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正岡貞雄のブログ一覧

2014年02月02日 イイね!

『徳大寺有恒、という生き方。』ドラマの共演者たち

『徳大寺有恒、という生き方。』ドラマの共演者たち 〜代官山蔦屋「トークショー」開幕前の「ちょっと一服」

 まるで恋人にでも逢いに行く気分で、夕闇から夜に移りつつある山手通りをプログレで駆けながら、代官山の蔦屋書店を目指した。長年の疲れからだろう、このところ、しきりと足元の不調を訴えていたプログレも、REGNOを奢ってあげたことと、フロントとリアのブーツラックをグリスアップするという「ちょっとした手当」で、いくらか機嫌をなおしてくれたらしく、継ぎ目を越える度に、軽くハミングしている。

『2014年版 間違いだらけのクルマ選び』&NAVI CARS vol.10 巻頭特集「徳大寺有恒、という生き方。」刊行記念トークイベント+サイン会――久しぶりに逢った徳さんと約束した1月31日夜の「トークショー」は、催行がオープンになったその日に、インターネットの「オンラインストア」で予約を試みたところ、40名の定員のうち38番目に滑り込めた。


*代官山旧山手通りに進出した「蔦屋書店」

「いいね! こんなイベントを待っていたんだね」
 手応えを知った。主催側もすぐに定員を「60名」に拡げたと聴く。山手通りも足元を首都高速に提供したかわりに、道幅も広がり、路面も新しくなった。富ヶ谷を過ぎるとY字路が待っている。ここで間違えて真っ直ぐR246をまたぐ橋をわたってはいけなかった。左側の側道から旧山手通りに入り、恵比寿方向へ直進しなければ……。

 この日は朝から、時間に追われっぱなしだった。まず近くの整形スポーツ外科で、二日前にやってしまった右脚ふくらはぎ肉離れの治療とテーピング。つづけて午前中には6速MTのAURIS RSを九段のTOYOTA広報車取り扱い事務所まで返却しなければならないのに、その本領にまだ触れていないではないか。さて、どうしようか。


*GOLFⅦのボディサイズとほとんど寸法を持つ意味はなにか?


*AURIS RSのシンプルなインパネ。6速のマニュアルミッションが特徴。

 そこで一計を案じた。中央環状線大泉ICから美女木JCまでのストレート、首都高速池袋線に入ってから、板橋・護国寺間の連続コーナーを楽しむ。そして飯田橋で降り、給油を済ませて、九段まで走ればいいではないか、と。

 オーリスRSの試乗レポートは別の機会に纏めなくてはならないが、久しぶり、「RJCイヤーカー」に選ばれたアテンザの6速MT以来のマニュアル車ドライビングで、サーキットでおのれを磨いた時代の血が蘇ってくるのを感じ取らせたくれたのが、何よりの収穫だった。車両価格はアルミホイールやエクセレントNAVIなどのオプションを削りとれば225万円。エントリーカーとしてなら、極上車としてお薦めできる。


*早春の陽射しの下の九段坂。

 午後零時半、無事、給油も済ませて、返却終了。九段坂下まで初春の明るい陽射しを浴びながら、徒歩で10分足らず。まだ、肉離れは完全に治りきっていないのを確かめる結果となった。このあとは西武池袋沿線にある大学付属病院で、過日、無理矢理飲み込まされた「胃カメラ」の結果を聞く必要があったのだ……。

 午後6時、やっと雑事から解放されて、真っ直ぐ、代官山を目指したのも、こういう日だからこそ、早めに蔦屋書店の「代官山T-SITE」に入って、ゆっくり寛ぎたい、と求めるものがあったからである。それに、午前中までのAURISにくらべて、わがプログレのシンプルなハンドリングと、静寂を素直に受け入れるボディのしっかり感は、まだまだ他の追従を許さないぞ、と気分をよくして、「T-SITE」駐車場のゲートをくぐる。

 よくは知らないが、この駐車スペースは「ガーデン」と呼ばれているところをみると、かつては由緒のある屋敷の庭園だったに違いない。住所表記も「猿楽町」とある。



 さて、奥まったあたりで駐車してみて嬉しくなった。周りにいるのは、名前をあげるのも口惜しいくらい、「イケメンCAR」ばかりだ。ケイマンポルシェといいたいところだが、どうやらチューンド911の羽根つきが、イルミネーションを反射させて、おのれの曲線美を訴えてくる。お、3号館1Fにある「STARBUCKS COFFEE」の前にはGOLFⅦのGTiバージョンが駐まっているぞ。

 なんでも「モーニングクルーズ」というのがあって、ここでは新旧のポルシェやフェラーリたちが集まって、お互いを鑑賞し合う、特異なイベントの舞台になっているという。



 お目当てのトークショーの開始までには、たっぷり時間はある。ま、ここでCOFFEEをのむのは、2号館のクルマ関係の書籍・雑誌カウンターで予約しておいた『NAVI CARS』をうけとり、受付を済ませてからにしよう、とプログレから降り立った。
 
 かつて環八に「リンドパーク」というカーフリークたちの、知る人ぞ知る「クルマ&バイク」の専門書店があったのが、いまでは蔦屋書店が「書籍と人」をそっくり譲り受けて、代官山店に移されたのだという。なるほど、その空気は書棚のため息の出るような中身、応対するスタッフの見事な接客ぶりから、うかがえた。と、ひとりの若者が挨拶しながら近づいて来た。「ベスモ同窓生」の「Shuhei」君である。夏の「メディア4時間耐久」、10月の「ベスモ同窓会in東京」を通してすっかりおなじみになったT大生(東大ではない)である。



 結局、「Shuhei」君とは、トークショーはもちろんのこと、このあと合流した「2315」君と一緒になって、閉幕後の「STARBUCKS COFFEE」でのおしゃべり会」を楽しんだあと、近くの渋谷駅までプログレで送ってあげることになる。

 トークショー会場は隣の3号館2Fの「音楽フロア」ということで、このイベントの責任者に案内されて、売り場の間を縫いながら2号館を離れた。そういえば、このトークショーの出演者の一人である島下泰久氏とは、面識があるような、ないような。その辺がはっきりしないし、もう一人の『NAVI CARS』の河西啓介氏にいたっては、なんの予備知識もなかった。

 まだ会場の席は疎らで、窓際にすわってから、入手したばかりの『NAVI CARS』を袋から取り出す。表紙はダンディを誇ったころの徳さんが、パイプをくゆらせ、オープンカーのステアリングに手を添え、トレンチコート姿でこちらに視線を送ってくる。

 保存版 不世出のカーガイが、僕らに教えてくれたこと。
 徳大寺有恒、という生き方。

 ———タイトルが躍っている。読んでみよう、という気にさせてくれる。目次のつぎに「VOICE from editor」の1ページ巻頭コラムがあって、この日の出演者、河西啓介編集長が「稀代のカーガイ、徳大寺有恒」と題して「その人生において、時間も、お金も、すべてをクルマに注いだ稀代のカーガイは評論家である前に一人の“クルマ好き”でもあった。そしてその言葉は、いまも僕らの心に響く」とみごとに読み手を惹きつけている。そして、それにつづく40ページもの大特集。

 ここまで徳さんに迫っている「河西編集長」に、すこぶる興味を憶えてしまったのは、当然の成り行きだった。


*左が島下、右が河西の両氏

 もう一人の島下泰久さんについては、トークショーがはじまって、なぜ彼が一旦休止した「間違いだらけ……」の再開にあたって、その相棒に起用されるようになったのか、その率直な内幕話を聴くうちに、すっかり気に入って行くのだが、その模様は、次回の更新までお預けにしておきたい。     (この項、つづく)


*午後8時30分、真打ちの徳さん、拍手に迎えられていよいよ登場! 

Posted at 2014/02/02 20:20:10 | コメント(6) | トラックバック(0) | 追憶「徳大寺有恒」 | 日記
2014年01月21日 イイね!

もう一度、徳さんと一緒に仕事がしたくなった!

もう一度、徳さんと一緒に仕事がしたくなった!7代目ゴルフを改めて『永遠の物差し』で測ろうとしたが……。

  ひとの心をポオッと温かくしてくれる、あの天使の微笑みのような冬の陽だまりのなかで、久しぶりにこの35年来の「戦友」と、土曜の午後のひとときを共有していた。
まるでパリ郊外の庭園をしのばせる、その美術館に隣接したレストラン『ジャルダン』のガラス戸を押しやって、わが戦友が、杖をつきながら、ゆったりとこちらへやってくる。

 足取りが明らかに力強くなった。近年、糖尿病による障害から歩行もままならない様子に、古くからの仕事仲間として、心を痛めていたが、この日の戦友の姿をカメラのファインダーから見つめながら、闘いに耐え抜き、見事に生還してくれたのを確認でき、こころの底からの拍手を送っていた……。



 1月18日の「昼のランチ」を、いつもの東京プリンス「清水」ではなく、東名高速用賀インター脇の砧公園の中にある、フランス料理のレストランにしたのも、この界隈の日当たり抜群の南斜面が気に入って、30年来住んでいる「戦友」にとって、すこぶる至便な待ち合わせ場所であったからだ。

 徳大寺有恒。本名、杉江博愛(ひろよし)。ご存じのモータージャーナリストであり、1977年の『ベストカー』創刊以来の戦友、いや盟友であり、クルマと心を通わせることを指南してくれた三つ歳下の、大事な「お師匠さん」でもある。

 本来なら、この回の「みんカラ」BLOGで、この1週間近くを費やして、それなりに吟味し、高速道からちょっとしたオフロードまでを走りこんできた7代目VWの1.2ℓ、1.4ℓの両車について、率直なレポートを書き上げるつもりで、準備していた。



 ところが、徳大寺さんの近著、『2014年版 間違いだらけのクルマ選び』のなかの「ゴルフ評」を一読、そこにある著者の、ゴルフがこの世に送り出されてからの39年間、世界の小型車のベンチマーク(物差し)として先頭を走り続けたことへの敬意は別にして、あれほど情熱をもって披露してくれた「ゴルフ讃歌」が、すっかり影をひそめているじゃないか。徳さん、今度のゴルフは、せいぜい、お買いになっても後悔することはないだろう、という程度なのでしょうか――こう問いかけたくなった。で、さっそく「お会いしたし」と電話連絡を入れた次第であった。このところ、インタビュー取材と撮影が入っているので、土曜日なら時間が取れるという。

「それにしましょう。じゃあ、いつもの《ジャルダン》がやっと改装オープンしたそうですから、そこにしましょうか。で、ひとつだけ、伺っておきたい。ゴルフがCOTYのイヤーカーを受賞しての感想は?」
「いや、特別に……」
「えっ! だってわれわれにFF、エンジン横置きの2BOXカーのコンセプトを推奨し、その普及の宣教師となったあなたにしては、ずいぶんと冷静ですね」
「そうかもしれない。しかしもう世界のスタンダードなんだから、日本のCOTYに選ばれたからって」
「そうですか。じゃあその話の続きはこんどお会いした時に」

 こうして、約束の日がきて、柔らかく煮込まれた肉料理に舌鼓をたたき、食後のコーヒーとデザートのケーキをいただいたところで電話のやりとりの続きがはじまった。

「正直言って、ゴルフはもう日本のメーカー、TOYOTAやHONDAにクルマのつくり方をしゃぶりつくされてしまって、いろんなシステムや装備でモデルチェンジを重ねざるをえなくなっている。そう思えてならない。だから、あのお値段にしては他の追従を許さない出来で、素晴らしいクルマです、としかいえなくなった」

 火を吐くような強い言葉。久しぶりに聴く徳大寺節。
「それを、徳さん、みんなに生の声で聴かせてやってよ」
「うん、そうだ、近く代官山の蔦屋書店で、夜の8時からだけど、トークショーをやるんだ。よかったら、どうぞいらっしゃいませんか」
「それはぜひ! あのクルマ関係の本や雑誌にえらく力を入れてくれている店長のいるお店ですね。そうだ、ポルシェ関係の本なんかが、ずらっと揃っていましたよ」

【正岡註:予約制で40名に限られているそうなので、希望者は至急に問い合わせられたし】
http://tsite.jp/daikanyama/event/003099.html





 ふたりの久しぶりのおしゃべりは、3年半前、TOYOTAが北米で大規模なバッシングを浴びたころにおよぶ。『指さして言う TOYOTAへ』(有峰書店新社刊)とタイトルし、いまこそTOYOTAは、本来のクルマづくりに回帰すべきではないか、と強い声でアピールしたものだ。で、その時からの宿題、『指さして言う HONDAへ』にそろそろ取り組みませんか、と。いまのHONDAをもう一度、凝視してみませんか、とも。







 あっという間の2時間だった。帰り際、こんな会話を交わしたが、その時の徳大寺有恒のクルマに取り組む本気度を、そっと紹介しようか。
「もちろん7代目GOLFは買いました。1.4ℓの方です。思うところあって、1000kmまで、レギュラーガソリンで走ってみましたが、なんの問題もなかった。これからもずっとレギュラーで行きますよ」
 この言葉の持つ意味合いは、やっぱりご本人の口からききたいものだ。
 
 どうやら、わたしの中で長年培われてきた『永遠の物差し』としてのGOLFマジックは見事に融解しはじめた、と理解すべきだろうな。 (この項、さらにつづけたい)   
Posted at 2014/01/21 07:34:42 | コメント(13) | トラックバック(0) | 追憶「徳大寺有恒」 | 日記
2014年01月12日 イイね!

永遠の《物差し》は永遠なりや!?

永遠の《物差し》は永遠なりや!?〜イヤーカー『VWゴルフⅦ』2台に乗る・その1〜

【左の写真註:ツインリンクもてぎで催されたRJCカーオブザイヤー最終選考試乗会でGOLF7Ⅶに乗る】

 1月7日の午前11時、VWグループJAPAN広報部から2通のEメールが送られてきた。試乗を申し込んでいたGOLFの1.2ℓモデルと1.4ℓモデル2台の予約OKの連絡であった。
① 1月9日11時〜1月10日17時 Golf TSI Highline カラー タングステンシルバーメタリック
② 1月10日 18時〜1月14日12時 Golf TSI Comfortline パシフィックブルーメタリック

 さあ、2014年がはじまったぞ――そんな弾んだ気分で、指定された1月9日の午前11時ちょっと前、京浜急行「北品川駅」から、第1京浜国道を横切って、御殿山への坂道を、いささか喘ぎながら上って行くと、足元を東海道線の走る橋にさしかかる。右手の緑の森の向こうに、御殿山トラストタワーが聳えたつ。VWジャパンのビューローはその18階にある。



 2013〜2014日本カーオブザイヤーで初めて輸入車が、そのグランプリである『イヤーCar』 に選ばれたときから、これはゴルフⅦにじっくり乗らなくては、という使命感のようなものが、わたしの背中を押しつづけて、どうにも落ち着かない。というのも、わたしがクルマメディアと関わってきた35年間、クルマを見る目の基準のひとつとして、ずっと「VWゴルフ」に心を預けてきたからである。そのあたりの想いを、『永遠の物差し』と題して、そのころのわたしは、こう綴っていた。



永遠の《物差し》
 時代の波の動きを、いち早く感知して、それに対応できるような構えを創る。この点について、もっとも敏感でなければならない職種のなかに、自動車メーカーの開発者と編集者がある。体験的に、そう言い切ってしまうぼく。

 たとえば、近年、フラットローのボディデザインにDOHC/4バルブエンジンを、きまってFF車に与えて、つぎつぎとヒット商品を生んでいる日本のあるメーカーの最新作の開発コンセプトは、こんなコピーだ。

「このクルマは、データや性能ではない、人間の感性を軸にした“性能としての爽快感”を目指し、当社独自の発想と先進の技術力を駆使して、今までにない高いレベルでひとの感性に心地よくフィットする、人間と技術の融合<ヒューマン・フィッティング・テクノロジー>のもとに開発した」

 そんな<感じ>で自分の雑誌を創れればいいのだが、それはあくまでも<感じ>の領域に過ぎない。必要なのは時代の波の高さ、押し寄せるスピードが測れる<物差し>ではないだろうか。


*そうだ、徳大寺さんにもGOLFが「イヤーCar」に選ばれた感想を伺わなくっちゃ!

 確かな<物差し>をもつ。このことの重要性を教えてくれたのは、10年ほど前に『間違いだらけのクルマ選び』という、当時としては画期的なクルマの思想書であった。執筆者は黄色ゴルフを徹底的に乗った。乗りながら「大衆車とはこうなくっちゃ」とたしかな<物差し>を贈られた。その<物差し>で、そのころの国産車を計ると、とてもじゃないが、彼の乗れるクルマではなかった。だから爽快に国産車が斬れた。クルマ業界は動転した。ペンネームだった執筆者の正体探しまではじまった。

 今の時点でこの<事件>を顧みる。と、そこにあるのはゴルフを基調とした2BOX大衆車の氾濫であり、クルマ好き世代の書棚を彼の著作群がでんと占めてしまう現実だ。<物差し>にも生命がある。幸い、ゴルフという名の<物差し>は大衆の動きを、つねに的確に察知しながらも、その誇り高い<感性>を技術力で裏付ける営みをやめようとしない。その限りにおいて、つねに至高の<物差し>として機能してくれるはずだし、いつもぼくがゴルフをみつめている理由である。 (1987 GOLF・Something-Extra)

 なにしろ、25年ほど前の想いである。どこか、カビ臭い表現もあるが、言っていることは今でも通用するのではないだろうか。むしろ気になるのは、現行のGOLFがいまもなお、時代の波の動きを測る物差しとしてどうなのか、という点であった。

 その朝のニュースで、2013年の新車販売の動向が伝えられ、その中で、小型輸入車の日本での販売が過去最高を記録したこと、その筆頭がVWゴルフであることなどを耳にするにつけ、25年も経った『物差し』のアップグレードを試みるのも悪くない、と確信した次第であった。

 公園の脇を抜け、目的の高層ビルを見上げる。IDカードをさげたビジネマンやオフィースレディの出入りが活発だ。エレベーターで18Fのボタンを捺した。



 オフィースの入り口の呼び出しフォーンで「広報部」をコールしてしばらく待機する間、誇らしげに掲示されたポスターに目をやる。控え目なメッセージに、VWのもつ背骨の確かさが篭められているように感じられる。

「輸入車として初めて、Golfが歴史になお刻みました」

 担当のIさんに案内されて地下のパーキングガレージへ。1.4ℓのHighlineが待っていた。そこでいくつかの操作上の注意点をレクチャーされる。例えば、サイドブレーキに該当するものがないこと。そのかわりに、パーキングスイッチと上り坂での滑り止めボタンの使い方など、国産車などでは体験できないいくつかの装置について、説明を受ける。

 エンジンキーをひねって、アクセルを入れる。このところ、いくつかのパドルシフトのクルマに触れてきたので、DSGと呼ばれるツインクラッチのトランスミッションの扱いにまごつかないですむ。ひとまずオートマティックドライブに保ったまま、発進した。上品な滑り出しに、なぜかホッとする。すぐに2速にシフトアップ。地下のガレージから上り勾配のアプロチを抜けて、いよいよ明るいオープンロードへ。五反田方向へ向けて左折する。その瞬間、Aピラーの根元に設けられて小窓に気づいた。視界は良くなった。それが最初の発見であった。



 いよいよ、マニュアルシフトを選ぶとするか。年の暮れに中谷明彦君にあった際に、彼の指摘していたリヤ・サスへの不満とは何なのか。
 もう一つ、1月の5日の「お昼のランチ」をともにした波田カリスマ教官が、じっくりと検討した末に購入したGolfⅦの「購入&走行レポート」も手元にあって、この際、ぜひ紹介したものだ、などと想いをめぐらせながら、これから『ゴルフⅦ』2台と暮らす1週間をレポートできる歓びを噛みしめていた。  
(この項、つづく)
Posted at 2014/01/12 06:06:13 | コメント(8) | トラックバック(0) | 追憶「徳大寺有恒」 | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「チームの勝利を至上のテーマとしている大谷翔平が心配だ。ついさっき(8月13日午後1時過ぎ)の対エンゼルス戦9回表5-5の同点から翔平が右翼席に強烈なライナーを撃ち込んだ。勝負ありか。ところが腰抜けの救援陣が守り切れない。で古巣に3連敗。その上、明日は先発。エライことになりそうだ!」
何シテル?   08/13 14:22
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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