはとりつけて、「編集会議」はお開きとなった。いま気付いてみると、この時の編集会議の模様を誰も画像に取っていなかった。みんな、緊張していたのだろうな。
河口湖周辺なら、1990年から10年ほどは、新車の試乗会といえば大体、その辺りに設営されたものだ。特に「日本カーオブザイヤー」の最終チェック走行会と投票、発表セレモニーの舞台となった「FITリゾート」を中心とした「走りのステージ」は、いまでも思い浮かべることができる。筑波サーキットでの「早朝バトル」を終えたガンさん、中谷、土屋圭市の3人がそそくさとヘリコプターに乗り込み、向かった先が「FITリゾート」だったが、記憶のいいベスモ読者なら、「ああ、あそこか!」と思い出していただけるかな。
そうだ、あのリゾートホテルは一旦倒産したものの、近年、名前を変えて復活したのを思い出した。当たってみるか。それもすぐに仁川一悟君が調べてくれて、15日の朝一番で連絡をとることができた。「フジプレミアムリゾート」がそれだった。応対してくれた東京事務所の担当者も大乗り気で、早速、現地との調整に動いてくれた。
返事を待つ間、大井君に「昔のFITリゾートならどうだい?」と探りを入れてみた。
「そこなら、バッチリじゃないッすか!」
期待が膨らんだ。が、それだけのことだった。予約がいっぱいで、どうやりくりしても期待に応えられない、との結果を知らされる。こうなりゃ、万難を排して、「富士カーム」に賭けようじゃないか。直ちに、こちらから「富士カーム」の担当者に電話を入れた。そちらのレストランが一杯一杯なら近くの店から折詰弁当でも取れないだろうか。問題は、昼食をどうするか、なんだ。いい知恵はないか、と。
「あ、それなら山梨の郷土料理、《ほうとう》はいかがですか? それなら近くに大きな茶屋があって、駐車場も完備しています」
*これまでの「忍野八海」。富士の伏水流が吹き出す、絶妙な風景だった……
いいねえ。一筋の光が射してきた。同窓会の終わった後のエキストラとして、いまや世界遺産として脚光を浴びている「忍野八海(おしのはっかい)」に誘うのも悪くないだろう。ともかく、すべては 16日の「現地視察」に賭けようではないか。
かくして、4月16日、イベント開催の1週間前の下見検分に望むことになるのだが、ここからは文章より、現地ガイドに役立つよう、グラフィティとしてお伝えしよう。
*AM:10:00 仁川君のCLSのお迎えで、スタート。途中、カリスマカメラマンをピックアップ。
*圏央道に入り、「八王子 JC」で中央自動車道に入った。続いて「大月」の分岐で河口湖方面を目指す。
*その最初のPAである「谷村(やむら)」はちょうどの「一服地点」。23日の午前11時00分から,このパーキングエリアで落ち合い、ご一緒に集合場所に向かいましょう!
*河口湖ICは左に寄って、富士吉田方面へ出る。
*しばらく R138を行くと右手に「富士浅間神社」が。そのすぐ先の三叉路を右折すると……。
*はい到着! 河口湖ICからは渋滞がなけれが5分ちょっとかな。
*駐車スペースも建物も余裕たっぷり。この日はしだれ桜が満開。当日までもってくれるといいのだが。
*昼食を雨いただく茶屋の前から、ぐいぐい登っていくと、やがて富士スバルラインにも通じてしまう。

*河口湖自動車博物館(オープンは8月のみ)に通じるこのルート、ダンパーチェックにもってこいの荒れ具合。大井君ドライブのポルシェターボでどうなんだろうか? ここは桂コボちゃんドライブのマカンターボでためしたいな?
*かつては栄光のクルマたちが勢揃いして迎えてくれたのに……8月、ひと月だけオープンしているようだ。
*この秘密の特訓ルートは4半世紀経った今、ちっとも変わりがない路面を保っていた。

*現実はこの通り。近隣国からのお客様に占領され、本来の佳さを鑑賞するなんてほど遠い環境でございました。下がってバツということに。
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ベストモータリング同窓会 | 日記
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2016/04/17 14:32:27