【放射能漏れ】放水焦る官邸 効果考えず場当たり的指示
2011.3.28 19:22
東京電力福島第1原子力発電所では、冷却機能復旧に向けた作業とともに、使用済み核燃料プールへの放水が続けられている。27日には50メートル以上の高さから狙った場所に放水できる民間のコンクリートポンプ車が1台追加された。最も有効で安全な方法とされるが、現場に投入されたのは自衛隊、警察、消防による放水の後だ。政府内でも「順番」が疑問視され、官邸の情報収集や判断能力不足を指摘する声が目立つ。
19日午後に開かれた「各党・政府震災対策合同会議」の第1回実務者会合。公明党の石田祝稔政調副会長は、民間のドイツ製コンクリートポンプ車について、「国土交通省は存在を知っていたはずだ」と官邸と省庁との連携不足を指摘した。
公明党の説明では、ポンプ車の活用を官邸側に提言し、19日朝に「使う」と回答があったという。官邸はそれまで、自衛隊と警察、消防に半ば強引ともとれる放水要請を繰り返しており、注水に最も効果的なポンプ車の存在を知らなかったとみられる。
核燃料プールへの注水が急浮上したのは震災4日後の15日早朝。定期点検のため運転を停止していた4号機で水素爆発と火災が発生し、注水による冷却が急務になった。
複数の政府関係者の話を総合すると、官邸側はすぐに自衛隊にヘリコプターによる散水を要請。しかし、「完全に吹き飛んでいない建屋に上空から水を放水するのは危険」と、性急な実行は見合わされた。自衛隊関係者によると、自衛隊は当時、前日に起きた3号機の水素爆発での隊員負傷の対応をめぐり、経済産業省に不信感を抱いていたという。
放水を焦り、自衛隊の対応に不満を募らせる官邸は翌16日朝、今度は経産省を通じ、すでに高圧放水車を東電に貸し出していた警視庁機動隊の出動を警察庁に要請。警察庁は「一刻も早く」という指示に、急遽派遣した。
一方、午後には防衛相の放水指示を受けた陸自のヘリが出動したが、放射線量が高く断念した。しかし、警察の出動が報じられた夜には、ヘリからの放水再挑戦と消防車による地上からの放水を決断。17日午前にヘリからの放水を決行した。
夜には機動隊に続き、自衛隊も地上からの放水を実施。派遣要請を受けた東京消防庁も出動し、19日未明に放水を成功させた。その後、準備に時間がかかった東京消防庁に海江田万里経産相が「言う通りやらないと処分する」と恫喝まがいの発言をしたことも発覚。海江田氏は謝罪している。
政府関係者は「官邸が省庁間の調整も満足にできなかったため、結果的に冷却効果の小さいものから順番に現場に投入された」と指摘する。実際にポンプ車が稼働したのは22日になってからだ。
放水能力や技術などの検討もないまま、場当たり的に出動を命じた官邸の判断に、政府内からも批判の声が上がる。別の政府関係者は「官民挙げて投入できるものをテーブルに並べ、最優先の投入を決めるという判断がまったくできていない。情報力もなく、まさに政治主導という虚像の弊害だ」と憤る。
現場レベルでも不信感は根強い。ある関係者は「官邸は『やれ』の一点張り。現地に赴く人の命や安全を本当に考えているのか」と訴える。21日に東京消防庁の活動報告会に参加した隊員の一人は、「(石原慎太郎都)知事は涙を流して礼を言ってくれた。上からものを言うだけの官邸と違う」と吐露した。
産経新聞より
> 27日には50メートル以上の高さから狙った場所に放水できる民間のコンクリートポンプ車が1台追加された。最も有効で安全な方法とされるが、現場に投入されたのは自衛隊、警察、消防による放水の後だ。政府内でも「順番」が疑問視され、官邸の情報収集や判断能力不足を指摘する声が目立つ。
現政権は最も効果が疑問視されるうえにムダに人命を危険に晒してまで冷却作業を行わせたというのは
人命軽視
国民の命など使い捨て
としか思えません。当然ながら批判されるのは命がけで作業を行った東電の現場作業員、自衛官、消防官、警視庁機動隊隊員ではなく
民主党政権とその政権を選んだ有権者
に他なりません。
> 自衛隊関係者によると、自衛隊は当時、前日に起きた3号機の水素爆発での隊員負傷の対応をめぐり、経済産業省に不信感を抱いていたという。
原発における負傷は被ばくの可能性がある以上、対応は重要なのですが、これに対して経済産業省(海江田万里)が不信感を抱くのでしょうか。
管轄外の省庁が不信感を抱くという事自体、異常なのですがそこに輪をかけて
> 自衛隊の対応に不満を募らせる官邸は翌16日朝、今度は経産省を通じ、すでに高圧放水車を東電に貸し出していた警視庁機動隊の出動を警察庁に要請。警察庁は「一刻も早く」という指示に、急遽派遣した。
今度は警視庁機動隊までも危険に晒す決断を行いさらには
> 夜には機動隊に続き、自衛隊も地上からの放水を実施。派遣要請を受けた東京消防庁も出動し、19日未明に放水を成功させた。その後、準備に時間がかかった東京消防庁に海江田万里経産相が「言う通りやらないと処分する」と恫喝まがいの発言をしたことも発覚。海江田氏は謝罪している。
東京消防庁の人間までも危険に晒した。これを人命軽視と言わずなんというべきなのでしょうか。
しかもこのすべての行いに出てくる省庁が
経済産業省
そしてそのトップは
海江田万里
この男こそ殺人鬼と言われてもおかしくないのではないのでしょうか。
ちなみにこの行い、ある作戦と似ていると自分は思うのですが
インパール作戦
あるいは
旅順攻囲線
そして海江田万里は
牟田口廉也
にしか見えません。
インパール作戦は無謀な作戦として有名ですが、ただし今回の一件とインパール作戦の大きな違いは大量の犠牲者(正確には被爆者)を出しながらも一定の効果は出しました。なので結果的には旅順攻略に近いかもしれませんが作戦内容はあまりにも無謀なのでインパールの方が真っ先に浮かびました。
効果が不明で無駄に自衛官を危険にさらしたヘリによる放水
同じようにムダに機動隊を危険に晒した高圧放水車による放水
効果はあったがあまりにも被害が大きすぎた東京消防庁によるポンプ車による放水
同じように被害が出すぎた自衛隊による特殊消防車による放水
しかし海江田万里(+北沢俊美)の行いは牟田口廉也とかぶってなりません。
ちなみにインパール作戦の際に牟田口が練った案や行ったことというのは
補給路が確保されていない
反対する者は更迭
これを今回のことに置き換えると
隊員の安全が確保されていない
反対する者は恫喝や軽視
似たような愚行が行われていると思いませんか?
> 現場レベルでも不信感は根強い。ある関係者は「官邸は『やれ』の一点張り。現地に赴く人の命や安全を本当に考えているのか」
自衛官、機動隊、消防官は本当に決死の覚悟で行い、事態をある程度まで安定させたと思います。しかしこの無能な司令官たちを選んだのは他でもない
2009年の衆院選で民主党に票を投じたあなたの責任だという事を忘れてはなりません。