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正岡貞雄のブログ一覧

2016年09月27日 イイね!

2017年次「イヤーカー」の季節、大接近!

2017年次「イヤーカー」の季節、大接近!〜国産車に比べて輸入車部門の充実に脱帽〜

 9月8日に試乗したNISSAN「プロパイロット」セレナ首都高速湾岸線「味見ドライブ」のレポートで、

「……と、ここまで書き進めてきたところでタイムアップ。9日、午後4時から”2017年次RJCカーオブザイヤー選考に関する説明会”が、いつもの青山・アイビーホールで開かれるとあって、そろそろ出かけなくてはならなくなった。こちらも大事なテーマを抱えている。ことしこそ、いよいよポルシェのノミネートが実現する気配だ。カーオブザイヤーの季節、到来である」

と、一旦中断の言い訳に使った「くだり」から、今回は始めたい。

 青山の会場に着いてみると、すでに顔見知りの自動車メーカーの広報部のリーダーや責任者の何人かが、前列の席について、それを迎えたRJCメンバーと歓談していた。

 そのなかに、思いもかけず、前年の12月からポルシェ・ジャパンの「広報室長」に就任した塚原久さんの顔が見える。元CGの編集長で、丁度、わたしがレースから身を引くころから活発にレース活動を展開していて、注目していた編集者であった。菅生のN1 500キロ耐久レースや筑波のメディア対抗ユーノスレースで、一緒に競い合った旧知の仲。それに『PORSCHE 偏愛グラフィティ』の出版やら、『ベストモータリング同窓会』代官山トークショーでのポルシェ車展示の件などで、コンタクトする機会もふえていた。



 そうか、と膝をうった。それまでのポルシェはまるで「カーオブザイヤー」という催しとは無縁のスポーツカーメーカーという位置付けだったのが、マカンとかパナメーラとか、新しい時代に対応したクルマ創りをしているのだ。ポルシェが「イヤーカー」レースに興味を持つとは……。流石、編集者出身だ。

「よろしくお願いします。ちょっと様子見のつもりで出席させていただきました」
 塚原広報室長が殊勝に頭をさげる。これは面白くなったぞ。多分、そんな顔で塚原さんの挨拶を受けていたに違いない。

「ビューローが虎ノ門ヒルズの森ビルに移ったんですよね。近くお邪魔します」
「お待ちしています。お見えになるときは、連絡をください。あのビジネスタワーは事前に予約ナンバーが必要なので」




 
 午後4時。メーカー/インポーターへの選考に関する説明会が始まった。
 手元に『2017年次RJCカーオブザイヤー選考対象車』のリストが、「2016年9月9日現在・暫定」と断った上で、「国産乗用車」と「輸入乗用車」の2部門に分けて届けられた。
 
 一読。わかっていたことだが、やっぱり力が抜けていく。予想される国産車部門の中身が、薄っぺらで、しかも数が少ないことだ。その上、2015年次、2016/09/26年次と2年連続で「イヤーカー」を獲得した元気印のSUZUKIが、先ごろの「燃費・排出ガス試験にかかわる不正行為」の指摘を受けたことから、「諸般の事情により、今回はノミネートを辞退したい」と申し出があったという。ということは、「イグニス」と「バレーノ」がすでに消えてしまったわけだ。



 それとHONDAの「クラリティ・フューエル・セル」(リース販売専用)と「NSX」は試乗機会がえられないことから、選考の対象外だという。さて、さて……。

 その反面、輸入乗用車部門の充実ぶりはそうだ? RJCの選考委員会担当理事作成のリストには、14社、26車の名前が挙げられていた。今回は、すぐに新顔のPORSCHEに目がいく。
* ポ718ルシェ 718ボクスター/ケイマン(2016.1.27発表、FMC)
* ポルシェ パナメーラ(2016.6.29発表、FMC)
* ポルシェ 911(2016.2.23発表、3.0ℓ新エンジン)







 この3台のうち、どれかが第1次選考会でベスト6にノミネートされれば、いよいよ最終選考会となる「ツインリンクもてぎ」でのテストデイに登場するという新しいドラマが用意されるわけか。参考までに、2016年2月25日と3月5日の2回に分けてアップした『ドキュメントNew 911 Press Conferenceの現実』を併せてご一読いただければ幸いである。

ドキュメント New 911 Press Conference

ゲップの出た34年昔の『ポルシェ漬け』が懐かしいよ

 選考委員たちが「クルマで走る」という原点に立ち返る、いい機会が得られるのだろうか。

 自動運転とか、クルマとAI技術の融合とか、確かに未来を見据えた課題は、これからのクルマつくりに必要不可欠であることは、誰もがわかっている。しかし……というところでRJC選考委員たちの見識が、これから問われるのだろう。

 近づいてきた「イヤーカー選び」の季節。あまり晴れ間のないような予感がしてならない。それをちょっぴり払拭してくれそうな「ポルシェ」の動き。ま、輸入車部門は話題豊富だ。心配なのは国産車部門。「該当車なし」もありか?


*前年、2016年次イヤーカー最終選考会で「もてぎ」の外周路を慣熟走行するノミネート車

 付記すれば、PORSCHEジャパンは、シックスBESTに選ばれたなら、喜んで「テストデイ」に参加させていただく準備だけはしておく、と意思統一が成立している、とわたしは「独断と偏見」で読み取っているが、どうだろう? 

 指名されるのは、3ℓライトサイジングターボエンジン搭載の911なのか、718ボクスター/ケイマンなのか。ま、パナメーラはないだろうな。
Posted at 2016/09/27 02:15:46 | コメント(3) | トラックバック(1) | 還暦+20歳の青春 | 日記
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1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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