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正岡貞雄のブログ一覧

2015年12月05日 イイね!

幻の「TOYOTAシエンタ」礼賛

幻の「TOYOTAシエンタ」礼賛
~「還暦プラス青春の19歳」の冬眠始末記~

1ヶ月の冬眠からやっと覚めて、窓のそとの西の冬空を見る。
 晴れやかに12月の午後の平和な光が満ち溢れている。
 血圧を測ってみる。134、74、75。つい先ごろ、170台を上下していたのが嘘みたいだ。

 気がついてみたら、12月3日の「秩父夜祭」も終わっているではないか。「みんカラ」BLOGもすっかりご無沙汰して、仲間たちから心配してくれる電話やメールを頂戴した。やっとふだんの「生活」に戻ることができそう。

 ともかく、最後にあげたBLOGを開いてみる。おお、11月07日の「凍結したままの『第1次選考』レポート」で、そのまま1ヶ月間、更新されていない。申し訳ない、とお詫びするほかない空白。そういえば、あちこちで詫びまくっている。


*開票会場。赤の軍団が前列中央に陣取る。その気迫に結果がついてくるから不思議だ。







 まず2016年次のRJCカーオブザイヤーは、SUZUKIのアルト/アルトラパンが圧倒的な票を集めて国産部門を制した。前年のハスラーに続いての連続受賞だった。2位のMAZDAロードスターとは70点差。背伸びせずに身の丈にあった『進化』が評価されたわけである。
 インポートカー部門はBMWグループのMINIクラブマンが、ジャガーXEと最後まで競り合った末、受賞車となった。こちらも特段の仕掛けをしているわけでもなく、果実が完熟していくような自然体が、選考委員のハートを捉えたのだろう。







 テクノロジー部門は、TOYOTA MIRAIに搭載した「トヨタ フューエル セル システム(TFCS)」がメルセデス・ベンツ S300hの「クリーンディーゼル ハイブリッド」を抑えて受賞した。今回はこれしかない、という成り行きであった。







 この表彰式は12月14日。その模様は、改めてお伝えすることになるが、それに合わせてRJCでは年次報告を兼ねて「Bulletin」を発行する。編集担当委員の神谷龍彦さん(元モーターマガジン編集長)からは「6ベスト」車の中から「ジャガーXE」と「TOYOTAシェンタ」の原稿執筆を依頼されていた。各車410字、それに見出しを14字×2行をつけ、11月17日必着で送稿されたし、との依頼をうけていた。にもかかわらず、こちらがエンストしてしまった。この400字ちょっとのまとめ原稿は結構手強い。その上、かなり重度の体調不良に陥っていた。 
で、神谷「編集長」にその旨、連絡。なんとかがんばってみるが、もしもの時の手当てもよろしく、と。

 まず、『TOYOTAシエンタ』の原稿はスムーズにあがったが、『ジャガーXE』にとりかかったあたりから、鼻水とくしゃみの波状攻撃を受け、まともに執筆できる状態でなくなった。それでも11月20日の午前0時45分付けで2本の原稿を揃えてメール送稿を済ませることがやっとの始末だった。
 
 その日の午前8時15分、神谷さんから返信があった。体調の悪いなか、執筆いただきありがとうございます、と前置きしたところで、「ただ締め切りを過ぎてしまったので、この2本は別に進行していて、ジャガーの方はぼく(神谷)が書いたものなので差し替えますが、シエンタの方はお願いした会員の原稿を使わせていただきます」という丁寧な内容だった。さすが、である。

 残念ながら、幻となった「シエンタ」原稿は、こんな内容だった。


ツインリンクもてぎの試走会コース。今年から変更があって、その確認で各車が列を作って。シエンタが2台。一段と跳んだデザインが目立つ。

TOYOTAシエンタ
旬のミニバンが見事に
こなした『MIRAI』の代役


 いざという時に役立つ存在、という役回りがある。『MIRAI』のノミネート辞退で繰り上がって「6ベスト」入りし、TOYOTAの最小ミニバンとして、その存在感を存分にアピールしてくれた。なにしろ使い勝手がすこぶる付きで抜群なのだ。加えて質感と信頼感が伴っていたとしたら……。
まず低床重心化(地上高330mm=2WD仕様)により、走行安定性が一段と優れてきた。生意気にも路面を掌で触りながら走っているような、腰の座った操縦性を楽しませてくれる。次に、後席にスライドドアを持つ3列シート車ながら、その乗り込みも楽に工夫されている。加えて、燃費もすこぶる付きで良好。ハイブリッドとガソリンの両方が選べるパワートレイン。アクアの血を引く手慣れたハイブリッド車は公表値22.7km/h。一方、新開発の1.5ℓ直噴4気筒エンジンも日常的な使用回転域での静粛性と力感に不足は聞かれない。このチャーミングな代役がいまのTOYOTAのクルマつくりの本気さを十分アピールしてくれたのではないか。


 さて、もう一度、血圧を測ってみよう。123、64、 71。え⁉︎ こんなヘルシーな数値は久しぶりだ。これなら12月9日の「Audi 2015年ハイライトモデル試乗会」(御殿場)に予定通りに出席できそうじゃないか。なにしろ、もう一度、ジャガーXEを味わいたくて、8日からの3日間、一緒に暮らすことになっているのだから。そうだ。ついでに、こちらもぜひご一読いただこう。Bulletin」に先駆けて、ということになるが、本人(?)が了解しているのだから、許されよ。


         
ジャガーXE

「彼岸の彼」の評価が訊きたい
本来のあり方に回帰したXE

 その表記を「ジャギュア」あるいは少し譲って「ジャグァー」にこだわり続けたあの御仁を、彼岸から呼び戻して感想を訊いてみたくなるほど、今度の新型XEは、「美しくあろう」「高級であろう」というジャガー本来の意思が凛として張りつめている。
 Fタイプから譲り受けた3.0ℓ V6スーパーチャージャーの心臓部をもつXE Sであれ、2ℓ直4ターボを与えられるXEであれ、走り出すなり、性急に褒め言葉を聞きたがる他のライバルたちとは異なる癒しの言葉で語りかけてくるのが嬉しい。ともかく、いつまでもゆっくり走り続けていたくなる。それは新型XEで試みたアルミボディ構造で稼いだ軽量化分を、サスペンションを中心に、他の部位に手当てしてつくり上げ、彼の好きだった「イギリス」を守りつづけていることに回帰したジャガーの決断があったればこそ。その辺をどう評価してくれるか、訊いてみたかった。つまりそれほどの、出来映えということだ。
Posted at 2015/12/05 20:31:32 | コメント(4) | トラックバック(0) | 還暦+19歳の青春 | 日記
2015年11月07日 イイね!

 凍結したままの『第1次選考』レポート

~「MIRAI」試乗や「PORSCHE本」創りにパワーを吸いとたれて~


 第44回東京モーターショーもプレスデイ第1日目に駆け足取材で消化したら、慌ただしくカレンダーもめくられて「11月」に。今回のモーターショーについては、いささか取り上げる意欲を喪っている。VW不正操作による激震の影響もあって、環境問題と無人自動運転に軸が集中し過ぎているものだから、そちらはご専門の向きにお任せするしかない、と腹を決めたら、スーッと何かが抜けていって、レポートする気を喪ってしまった。

 その上、4月の第4回「ベストモータリング同窓会」に、レーシングイエローのポルシェ911 CARRERA Sを持ち込んだことからはじまった単行本つくりも、やっと最終コーナーに飛び込むところまでこぎつけた。それは中谷明彦君を中心に、在京のベストモータリング同窓会の有志と力を合わせて仕上げつつある写真集で『PORSCHE 偏愛グラフティ』とタイトルすることにしたが、ガンさんも「そんなことなら……」と快く、中谷君との共同監修ということで参画してもらえるようになった。



*富士スピードウェイのポルシェ試乗会が終わったところで、約束していた「ガンさん訪問」。表紙見本を手にして、GOサイン!

 詳しくは、近々にご紹介できる予定だが、なかなか当BLOGに取り組む時間と気力の余裕がない。いましばらく、時間をお借りしたい。

 そんなわけで「イヤーカー選び」の季節が真っ盛りなのに、そのレポートを仕上げることができないでいる。書き出し部分はとっくにできているし、最終選考会のステージである「もてぎツインリンクサーキット」を往復するお供のことも、140字日記「何シテル?」で紹介ずみなのに……。


*2014年次のお供はフェアレディZだった。



*2015年次はチェックしそびれていたTEINAで往復。


*そして2016年次はデビューしたばかりのクラウンアスリートで。ご自慢のボディカラーは「天空(そら)」

 そういえば、初めて参加した2014年次の「もてぎ往復」はNISMOフェアレディZ、去年はTEANA。それぞれが「イヤーカー選び」の対象にならなかったクルマだった。

 そして今回もクラウンはマイナーチェンということでエントリーされていない。が、今回のクラウンアスリートに搭載されたダウンサイズターボは、たしかにレクサスサウスのNX、ISに用いられているためブランニューではないが、ボディ構造のスポット溶接打点を100箇所近くふやすという「TOYOTA秘伝」を駆使している。それらを「試食」するいい機会だ。途端に心配になった。最終選考テストに残った6ベストの各車を診る目が厳しくなり過ぎはしないか、と。

 ま、余計な心配はやめて、「みんカラ」BLOG用に用意しておいた書き出し部分だけは生かして、あとは時間の余裕のできたところで補強させていただこう。お許しあれ。 
 *      *      *
 −−−11月2日の午後1時、いそいそと東京・練馬から地下鉄大江戸線で「青山1丁目」へ、そこから銀座・半蔵門線に乗り継ぎ、「表参道」で地上に出て、国道246青山通りを渋谷方向に向かった……と記述しながら、思わず「ウフッ」と失笑する。一昨年、昨年とそっくりそのままの行動軌跡を、ことしも再現しているからだった。
 青山学院大学に隣接した青学会館の3F「ナルド」に赴くところも、寸分、違わない。が、違っているのは登場してくる対象車名と、こちらが関わってから3年目とあって、これはと思われるクルマとは、たっぷりと時間を共有し、こちらなりのテーマを設定して「イヤーカー選び」に臨もうとしていることだろう。

 では、改めて、2016年次RJCの『イヤーかー選び』に臨むとしよう。
第1次選考の投票はすでに10月31日(土)に締め切られていて、投票は、FAX送信から郵送に変更されていた。出席者の前で開封しよう、というわけか。

 表彰対象となるカテゴリーは三つ。国産車部門、インポート(輸入車)部門、テクノロジー(技術)部門、それに該当者のある場合にかぎっての「パーソン」部門と、もう一つ、「特別賞」が設けられている。

 開票に先だって、飯塚昭三会長から、二つの報告事項があった。TOYOTAとVWからの申し出である。TOYOTAは「国産車」と「テクノロジー」の二つの部門にエントリーしている燃料電池車の「MIRAI」については、試乗車の手当ができないので「技術部門」は別にして、「国産車部門」の方は仮に「6ベスト」に選んでもらっても、ノミネートを辞退したい、とのこと。
 VWについては「インポート部門」に「パサート」をエントリーしているが諸般の事情によりノミネートを辞退したいと申し出があったとのことだった。

 予想できた状況である、が、それはそれとして「MIRAI」については、おおかたの選考会委員は実際に試乗できた機会が少なかったに違いない。その上で、「第1次投票」で「MIRAI」がどれだけのポイントを獲得するのか、今回のわたしの関心は、この一点にあった。


*この「MIRAI」にどのくらいの○が集まるか? RJCメンバーの見識が問われるところだ。


 なにしろ、ベストカーの好意で、10月24 日からの4日間、じっくりと「MIRAI」を試乗できていたからである。そして、もしRJC会員にわたしと同じような試乗機会が与えられていたなら、2016年次のイヤーカーの本命は、「異次元の走行安定性・乗り心地・静粛性」に加えて、「わが愛車・プログレ並みの操縦性」をもつこのクルマになっていただろう。それほどに、この「MIRAI」に託したTOYOTAのクルマ創りの情熱と本気、そして未来へのひたむきな願い……それに胸を打たれないなら、クルマメデディあに関わる資格はない、とさえいいたくなるほどの、TOYOTAからのメッセージを感じ取っていたのに。

 ここでわたしのレポートは、諸般の事情もあってフリーズしてしまった……。以下は写真速報に切り替えて、11月11日の『最終選考会』を待つとしようか。


*各自動車メーカー広報担当者も立ち会っての第1次選考・開票風景


*国産車部門の開票結果。注目の「MIRAI」に35票が集まって5位に。しかしノミネート辞退の結果」、7位のTOYOTAシェンタが繰り上がって「6ベスト」入り。①SUZUKIアルト②MAZDAロードスター③日産エクストレイルHYBLIDに。


*SUZUKIアルト


*MAZDAロードスター


*インポート部門は大接戦


*予選1位?のMINIクラブマン


*同じく予選1位をMINIと分け合ったジャガーXE


*「テクノロジー部門」はTOYOTAフューエル セル Systemが50票を集めて断然トップに。2位はメルセデスベンツのクリーンディーゼル ハイブリッド。


*「MIRAI]の心臓部

●「MIRAI試乗&細部PHOTOは「ベストモータリング同窓会のカリスマカメラマンでもあるCMOさんがまとめてくれたので「こちら」をぜひご覧あれ。
Posted at 2015/11/07 13:11:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | 還暦+19歳の青春 | 日記
2015年10月22日 イイね!

『イヤーカー選び』と『140字日記』

『イヤーカー選び』と『140字日記』〜悩み多き季節が、またやって来ました!〜

 10月に入った途端、身辺が何かと慌ただしい。所属して3年目になる『RJC(日本自動車研究者・ジャーナリスト会議)』から、恒例の「2016年次カーオブザイヤー選考」に関する書類が届いたからだ。

 最終選考会(テストデイ)は11月10日(火)、「ツインリンクもてぎ」がその舞台。第1次投票の締め切りは10月31日。投票用紙を見ると、国産車部門にエントリーしているのは22車種、インポートカー部門は16車種、テクノロジー部門は14の「技術」がエントリーしている。それらを自分なりに吟味してリストの中から優秀と思われる6車(技術)に○印をつけ、最終選考会にノミネートする「6ベスト」として選出する仕組み。

 この最初の○印つけが、かなり悩ましい。が、そのためのチェック作業は己れのこの1年を検証することにもなり、結構、有効である。幸い、当みんカラBLOGの「何シテル?」コーナーは、折々の出来事や、メッセージしたいニュースを添えて140字以内にまとめて、収納して置けるのがありがたい……ということで、その「宝石箱」の蓋を開けてみた。適宜、付け加えたかった写真なども補充しながら……。



●2015 01/26 22:28
フルモデルチェンジするアルファードとヴェルファイアの発表会、これは見逃せない。中谷明彦君も同じらしく、極寒の北京から帰ったばかりなのに、会場のMEGAWEBまでやってきた。従来にはない「高級車」を創った、と主査が胸を張る。確かにいろんな要素がてんこ盛り。近く、中谷君と解剖しよう。
*チェック:結局、中谷君とは「ポルシェ」ものに追われて、その機会がつくれなかった。

●02/12 20:57
[満を持して]というべきか「やっと漕ぎつけた」なのか。HONDAが「セダン並みの低高で美しいフォルムの中に、ミニバンクラスの居住性とユーティリティーを実現し、パワフルで上質な走りを備えた6人乗りの新型乗用車「JADE(ジェイド)」の発表会へ。JADEとは翡翠のことと初めて知った。
*チェック:もし、6ベストに選ばれたなら、「もてぎ」で吟味。 


●03/20 23:19
霧の中からライトをギラつかせてこちらを睨む小生意気な奴、何者かお判りか。芦ノ湖スカイラインで試乗。命の水の湧き出るあたり。いまこの国でムキになって「走るクルマ」に熱中しているのはMAZDAとここ。改良ターボエンジンにパドルシフトの装着。足元もしっかり固めてあるぜ。
*チェック:さて、「ソリオ」と比べてどうだろう? こちらが上かな。

●03/30 22:20
予告通り3月30日は新車発表会のハシゴとなった。まず10時半、青山のHONDA.。S660は待望のオープンスポーツとあって報道陣が押すな押すなの盛況。白の作業服姿で壇上に立った開発責任者は初々しく、熱っぽく語りかけてきた。この模様は近くまとめよう。実車に触っているところをパチリ!



●03/31 12:15
S660の発表会② 黄色の「小さな主人公」を検分していると、人垣をかき分けて挨拶してきたのが仁礼義裕君。憶えていらっしゃる向きも多いはず。「御老公シリーズ」でうっかり八兵衛を演じたあの元べスモ編集部員。そこでカメラを渡してわたしをパチリ。お返しにこちらもパチリ。いい顔になったね。
*チェック 10月20日になって、やっと実写に試乗。巷ではこの黄色い「やんちゃ坊主」とMAZDAのROADSTARを有力候補としているが、異論あり! HONDAにはもっと本格的に取り組んでもらいたいものがある。



●04/08 11:51
これよりお世話になったCX-3を横浜R&D研究所までお返しに。そしてわがプログレを引き取る。あの日は桜がすでに盛りを超えていたものの、それでも降りかかる花びらに余韻があった。1500kmも付き合ってくれたこのおNEWのSUV。ディーゼルエンジンをここまで仕上げた技術と熱情に脱帽。

●04/08 16:41
走行距離:1742km、平均燃費:18.1km/ℓ。これが4月2日から今日(4/8)まで、ぴったりと付き添って、走り回ってくれたNEW CX-3のデータ。伴走した相棒がカレラSとあってすっかり人気のほうはそちらに吸い取られてしまったが、岡山の山道を誠実に軽快に駆け巡ってくれた。
●04/14 17:41
湾岸副都心のHOTELをベースにしたCX-3の公道試乗会。午前9時受付とあって一策を講じた。このところ、何かとお世話になっている山手通りの地下を走る首都高速。大井JCからお台場はすぐのはず、と狙いをつけたのが大成功。時間に間に合って6速MT車をGET。これで中山を走りたかったな。
* チェック:「ロードスター」との比較で割りを食うかもしれないが、クリーンディーゼルSUVとして、本来はMAZDAの本命じゃないのかな。

●05/12 22:28
連休明けを待っていたか。右肩上がりに販売アップのAudiがQ3とA1、二つの新車を投入。発表会は神宮前のAudi Forum Tokyoで。Q3はSUVブームの火付け役、自信を持って国産車からの乗り換え層を狙って投入。A1は1ℓ直噴3気筒ターボエンジンを新開発。直ぐに試乗したい!
* えっ! AudiはTTだけに絞ってエントリーだよ。

●05/20 21:35
4月にオープンしたばかりの大型イベントホール『ベルサール東京日本橋』を選んで発表会を催したマツダロードスター。初代から25年。志を継ぎ、最新の技術で進化させたと胸を張る。報道陣をかき分けてHot-Versionの本田編集長がやって来る。このNewカーの別冊を創ります、と報告あり。



●06/17 21:56
夜に入って雨脚が強くなった。明日(18日)はNewロードスターの特別試乗会が、湾岸副都心で。心配になって天気予報をチェック。午前中は曇り、夕方からは傘マーク。何しろ、オープンエアーが売りのMAZDAの自信作。そりゃあ、幌ナシで行きたい!ついでに若洲方面の撮影ポイントの下調べも。

●06/18 20:51
なんとも嬉しそうなこの顔。心配していた天候。晴れてはいないが、オープンエアリングに支障はない。湾岸副都心はトラックの往来は怖いくらいだが、新しく開通した東京ゲイトブリッジは路面もよく、かえってこの車の足回りの出来の良さが掴めない。ボディカラーはジェットブラックマイカが新鮮なんだ。
●/09 14:53
エグイ面構え。すっかり馴染まされてしまったTOYOTAデザイン。このごろは、これでなくっちゃ物足りなくなった。今週末を一緒に暮らすことになったこのSUV。.ハイブリッド。その名もLEXUS NX300h。国産グループの代表として選んだ。明日はガンさんの待つ御殿場までひとっ走りだ!

●07/10 10:10
やっと晴れ間の到来。これから御殿場へ。まずAudiのQ3&A1の試乗会に。輸入車のSUV攻勢の牽引役であるQ3の本陣へ、国産勢のホープLEXUSのNX300hで乗り付ける。ちょっとした現役気分。A1もダウンサイジングされた1ℓ3気筒ターボエンジンに注目。終了後、ガンさんを訪問。
●07/10 23:27
乙女峠を右折して懐かしいワインディングを楽しみながら長尾峠へ。ターンが忙しいがAudiQ3 2.0TFSI quattro(180 PS)はしなやかに追従してくれる。次は箱根スカイラインだ。霧が流れている。ここは20年ぶりかな。パドルシフトでパンパーンと。俺、うまくなったのかな。
●07/14 09:09
いつものように週末を一緒に暮らした《相棒》LEXUS NXを洗車・給油して、百日紅の脇でお別れの記念撮影。次に芝浦運河脇の返却先へ。快適な市街地クルージングはそこまで。炎熱下を喘ぎながら地下鉄三田駅へ向かう。途中のスタンドで買った【午後の紅茶】のなんという旨さ。生きているぞ。
●/24 23:07
炎暑にうだる23日午後、品川までプログレで急行。VOLVOが新世代パワートレーンとして投入した「2.0ℓ4気筒クリーンディーゼル」の発表会。MAZDAのディーゼル攻勢大ヒットに黙っていられるか、と欧州勢が反撃に出たわけだ。実車試乗は29日に。デミオ、CX-3と比べてどうか?



●07/29 18:29
VOLVOの試乗会。有明の埠頭で一休み。ぽっかり口をあけたオーシャンフェリーの船尾。19:30に出帆したら明日の14:20に徳島、3日目の5:40に北九州着。こんな旅もいいなあ。いいなあ、といえばこのV60−D4のディーゼルエンジンもいい。早速ランク上のXC試乗を申し込む。


●09/04 22:26
SUZUKIが精魂込めて送り出した《ソリオ バンディット》の試乗会で舞浜へ。ハイブリッドシステムに一石を投じたという評判。走りもヤンチャで面白かった。記念撮影をディズニーリゾートの脇で。その帰り道、西の方から黒い雲が湧きあがり、いきなりシャワーのような雨が襲いかかって来ようとは!

●/01 18:54
今度のCROWN、安全運転のための先進技術を種々と採用しているが、説明が難しい。それより注目したのはアスリートのオプションとして選べる《ジャパンカラーセレクション》。12色あってそれぞれに、日本の伝統的な言葉や詩をもとにした名称を採用(画像参照)。熟練工の吹き付け塗装とか。注目。

●/03 13:08
早速に新型クラウン試乗OKの返事。希望はまずアスリート。TOYOTA独自の直噴過給技術を施した2ℓ4気筒ターボエンジンも楽しみだが、今回はボディ剛性の強化が半端じゃない。だから脚の仕上がりに注目。どの色?と訊かれたので「群青」を、と。試乗は11月6日から、と。もてぎテスト往復に!

●10/08 16:37
2015年度の《イヤーCar選び》にスイッチが入った。まず日産のX-TRAILハイブリッド。5月に3代目として登場以来、売れ行き好調とか。いまやSUVならお任せ。評価のための引き出しも充分。楽しみに神宮外苑の明治記念館へ。お値段が300万。その値幅で考えるとそれなりの魅力ありか。



●10/14 23:48
いけない! 明日は午前9時からジャガーXEの試乗会。竹芝桟橋そばの洒落たレストランが基地。さあ、ちょっと早いけれどもう寝なくては! おやすみ



●10/15 20:42
本日のMy shot。

*チェックが長くなったので、ここで一休み。一つだけ報告。
未試乗の「MIRAI」と明日、やっと対話できる。それを終えたら、まず国産車部門の「6ベスト」を選び、次のステップへ。次回はそのレポートからかな。



Posted at 2015/10/22 16:27:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 還暦+19歳の青春 | 日記
2015年10月04日 イイね!

あのMiD4-Ⅱに逢えるだろうか

あのMiD4-Ⅱに逢えるだろうか〜『日産ヘリテージコレクション』という「宝石箱」その①〜 

 8月の半ばに、RJC(日本自動車研究者・ジャーナリスト会議)の研究会の担当理事から、日産自動車の座間事業所敷地内に、350台を超える歴代の日産車を集めたコレクションがあるので、見学を申し込みたいがどうだ? と声をかけられていた。

 もちろん、参加したい、と返事を出しておいたが、その「日産ヘリテージコレクション」見学会の日が1ヶ月以上も経ってやっと、訪れてきた。

 東名高速を、横浜・町田ICで降りたら、北西へ20分ほどで座間の事業所に着くという。「プログレで行くので一緒に行かない?」と、ことしからRJC会員になった飯嶋洋治君(「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」グランプリ出版刊の著者)に声をかけ、さらにご近所の住人で、富士フレッシュマン時代からのお仲間である飯塚昭三さん(実はRJC会長)とも合流することになった。

 9月26日、土曜日。こんなに晴れやかな天気の週末はいつ以来だろう。なにか、いいことが待っていそうな予感。好みの7分袖のポロシャツに濃紺の薄手セーターを肩にかけ、NIKONカメラを携えて、駐車場に向かおうとした瞬間、i Phone 6が着信を知らせる。飯嶋さんから「もうプログレのそばに立っています」という報告だった。約束の午前10時25分、ぴったりだった。


*すでに9月26日付の《何シテル?》欄でマッチのマーチ(スーパーシルエット)に出逢ったことは報告済み

 ステアリングは飯嶋さんに任せた。5分後には飯塚さんとも合流。目白通りに出てすぐの練馬中央陸橋から、環八通りへ。流れもまずまず。
 飯塚さんとのおしゃべりは、どうしても、いま世界の自動車業界を震撼させている「VWのディーゼル排ガス不正問題」に及んでしまう。これから始まる「イヤーカー選び」では避けて通れない問題になるだろうし、むしろ、「テクノロジー・オブザイヤー」という技術部門の表彰機能もある。エントリーしているディーゼル搭載車も多く登場する。だからこそ真正面から、われわれなりにディーゼルと取り組んで行かなきゃ、ということに話が落ち着いた。
 1時間後、東名の横浜ICを降り立つ。集合時間は午後0時30分。それにヘリテージコレクションは事業所内の展示なので、喫茶・食堂などの設備はないから、各自が弁当や飲み物を持ち込むか、事前に昼食を済ませておくように、という担当理事からの指示がある。

 プログレを走らせながら、目で適当なファミレスを探す。が、そんな時に限って、座間への道筋に、それらしきレストランを見つけることができなかった。かなり目的地に近くなったあたりで、やっとアメリカンスタイルのシーフードレストランを発見、ドリアにグリル野菜のついたランチにありついた。

 座間事業所の正門で受付を済ませる。プログレのナンバーと、われわれの名前も登録済みだから、スムースに「記念車庫」と呼ばれるコレクションを収容した建屋の前まで、そのまま移動できた。建屋の正面が緑に囲まれた駐車エリア。ただし戸外のカメラ撮影はNGで、内部でのコレクション車両の撮影は存分に、というお達しがあった。

 旧第2塗装・車体・組立工場がすっぽりコレクションホールになっていて、なんと400台を超える、あらゆるカテゴリーの日産車が、一堂に集められていた。そのうち70%がすぐにでも走行可能な状態で、保存されているという。NISSAN DNAの玉手箱をあける、至高の時間が待っていた。

 まず、ゲストホールに集合。案内役は日産アーカイブを積極的にサポートされているお二人のOB。20人ちょっとの参加者が二手に分かれ、すぐに「記念車庫」内部へ導かれた。このお二人、ともかく経験も見識も抜群、車両開発から販売まで関わってこられキャリアの持ち主だから、それからの2時間、その説明には耳をそば立たせるものがあった。

スチール製の重々しい扉をくぐると、そこは仕切りのない巨大な空間で、フロアーいっぱいに、それでいて整然と、「日産の遺産」たちが集結していた。おもわず、「おおっ」と声が出てしまう。


*日産自動車のルーツ、ダットサン12型。現存する最古のものだが、745ccという排気量から12ps/3000rpmの出力で、いまでも立派には走る。
 
 最初に出迎えてくれたのは、ベージュとチョコレート色のコーディネートがおしゃれなボディカラーのダットサン12型フェートン。剥(む)きたてのゆで卵さながらの初々しさ。ちなみに「フェートン」とは折りたたみ式の幌を備えた4人乗りオープンカーに対する名称。説明板には、日産車自動車が創業した1933(昭和8)年12月当時に製造されていた最古のモデルだと明記されてあった。ヘリテージ=遺産。なるほど、大変な聖域に、わたしたちは招かれたれたわけか。





 さて、お次は? そこで改めて、目を剥く。5台ほどが集結していた「フェートン」たちの隣にいる丸っこい、小型バスをさらに小さくしたような存在。噂に聞いていた、この国の電気自動車の第1号「たま」ではないか。

 もともとは戦前の立川飛行機が元になった東京電気自動車が開発したもので、それがプリンス自動車工業を経て、日産自動車と一体になったため、今わたしたちはその実物を、この目で確かめることができるわけだ。1947(昭和22)年に「たま」が誕生した背景を、冷静に、簡略に説明版にまとめられている。参考になる。「たま」に添えて掲載しておこう。電気より石油の方が高価だった時代だ。


*説明役の清水さん。1965年入社、宣伝・販売促進畑を経て、販売会社の代表に。二スモ時代には日産車を北米で売りまくった片山豊さんをマネージメント。それがきっかけでヘリテージ史研究に。

 背後に熱い空気を感じて振り向いてみる。赤いベースボールキャップをかぶった説明役の清水榮一さん(見学終了後にお名前をうかがった)が、NISSANブランドの記念すべき最初のモデルである「70型」(1938年)について、そのエピソードを紹介しているところだった。

 創業者の鮎川義介(旧長州藩士の父、明治の元勲・井上馨の姪を母とし、大正・昭和初期の政・財界に巨きな力を持っていた)が横浜に自動車製造会社を設立するにあたっての内幕を披露しながら、結局、説明板に記載されている「このモデルはアメリカ、グラハム・ページ社の設備を買い取って国産化したもので、ボディサイズは当時のフォードやシボレーとほぼ同じでした。日本の自動車産業を自立させようという意図がこめられていた」ことへ、われわれを導く。端々に結構生臭い裏話をとり混ぜながら……。

 なるほど、と納得した。いくら初期の国産車といいながら、このアメリカンな大味な図体はどうしたことか、という印象はそんなに的外れではなかったのか、と。
 
 この時代を境に、生まれたばかりのこの国の自動車産業が一頓挫した。第2次世界大戦の巨きな波に呑みこまれる。

 次のコーナーへ移るところで、節目としてこんな説明板が用意されていた。

「1950年代
 戦後の焼け跡から、日本経済は徐々に復興を始めました。
 1954年には第1回全日本自動車ショウ(現 東京モーターショー)が開催さ、れ、自動車への関心は高まりますが、自動車は庶民にとってまだまだ高嶺の花でした。
 さらには、当時は欧米メーカーとの実力差は大きく、「国産自動車不要論」さえありました。
 日産は自動車の設計・生産の技術力を早く習得するため、1952年にイギリスのオースチン社と提携し、国産化を成し遂げます。
 ここで得た技術・知識は、後の日産自動車の発展に大きく貢献しました」


*ずらりと並ぶ「AUSTIN]たち

 AUSTIN……懐かしい言葉の響きをもつクルマたちがひと塊りになって寄り添っている。1959(昭和34)年、社会人になった年である。創刊したばかりの週刊誌編集部に配属され、緊急の場合と深夜はタクシーの利用を許されていたが、そんな時は好んでAUSTINを選んで停めたものだ。後部座席シートのふっくらと優しい座り心地が気に入っていた。
(正岡註:黎明期の『週刊現代』編集部での日々を、いつかは記録しておきたい。つい先日、その時代、寝食を共にした僚友の川鍋孝文氏=日刊現代会長=が幽界に旅立たれた。また一つ、いつまでも輝いて欲しかった星が流れ落ちた)

 ブツブツと、眠っていた様々な記憶が一気に、音を立てながら起き上がってきたのは、その隣に陣取った「プリンス・コーナー」へ移った時だ。


*プリンスセダン・デラックス(右)とプリンス・スカイラインの2ショット

 黒塗りのプリンスセダン・デラックス。これは1954(昭和29)年の第1回全日本自動車ショウに出品されたのが当時の皇太子殿下(今の天皇陛下)の目に止まり、ご愛用になった逸話の秘められた記念車そのものだというが、そこには日産自動車とプリンス自動車工業との合併という出来事にも、想いを馳せる材料となってしまう。

 そして、その隣の黒いボディに白のサイドモールの、4ドアセダンは「プリンス・スカイライン」ではないか。さらにその隣に「スカイラインスポーツ」が2台。特に「スカイラインスポーツ」については、この際、ぜひ紹介しておきたいエピソードもあって、それは稿を改めて、じっくり書き込ませていただくとしよう。


*チャイニーズアイと呼ばれたヘッドライトを持つ独特のデザインはミケロッティのものとか。生産台数、わずかに60台。


*6連メーターだったと、今回、はじめて知る。買ったばかりのこのクルマの助手席に乗せてくれた作家のことも、次回に。

 ともかく、「日産ヘリテージコレクション」には、まだほんのちょっぴり、踏み込んだに過ぎなかった。この「宝石箱」のどこかでお目当てのMiD4が待ってくれているはずだが、逢えれば「ベストモータリング」の創刊号取材以来だから、28年ぶりとなる計算だ。ちなみにその時のことは『e-Bookぽらりす クルマ仲間名作図書館』の「新・ベスモ疾風録」で動画付きでご覧いただけるように手だけは尽くしてあるので、お立ち寄り願えれば、幸い。どうぞ次回更新までの一服とされたい。
Posted at 2015/10/04 03:11:08 | コメント(5) | トラックバック(0) | 還暦+19歳の青春 | 日記
2015年08月30日 イイね!

迷い子になった「ベストカー最新号」始末

迷い子になった「ベストカー最新号」始末〜ガンさんの『動画付き特別版』紹介ページはどこにある?〜


 8月26日に発売される『ベストカー』(2015年9月26日号)が届くのを、おとなしく待っていた。毎月、10日と26日には律儀に、規則正しく出来立ての、日本一売れているCARマガジンが届くのに、今月に限って、発売日が過ぎても拝見できないでいる。それでも2日ばかり、我慢していたが……。

 痺れをきらして、編集部に電話を入れた。電話は、編集部から発送責任者のT氏のもとへ繋がった。わたしが編集担当専務として在籍した草創期に、経理担当で入社してきた青年も、すっかり落ち着いた超ベテラン幹部に。

「いつもベストカーを送ってくれてありがとう」と、まずお礼をいってから、要件をきり出した。
「今月は、夏休みの関係かなにかで、ベストカーの発送が遅れているのかな? まだ着かないよ」
「え!? 届いてないんですか? どうしたんでしょうね」と訝(いぶか)るT氏。そして、すぐに手配し直します、という。
「いや、いや。確認のためだから。そうとわかれば、こちらが書店に買いに行けばいい……」
「はい! 申し訳ありません」

電話のむこうで、背筋をピンと伸ばし、そして叩頭する姿が目に浮かぶ。温かい、懐かしい気分が蘇ってくる。その足で『ベストカー』を買いに、いくぶん涼しくなった夏の終わりの街へ出た。
 




 駅に隣接する「ブックセンター」にやって来て、わが目を疑った。廃棄物回収のトラックが横付けされ、書店の入り口には閉店通知の張り紙。

−—–—長らくご愛顧いただいた「当ブックセンター」は2015年8月23日をもちまして……。(以下略)なんでも駅舎周辺がグレードアップを狙って、テナントが入れかわるためとか。

 やむをえない。隣の駅までは1km強。電車に乗るほどの距離ではない。いつものウォーキングのつもりで、高架線沿いに歩き出した。

 さて、この号に限って、なぜわたしが「ベストカー」の最新号にこだわるのか。
 世の中がお盆休暇に入る直前の時機に、頼みごとがあってベストカー編集部を訪れた、と思いたまえ。編集部は閑散どころか、校了直前の熱気で、独特のムンムン状態にあった。アポをとっていた編集局長の宇井さんが、こちらを認めて席を立ち、応接椅子を勧めてくれる。

 早速、こちらの要件を切り出した。わたしの手掛けている電子書籍プロジェクトについては、彼もよく知っていた。
「今度、黒澤元治さんの『新ドライビング・メカニズム』の電子書籍に動画を2本加えて、普通のパソコンで Windows版で見られるようになって、ガンさんのナマの魅力を加えることができたんだよ」
 そう言ってから、持参したi Padで「動画付特別版」を立ち上げ、近くにいる編集部員も集まって、にわか鑑賞会がはじまったのである。タイヤの温まっていないフェラーリ355を巧みになだめつつ周回するガンさんのハンドリングに嘆声をあげ、グサリとドライビングの奥深さに踏み込む肉声に、なるほどと反応してくれる若い部員たち。それだけでも、訪問した甲斐がある。


CONTENDOのモールはこちらからどうぞ!






「わかりました。なんらかの形で紹介させていただきます。スペースは期待しないでください」 
 宇井編集局長が胸を叩いてくれたが、もう校了間際のことだし、そこは好意に甘えるしかなかった。だから、8月26日発売号でどんな形で滑り込ませるのか、クイズ的な興味もあった。

 いつも乗り降りしている駅の一つ手前、つまり池袋西武線中村橋駅の真向かいにある書店で、お目当てのベストカーを入手し、そんなときには決まって立ち寄る「サンライフ練馬」(そう、ベストモータリング同窓会in東京の開催場所)の2階にあるガラス張りの明るいカフェレストランで、コーヒーを飲みながらページを開いた。

 相変わらず、賑やかで、新車情報テンコ盛りの表紙。順次、カラーグラビアからページを開いていく。『SUPER SCOOP』が3つ、畳み掛けるように並んでいる。そのなかで目を惹いたのが『ニッポンにSUV新時代がやってくる‼』という特集。なかなかに読ませる。
「世界中でSUVが大人気! 日本メーカーも重要モデルを開発中」というリードコピー。日本でもSUVは大人気だが、欧州メーカーの華やかな新車投入に比べると、物足りない。しかし、今年から来年にかけて、サイズもパワーユニットも、さまざまなバラエティに富んだモデルが登場してくる。注目車を追った!」



 なるほど、である。MAZDAが「越KOERU」というコンセプトでCX−9を導入するとか、ニッサンからメルセデスベンツの兄弟車としてインフィニティQX30をだすとか、ま、近頃、このカテゴリーに親しく関心を寄せているこちらとしては、見逃せないテーマであった。

 さて、目指す「ガンさん」関係の記事はどこだ? 実は発売前に本郷仁編集長から、校了間際だったので、こんな仕掛けをしました、という気配りの利いた連絡と、その部分のPDF送信を受けていたので、真っ直ぐ、そのページを開くことができた。



 ありがとう、である。洒落た扱いじゃないか。それがどのページに掲載されていたかは、どうぞ「ぽらりすクルマ仲間・名作ガレージ」のお知らせ欄で『大フィーバーの予感あり!『真打ち』ガンさんの動画付』と題したページで紹介しておいたので、ぜひクリックして、そちらへもお回りいただければ幸いである。そしてこれが本音だが、どうぞガンさんの新しい魅力を、PCのモニターから、ぜひ感じ取っていただきたい。



 ほっとして、自宅に帰ると、なんとT氏の手配したバイク便で「ベストカー」が届けられていた。そして、さらにその次の日には、どこで迷い子になっていたのだろうか、いつもの「飛脚メール便」で、9月26日号がまた1冊、届けられた。そうだ、今回のドタバタ記念に、この分は、封を切らずに、そのまま書棚に飾っておくとしようか。
Posted at 2015/08/30 23:11:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 還暦+19歳の青春 | 日記
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「雨上がりの朝が快い。加えて早朝5時から実況中継のドジャースVs.パドレス戦は、9回表の翔平君の3塁打が利いてDが逃げ切った。そんな時だから朝のデイリー紙買いの足取りも軽くなる。おお、TOP面はサト輝の豪快18号本塁打スイングのアップ。でも2戦連続の逆転負け。岩崎が簡単にやられた!」
何シテル?   06/12 09:50
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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