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正岡貞雄のブログ一覧

2017年11月03日 イイね!

『ベスモ復活』の狼煙、あがる!!

『ベスモ復活』の狼煙、あがる!!〜『エビスロケに燃えた長い1日』のプロローグとして〜



「Best MOTORing復活」に向かって、全身全霊を傾けている旗頭の本田俊也君から、「密書」の入ったレターパックプラスが届けられたのは10月24 日であった。

 10月のはじめに、黒澤さんの今日(こんにち)をもたらせてくれた聖地「ニュルブルクリンク」へ飛び、ガンさんの「神ってるドライビング」の収録も無事にこなし、一旦帰国したその足で、今度は土屋圭市君と一緒にHot-Versionのロケでオーストラリアへ飛んでいる。そんな殺人的なスケジュールをこなしながら、いつも明るい笑顔とまっすぐな志を失わないのが、本田君である。実は「密書」の届く1週間前に、メールで本田君から内々の打診を兼ねた連絡はもらっていた。

「黒澤さんのDVDの撮影は11月1日(水)エビスサーキット東コースとなりました。当日は大井さんにも出演していただいて走行の撮影を行います。
よろしければ、是非ぜひお越しいただき『黒澤さんとの出会い』についてのコメント収録をさせていただければければと思います」

 交通費やホテル前泊、食事も用意してくれるという。エビスまでは片道300キロ。わたしの場合、近頃は遠出する時、年齢からいっても単独は避けている。本田君もそれを知っているから、同伴者(運転手)もOKですよ、と丁寧な添え書きまでつけてある。




*本田君から「密書」と一緒に送られてきたステッカー。 

 もちろん、参加の返事はしたものの、この季節は「RJCカーオブザイヤー」関係の試乗会や第1次選考の投票やらで、スケジュールが埋まっている上に、10月25日のプレス公開デイから始まる『第45回東京モーターショー』が11月5日まで続く。加えて11月1日は「2018年次RJCカーオブザイヤーの第1次選考会」の開票日と重なっている。即座に開票のセレモニーには欠席する旨の届けを出した。

 問題は「エビスサーキット」往復600kmの同行者。9月の「メディア対抗筑波4時間耐久レース」の際には、ベスモ同窓会幹事のひとり、仁川一悟君(みんカラネーム=2315)に付き合ってもらったが(さらに前年もそうだった)、この大事なエビスロケも彼にお願いすることにした。仁川君の方も、幸い、31日の夕方から11月1日にかけてはなんとか都合がつけられるという。


*ベストモータリング同窓会幹事の一人、岩田和馬君。念願のカーメディアに転職して、発表会でもよく顔を合わせる。

 10月16日、VOLVOのXC60 発表会で六本木にあるグランドハイアット東京へ。説明会の終了後、前年にインポート部門でイヤーカーとなったXC90のステーションワゴン版が出たので近々、よかったら試乗しませんか、と顔なじみの広報チーフが耳寄りな情報を。エステートと呼んでいるやつかな。それはいい。近くエビスサーキットを往復するので、ぜひお願いしたい。こちらも話がすぐにまとまって、10月30日午後4時受け取り、11月2日に返却する予約を入れてしまう。北欧生まれのプラグイン・ハイブリッド車V90 T8 Twin Engine AWD Inscription。逢う楽しみが、また一つ増えてしまった。



 20日、HONDAの「希望の星」N-BOXの試乗会が元赤坂の神宮・明治記念館をベースにした試乗会をこなしたところで、突然、10月の27日にMAZDA CX-5の試乗会が横浜・子安にある「マツダR&Dセンター」を基地にして設定されたという案内が届けられた。
 この日は東京モーターショーの祝賀パーティーに出席した後、夕方からの講談社社友会秋季懇親会に赴く予定で身動きが取れない。それでも朝イチの試乗枠をお願いして、プログレを駆って首都高横羽線子安ランプを目指した。



 この日のCX−5は明るい秋の陽差しを浴びて、見事なポテンシャルを披露してくれた。率直にいって2日前のTMSから帰って以来、久しぶりに深く重い「鬱」に取り憑かれていた。いくら時代の要請、流れだからといって、国産自動車メーカーがあんなに腰崩れになっているとは。EVシフト、人工頭脳活用が時代の要請と関わっているとはいえ、本来のクルマ創り、クルマへの愛に応えようとしているとは、どうしても感じ取れないじゃないか。





 その鬱屈がCX−5に触れた途端、まるでアクセルを目一杯に踏んでやって、エンジンにこびりついたカーボンを吹き飛ばしてやった時のような開放感に変わっていく……。そんな気分でいるところへRJCの公式ホームページを担当している神谷龍彦さん(元・モーターマガジン誌編集長)がやってきて、その試乗記を30日までに寄稿できないか、と打診してきた。気持ちよく、迂闊にも引き受けてしまった。その余力が今のわたしに残っているのだろうか。

 結局、書き上がったのは、前泊する福島・二本松駅前のビジネス・ホテルに向かって、スタートしなければならないすれすれの時間である。

 31日の午後5時。やっとメール入稿を果たした。それを受けて、さすが神谷さん、その日のうちにWebにアップしてくれていた。題して「あえて『愚直の道』を疾走するCX−5への恋歌」。どうぞこちらからご一読いただければ……。

16:02 仁川君とのHOTLINEにメッセージが入った。
「(退社して)今、自宅に向かっています。クルマに乗り換えて、17時〜17時半ぐらいには、局長(みんな、そうよんでくれる)宅には着けるかと思います」

 おお、危ない。こちらは『CX−5試乗記』がアップできそうなところにやっと漕ぎつけたようだ。もう一度、読み返してみるか。

16:42 「今、家を出ました」
16:43 「はい、了解。E350ですか?」
16:55 「はい」

 こちらもやっとメール送稿、終了。確認のために、もう一度「送稿済み」のものを開いて、添付ファイルをチェック。やっとPCから解放されて、仁川君が到着する前に、駐車場から「クリスタルホワイトパール」と呼ばれる、真珠色に近いロングコートを纏った超大型の貴婦人を、ともかく表通りまで引っ張り出して、仁川君のE350のスペースを確保する。





17:28「あと3kmですが、渋滞しているので、15分はかかるでしょう」
17:29「了解」

 午後6時、V90のインテリアと同色のレザーで包まれた分厚い角形のリモコンキーを渡して、わたしはサッさと大ぶりな助手席に体を沈める。仁川君はセンターディスプレイとしばらく格闘していたが、NAVIの目的地設定でひとまず二本松駅前をクリックした。滑らかに滑り出したV90は適当に、その鍛え上げられた運動性能を披露しながら、夜の東北自動車道を北に向かって疾駆する。

  午後9時半、途中の上河内SAで夕食をとっただけで、二本松ICから下道へ降り立った。それを見計らったようにわたしのiPhoneが着信を知らせる。本田君からだった。今、スタッフがホテルの側の居酒屋レストランにいるので、チェックインしたらそちらへどうぞ、という。



 そして、ホテル着。と、見慣れた黒い影が玄関ドアの前で、わざわざ出迎えてくれたのだ。
 やっぱり。こぼれるような笑みを浮かべて、本田君が近づいてきた。握手。やっとここまでたどり着きました。万感をこめて、という古い言葉が、どうして今、こんなに似つかわしいのだろう。

 こうして「エビスロケの前夜」が静かに……というワケには、実はまいらなかった。一旦、荷物を部屋に納めてから、ロケスタッフのいる居酒屋風の食堂を覗くと、いる、いる。かつて一緒にベスモ創りに打ち込んだ仲間が、ここに結集している。大井貴之、仁礼義裕、カメラの北畠主税。時計が一挙に30年近くまで、巻き戻されてしまう……。



 プロローグはここまで。本編は、やっぱり、次回更新まで、となってしまったがお許しあれ。












*大井さんも、すっかりお年を召して素敵になりましたでしょう?


*ベスモ同窓会幹事の仁川君。今回もサポート役、ただただ感謝です。
Posted at 2017/11/03 23:04:23 | コメント(4) | トラックバック(0) | ベストモータリング | 日記
2017年08月08日 イイね!

これが本田俊也編集長からのメッセージです!!

これが本田俊也編集長からのメッセージです!!2017年8月8日の18時!

黒澤元治 スポーツドライビングの集大成
~ クルマを愛する遺伝子たちへ 最後のメッセージ ~

●本田俊也メッセージ用URL
https://greenfunding.jp/lab/projects/1941/preview?token=c62ddc04d6b922f882aecfb407ed80a4&type=show


近く、ベストモータリング同窓会のミーティングについては、幹事会を開いた上、どうご協力できるか、お諮りします。
Posted at 2017/08/08 18:19:10 | コメント(6) | トラックバック(1) | ベストモータリング | 日記
2017年08月08日 イイね!

緊急特報!!『ベスモ復活』の狼煙、上がる!

緊急特報!!『ベスモ復活』の狼煙、上がる!〜友よ! その日のためにどうぞ手を貸し給え〜


隔月の定期刊行DVD『Hot-Version』とYouTubeベストモータリング公式チャンネルで「ベスモDNA」を伝道しようと、孤塁を護り続ける本田俊也君から新しいメールが届いたのは、7月17日の夜だった。トーンがちょっと低い。それが気になった。



「尋常ではない暑さが続いているが、体調はいかがでしょうか?」とこちらを気遣ったあとで……
黒澤さんのスペシャルDVDは「クラウドファンディング」を立ち上げて
制作することとなりました。

この提案を講談社から頂いた最初の印象は、「天下の講談社が『黒澤さん作品』をクラウドファンディングとは情けない」と思っていたのですが、考え方を改め「黒澤ファンの皆んなで作る」であれば、素晴らしいプロジェクトになると思い、発起人として立ち上げることにしました。

蔦屋書店グループの「GREENファンディング」で近々公開いたします。
https://greenfunding.jp



先日、黒澤さんにも説明してご快諾をいただいております。

前回、お会いした時に、7月24日(スーパーGT菅生の翌日)に(福島の)リンクサーキットで「同窓会」を計画中とのことでしたが、その後いかがでしょうか?開催されるのであれば、ぜひメンバーの皆様にもお知らせしたいと思っております。取り急ぎ、ご報告まで」

 そこで早速、返信。黒澤さんのスペシャルDVDを「クラウドファンディング」を立ち上げて制作する件は、片山右京君のグッドスマイルレーシングと初音ミクの結びつきを連想して、面白いです。ベストモータリング同窓会も全面協力します。

リンクサーキットの件は小生の体調の都合で、今回は取りやめました。
何らかの形でそうした黒澤ファンの集いが必要なら、相談しましょう。



 それからしばらく連絡がなかったところ、8月7日の夜、ドーンと復活の狼煙が上がったのである。

 簡潔にメールがこう告げる。
 
 Best MOTORing SPECIAL DVD
「黒澤元治 クルマを愛する遺伝子たちへ 最後のメッセージ」のクラウドファンディングの情報共有をお願いします。
●公開前プレビュー用URL
 
残念ながら、この公開前プレビューのURLは8月8日の18時になってからしか掲載しない約束だ。もうしばらくお待ちいただきたい。

 ただし、本田君の熱い想いだけは、公開に先駆けて、その一端を紹介しておきたい。
   ⭐︎            ⭐︎


 クルマでスポーツすることは、ドライビングテクニックと共にメカニズムや走行データ分析などが必須となる、とてもインテリジェンスで趣味性の高いものであります。黒澤さんは「人が操る限り、どんな乗り物にでもドライビング・プレジャー(運転する楽しみ)が存在する」と常々語っておられます。
 僕は黒澤さんとお会いするたびに「どうやってクルマの動きを感じ取っているのか?」という質問を投げかけ、それをベストモータリングの映像に収めてきました。しかし、黒澤さんに語っていただいた内容はとても深く、そのほんのわずかしか映像化できていません。
 2017年の春。久しぶりに黒澤さんとお会いした時にも、同じ質問を繰り返しました。その時に黒澤さんから出てきた言葉に、ハッとしました。
「俺も、歳には勝てないよ。ファンの皆さんにお見せできるようなドライビングは、この1~2年でできなくなる」。



 黒澤元治は何を感じながら、その壮絶なドライビング人生を歩んできたのか?そして、この偉大なドライバーが唱えるドライビングプレジャーとは、一体どんなものなのか?
 その集大成とも言える作品を「ファンの皆さんと共に作りたい」と思い、クラウドファンディングに申し込む決心を致しました。
 クルマを愛する遺伝子たちへ。残さなければならないもの。とても短い募集期間ではありますが、共鳴していただける方々の熱いご支援ご参加を、固唾を呑んでお待ちしております。
                         本田俊也


 応募の詳細などは、もうすぐ公開できる。募集期間は約2ヶ月を予定しているという。本田君もこの動きに対応するBM同窓会のミィーティングの開催を期待している。

 ともあれ、緊急に特報する次第である。続報を待たれよ。
 参考までに、最近の関連したレポートを併記。

●ベストモータリングは生きているぞ!


●第6回『ベスモ同窓会』へ向けて•…
Posted at 2017/08/08 15:18:02 | コメント(3) | トラックバック(1) | ベストモータリング | 日記
2016年03月01日 イイね!

『ベストモータリング』筑波で復活!?

『ベストモータリング』筑波で復活!?〜ガンさんのLEONレーシングスーツ姿にうっとり〜

 遠慮することはなかった。こちらがチョロッと「何シテル?」で匂わせていた「筑波サーキット」での出来事を、中谷明彦君をはじめ、「コボちゃん」こと桂伸一君、ロケメンバーのカメラマンである守屋進平君が、Face Bookでガンガン、オープンにしてしまった。

 実はその時を待っていたのだ。ガンさん、中谷君と『第5回ベストモータリング同窓会』を東京で開催する件で、日程の調整をしなければならないのに、中谷君がスエーデンや北京に行ったままで、なかなか連絡がとれない。やっと帰国してくれたと思ったら、実は中国最大の自動車ネットメディアが筑波サーキットで新車テストをやることになって、当分バタバタして時間がとれそうもないという。その辺の様子を中谷君のFBメッセージが短く的確に伝えているので、参考までにコピーしてみると……。





「毎月北京で活動していた中国最大の自動車ネットメディア・易車網が筑波サーキットに来襲! シビックタイプRとルノー・メガーヌ・トロフィーRSなど注目の車種7台でタイムアタックしました! アタッカーは僕とガンさん、コボちゃん。カートップ誌とのコラボ企画として両メディアでレポートします!」

 ドライバーにガンさんとコボちゃんにお願いし、こちらでの具体的なフォローは『CARトップ』が引き受けてくれた、ロケの日時は2月29日、すっぽり貸し切りだという。それならば、ガンさんのOKをとって、3者会議をそこでお願いしようか、と話がまとまった。

 そんな背景があって、こちらは2月29日の夜7時過ぎに「午後から仔細あって筑波サーキットを往復。首尾は上々。後は最後の煮つめがあるだけ。去年の9月、決壊に見舞われた石毛陸橋を渡りながら、当時の惨状が幾分後を引いたままなのを知る。あの時の水没した光景で見た「豊田城」を初めて間近で眺める。なんだか淡いクレヨン画で見るようなはかなさがある」と、わかる人には「あ、そうか」と気づいてもらうメッセージを発信したわけだったが……。


*常総市石下の町から筑波サーキットで向かう石毛大橋から見た鬼怒川越しの「豊田城」。あのとき、激流が逆巻いていた。

 29日の関東地方は午後からの天候悪化が予報されていた。
 ロケの終わる頃に筑波入りする腹つもりで、正午ジャストに練馬の自宅を出たのに、午後1時15分には筑波のパッドックに通じるトンネルをくぐっていた。ピットには中国チームの大型バスが横付けされ、コースの方では間違いなく撮影隊らしいグループが右往左往しているのが、見て取れる。
 
 ゲスト用のパーキングスペースにプログレを駐(と)める。隣の富士山ナンバーの白いメルセデスは間違いなくガンさんのマイカーだ。と、近づいてくる見慣れた顔。1997年2月号から「ベストモータリング」の編集長を託した山本亨君じゃないか。そうか、彼も紆余曲折があっていまでは『CARトップ』WEBの責任者に落ち着いていたと報告を受けていたが、この中国プロジェクトの「日本ロケ」を取り仕切っていたとは、面白い巡り合わせである。



 いつもの明るく、よく透おる声。
「ガンさんたち、ドライバーズ・サロンの2階で食事中です。よかったら、お弁当もどうぞ!」
 天候が危なかったので早めにスタートしたので、すでにタイムアタック、ミニ・バトルは済ませました。あとはコメント取りをするだけです、という状況報告もテキパキと……なんだか20年前の編集長時代の気分にしてくれる。

 コントロールタワー隣の「ドライバーズ・サロン」奥の貴賓室に入ってみると、ガンさんがちょうど昼食を終えたところだった。なんと真新しい「LEON」のレーシングスーツの上にブルゾンを羽織っている。やっぱり似合うなあ。コボちゃんがそばであの少年のような笑顔でひかえている。つい先日、NEWポルシェ911カレラのプレスコンファレンスで会ったばかりだから、特別の挨拶はいらない。

 まず、こちらの要件をガンさんと打ち合わせる。日にちを確認したところで、OKと。中谷のほうは? と言いかけたところへ、中谷君が中国側の通訳を連れてきた。このあと、社長を紹介したいという。何か、わたしに話があるようだった。肝心のこちらからの打ち合わせ事項はすでに、前夜の電話で確認済みであったから問題はない。


 午後の部が始まる。色々と顔見知りが挨拶にやってきてくれる。この空気、まるでベスモのロケである。もし、バトルがあるのなら、ぜひスタートのライト ON、ゴールフィニッシュの旗振りを買って出るところだった。キビキビと流れを取り仕切っている山本君。こんな日がやってくるとは……。

 中谷君がマイクを握って、午前中にタイムアタックした2台、メガーヌとタイプRに寄り添っているガンさん、コボちゃんのインプレッションを聞き出すことから始まった午後の筑波サーキット。降り注ぐ初春の柔らかい日差し。幸い、天候は崩れないままだった。なにかが、こみ上げてくる。




*中国からの随行のカメラマン。独特のポーズに大拍手。



 ガンさんが、この筑波でなぜメガーヌの方が上をいくのか、聴いていて耳をそば立ててしまうコメントを蓮発する。コボちゃんは、そのガンさんのコメントに同意しながら、しっかり自己主張をする。そして最後に中谷君がまとめる。

 ま、この先はそれぞれのメディアが、どう料理しているのか。そちらにお任せするべきだろう。

「キャスター」の仕事が終わって、ふたたびドライバーズ・サロンの貴賓室へ。もう一つ、仕事が残っていた。われらが「ベストモータリング同窓会・編」と謳った『PORSCHE 偏愛グラフィティ』の表紙裏の見返しに、ふたりのサインを書き込んでもらわなければならない。この本の製作で裏方として協力していただいた人々への、せめてもの感謝の気持ちとして……。






*代官山蔦屋書店と同じ敷地内にあるカフェレストラン「IVY PLACE」

 そして、4月22日の夜、代官山・蔦屋書店を舞台に、トークショーとサイン会、そのあとのベスモ同窓会を開催するための最終仕上げを、これからまとめないとならない。

 さてそろそろ、と挨拶を仕掛けたところへ、今回の北京からの筑波遠征を企画した『易車網』の社長が見えて名刺交換。そうなればこの1冊をサイン入りで差し上げるのが礼儀だろう。そこからまた新しい「ドラマ」が生まれるならば、ああ、クルマ人生、たのしからずや、である。 (この項、おわる)


*帰りは一安心、「豊田城」を確認に寄り道する。
Posted at 2016/03/01 16:09:08 | コメント(10) | トラックバック(0) | ベストモータリング | 日記
2015年04月04日 イイね!

『駅前ドライビングスクール』へどうぞ!

『駅前ドライビングスクール』へどうぞ!~中谷メッセージとPORCHEカレラSの関係~

 電子書籍となった『ポルシェ911ドライビング・バイブル』の「コーナリング」の章での数値の訂正が済んだら、ぜひ公開して欲しい、と渡された中谷明彦君からの「メッセージ」。一読して、彼の並々ならぬモチベーションの昂まりが読み取れる……。



 あれほどまでに、情熱とか、前向きとかいった、おのれの心の有り様を露(あら)わすことに恥じらいすらみせていた物静かな男が、初めてと言っていいほど、心の内というか、これからの取り組みを、まっすぐに表現しているのに、正直、驚かされるメッセージだった。

 それを全文、ここに紹介しよう。「ドライビング・バイブル」というタイトルが冠されていた。

⭐ドライビング・バイブル 
皆さんは「中谷塾」をご存知だろうか。
塾といっても受験勉強を教えるわけではない。クルマのドライビングについて研究する塾、いわゆるドライビングスクールに分類されるのだが実際にクルマを走らせることはない。会議室の学習机を前にクルマの運転理論を解説するため「駅前レーシングスクール」とも呼んだ。卒業生にF1で活躍した佐藤琢磨選手や女性レーサーとして世界レベルで認知される井原慶子選手もいる。彼らは中谷塾でクルマの運転理論を学習し実際にサーキットでその理論を実践し速さを証明することで活躍してきたのである。





 中谷塾が始まったのは1997年。それまで様々なワンメイクシーンや全日本F3選手権(1988年にタイトル奪取)、全日本F3000選手権(1991年優勝)、全日本グループA,C両選手権(1985~1992年優勝)など国内のほぼ全てのメジャーレース、メジャーサーキットで優勝を納め、またル・マン24時間レースやマカオGPなど海外のレースでも参戦、入賞を果たすなどレーシングドラーバーとしておよそ60億円以上のコストのかかる経験を培って来た。その実績は理論の根拠として掲げて広く多くのドライビングファンに広めようという意図で立ち上げたのだ。

 自動車工学という学問はあるが、それで造り上げられたクルマを走らせるドライビング理論というのは実は存在していなかった。だから当時も今も多くのドライバーはサーキットなどを実際に走り込む経験値を積み重ねることでドライビングスキルの向上を果たそうとしてきたわけだ。だが、その過程において間違った操作や判断をすれば実際の世界ではクルマはクラッシュし大破してしまいドライバーも怪我あるいは生命を落としかねない。







 その大きなリスクがあることはクルマを運転する時には常にドライバーにのしかかりモータースポーツの世界ではリスク管理が極めて重要になる。

 だがもし運転理論を取得し正しい操作、知識に基づく正確な判断がされていたらリスク管理ははるかに容易になりドライバーは大きなストレスから軽減される。

 モータースポーツの世界に限らずクルマのドライビングを長く楽しむ為にはアクシデントを避け無用なコストをかけないことが重要だ。

 本書においてはRRレイアウト(リアエンジン・リアドライブ)のポルシェ911というとてもユニークなレイアウトを取るクルマを安全に速く、そして正確に操るための理論的な知識、ノウハウを中谷塾理論の元に集約し執筆している。

 本書を読み、理解し脳内の回路を理論を軸にした判断ができて適正な運転操作に繋げられるようになればポルシェ911を低リスクで乗りこなすことが出来るようになるはずだ。

 本書の執筆からすでに10年の歳月が流れた。だが地球上の物理法則に変化が起こらないかぎり運転理論も不滅だ。何年経っても何十年経っても修得した知識と運転技術は色あせることはない。

*電子書籍「ポルシェ911ドライビングバイブル」はこちらからどうぞ!




「どうですか?」
 中谷君は、初めてあった時と変わらず、いまもなお含羞(がんしゅう)の人であった。
「うん。ここから中谷塾とつながっていく道筋。見えてきたような気がする。そうだ、今回の中山サーキット、なんとかポルシェ911を調達するから、もちろん、ガンさん、大井君にもお願いするけれど、参加者全員を《ポルシェ走りの助手席》に招待したいね。きみの《ドライビング・バイブル》の宣教のためにも」
「ぜひお願いしますよ」

 中谷君の用意してくれた「紙袋」に、提供されたベストモータリング60本を詰め込む。2袋でやっと収まる分量だった。ふたりでGLA250まで運ぶ。何かが始まっていく嬉しい予感。還暦プラス青春の19歳にして、まだまだ「新しい日々」にめぐりあえそうな至福。夜道を駆けるGLAのアクセルを踏む右足に、ついつい余分な力がこもってしまったのがなぜだろう。

 それもそのはず。中谷君との会話の弾みで、なんとか911を中山に持ち込んで、などと言い出した手前、それこそなんとかしなければならない。すでに現役を退いて20年に近い。ポルシェJAPANNとの折衝に、閃くものがあった。としかく早く帰宅して、「あいつ」を捕まえなくては!



 さて、ここでお断り。明日(4月4日)の午前5時には練馬に自宅を出て、一旦、都心の飯田橋まで戻って、「2315」君をピックアップしてから、東名高速の最初のパーキングエリアである「港北PA」へ。そこでMAZDAのCX−3をドライブする同窓会メンバー、「Hawk Yama」「MDi」の両君と合流して、そこから最初の目的地・岡山国際サーキットまでの650kmの旅をする。もちろん、4月2日に受け取ったレーシングイエローのPORSCHEカレラSが今回のお供である。こちらのコンディションも調整しておかねばならない。
 したがって、この続きは後日に譲って、そろそろベッドに入らせていただく……。

Posted at 2015/04/04 01:12:36 | コメント(3) | トラックバック(0) | ベストモータリング | 日記
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「次の相手はが〈ごこ》になるか、を(どこ)に訂正します、御免。」
何シテル?   10/12 12:26
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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