2019年06月21日
スバルがニュルブルクリンク24時間レースに「WRX STI」ベースのマシンで参戦!
スバルのモータースポーツ統括会社である「STI(スバルテクニカインターナショナル)」は、6月20~23日に開催される第47回ニュルブクリンク24時間レースに、WRX STIをベースとした車両で参戦すると発表した。
2008年以来、今年で12年目の参戦
参戦車両の「スバルWRX STI NBRチャレンジ2019」は、今年も2.0L以下のターボエンジン搭載車クラスである「SP3T」に参戦。同クラスで6度目の優勝を目指す。
全長約20.8km、高低差300m と起伏が激しく、天候も刻々と変化する世界一過酷と言われるコースで、「速く」かつ「意のままに操る」ために、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの基本レイアウトを活かしつつ、昨年から以下の性能を高めたという。
【スバルWRX STI NBRチャレンジ2019の主な改良箇所】
・フリクション軽減によるエンジン性能の向上
・ローギヤ化とステップ比の見直し
・軽量クラッチの採用によるパワートレイン性能の向上
・ジオメトリの最適化よる旋回性能の向上
・エアロパーツのアップデート、鮫肌塗装の採用により空力を向上
チーム総監督はSTI の辰己英治が担当。ドライバーは、カルロ・ヴァン・ダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)、山内英輝(日本)、井口卓人(日本)という布陣。また今年も全国スバル販売店から選抜された8名のメカニックがチームに参加し、レースをサポートする。販売店メカニックの海外自動車レースへの参加は、メカニックの技術力向上により、カスタマーにカーライフの「安心と愉しさ」をお届けすることを目的に1990年より継続している。これまでに369名(~2018 年)のメカニックがサファリラリーやWRC(世界ラリー選手権)、ニュルブルクリンク24時間レースで活躍してきた。
【スバルWRX STI NBRチャレンジ2019の主要諸元】
・全長×全幅×全高:5120×1900×1395mm
・ホイールベース:2700mm
・エンジン:EJ20 BOXER DOHC 16 バルブ AVCS シングルスクロールターボ
・排気量:1994cc
・最高出力:340ps/550rpm
・最大トルク:461Nm/3000rpm
・エアリストリクター:φ37
・変速機:6速シーケンシャルギヤボックス+パドルシフト
・クラッチ:小倉クラッチ製メタルクアッドプレート
・サスペンション:(前)ストラット/(後)ダブルウィッシュボーン
・ブレーキ:(前)ブレンボ製6ポッド/(後)ブレンボ製4ポッド エンドレスパッド
・ホイール(サイズ):BBS製(18×10J)
・タイヤ:ファルケン
6度目の優勝なるか!?スバルが第47回ニュルブルクリンク24時間レースの2.0リットル以下のターボエンジン搭載車クラス「SP3T」に参戦
スバルのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナルは、2019年6月20日から23日にかけてドイツ・ラインラント=プファルツ州アイフェル地方のニュルブルクリンクサーキットで開催される第47回ニュルブルクリンク24時間レースに、WRX STIをベースとする車両で参戦する。このチャレンジは、2008年以来今年で12年目となる。
SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019は、今年も2.0リットル以下のターボエンジン搭載車クラスである「SP3T」に参戦し、同クラスで6度目の優勝を目指す。
全長25km、高低差300mと起伏が激しく、天候も刻々と変化する世界一過酷と言われるコースで、「速く」かつ「意のままに操る」為に、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの基本レイアウトを活かしつつ、昨年から以下の性能を高めた。
【SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019主な改良箇所】
・フリクション軽減によるエンジン性能の向上
・ローギヤ化とステップ比の見直し
・軽量クラッチの採用によるパワートレイン性能の向上
・ジオメトリの最適化よる旋回性能の向上
・エアロパーツのアップデート、鮫肌塗装の採用により空力を向上
チーム総監督は、STIの辰己英治が担当。ドライバーは、カルロ・ヴァン・ダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)、山内英輝(日本)、井口卓人(日本)の布陣で挑む。
また今年も全国SUBARU販売店から選抜された8名のメカニックがチームに参加し、レースをサポート。
販売店メカニックの海外自動車レースへの参加は、メカニックの技術力向上によりカーライフの「安心と愉しさ」を届けることを目的に1990年より継続。
これまでに369名 (~2018年)のメカニックがサファリラリー、WRC(世界ラリー選手権)、ニュルブルクリンク24時間レースで活躍してきた。
<SUBARU MOTORSPORT MAGAZINE NBR CHALLENGE 2019オフィシャルwebサイト>
https://www.subaru-msm.com/2019/nbr/
構成/編集部
スバル、WRX STI で12年目のニュル24時間 6度目のクラス優勝をめざす
スバルテクニカインターナショナル(STI)は、6月20日から23日にかけてドイツで開催される「第46回ニュルブルクリンク24時間レース」に、『WRX STI』をベースとする車両で参戦する。
スバルSTIの参戦は、2008年以来12年目。今年も2.0リットル以下のターボエンジン搭載車クラス「SP3T」に参戦し、同クラスで6度目の優勝を目指す。
参戦マシン「SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019」は、世界一過酷と言われるコースで勝利をおさめるため、昨年以上の性能向上を目指して改良。フリクション軽減によるエンジン性能向上をはじめ、ローギヤ化とステップ比の見直し、軽量クラッチの採用、ジオメトリの最適化、エアロパーツのアップデートなどを行った。
チーム総監督はSTIの辰己英治が担当。ドライバーは、カルロ・ヴァン・ダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)、山内英輝(日本)、井口卓人(日本)と、昨年と同じ布陣で挑む。また今年も全国スバル販売店から選抜された8名のメカニックがチームに参加し、レースをサポートする。
ニュル24時間まもなく開幕。スバルが参戦車両WRX STI NBR CHALLENGEのスペック公開
2019年6月21日のAM3時30分(日本時間)、ニュルブルクリンク24時間レースが開幕する。これを目前に控えた6月20日、スバルが参戦車両であるSUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019の概要を発表した。
スバルは6度目の優勝を目指してニュルブルクリンク24時間レース2019に参戦
スバルのモータースポーツ統括会社であるSTI(スバルテクニカインターナショナル)は、2019年6月21日~23日(日本時間)にドイツのニュルブルクリンクサーキットで行われる耐久レース、第47回 ニュルブルクリンク24時間レースに、WRX STIをベースとする車両で参戦することを改めて表明。
2019年で12年目となる挑戦であり、WRX STI NBR CHALLENGE 2019は2L以下のターボエンジン搭載車クラスである「SP3T」に参戦。同クラスでの6度目の優勝を目指す。チーム総監督をSTIの辰己英治が務め、ドライバーはカルロ・ヴァン・ダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)、山内英輝(日本)、井口卓人(日本)の布陣となる。
ニュルブルクリンクサーキットの全長は25kmと長く、高低差300mというアップダウンの激しい地形、天候も刻々と変化する世界一過酷と言われるコースだ。「速く」そして「意のままに操る」ことができるかどうかがカギとなる。そのため水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの基本レイアウトを活かし、2018年モデルから下記の性能を進化させてきた。
SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019の主な改良箇所
フリクション軽減によるエンジン性能の向上
ローギア化とステップ比の見直し
軽量クラッチの採用によるパワートレーン性能の向上
ジオメトリの最適化よる旋回性能の向上
エアロパーツのアップデート、鮫肌塗装の採用による空力向上
鮫肌塗装とあるが、これは競泳業界で2000年代に話題となったサメ肌の競泳水着と同じ原理を利用したボディ塗装のこと。表面のツルツルするクリア塗装とは異なり、若干ザラザラするマット塗装としたわけだ。ボディ表面を通過する空気の流れをスムーズにする効果が期待されている。
また、今回の発表でSUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019のスペックも公開されている。
SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019 主要諸元
車両名:SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2019
全長:5120mm
全幅:1900mm
全高:1395mm
ホイールベース:2700mm
エンジン:EJ20 水平対向4気筒 DOHC 16バルブ AVCS シングルスクロールターボ
排気量:1994cc
最高出力:340ps/5500rpm
最大トルク:461Nm/3000rpm
トランスミッション:6速シーケンシャルギヤボックス+パドルシフト
クラッチ:小倉クラッチ製 メタルクアッドプレート
フロントサスペンション:ストラット
リヤサスペンション:ダブルウイッシュボーン
フロントブレーキ:ブレンボ製6ポット
リヤブレーキ:ブレンボ製4ポット
ホイール:BBS製18インチ×10J
タイヤ:FALKEN
日本勢の活躍なるか? ニュル24時間のエントリーは160台
6月22~23日にドイツ、ニュルブルクリンクにて決勝レースが開催される「第47回ADACトタル24時間レース」(通称:ニュル24時間)のエントリーリストが発表されている。エントリー台数は昨年の150台より増え全22クラス160台となっている。
総合優勝を狙うSP9(FIA-GT3)クラスには前年より5台増の34台がエントリー。内訳はポルシェ911 GT3R、メルセデス-AMG GTが各7台、BMW M6 GT3が6台、同Z4 GT3が1台(SP9LGクラス)、アウディR8 LMSが5台、フェラーリ488 GT3と日産GT-R NISMO GT3が各3台、ランボルギーニ・ウラカンGT3とレクサスRC F GT3が各1台。
このSP9クラスに割って入りそうなのが、SP-XクラスのSCG003cとSP-PROクラスのレクサスLCあたりか。いずれにしてもワークスドライバーを投入するポルシェ、メルセデス、アウディ、BMWというドイツの4メーカーのチームが優勝争いの軸になりそうだ。
日本から参戦する日本車は19号車レクサスRC F GT3(SP9)のバンドウレーシング・ウィズ・ノーベルレーシング(ドミニク・ファーンバッハ/吉本大樹/マルコ・シーフリード/ミハエル・ティシュナー)、20号車レクサスRC F(SP8)のリンクレーシング・ウィズ・ノーベル(小山佳延/東徹次郎/松井猛敏/佐々木孝太)、45号車日産GT-R NISMO GT3(SP9)のKONDOレーシング(トム・コロネル/高星明誠/藤井誠暢/松田次生)、88号車SUBARU WRX STI(SP3T)のスバル・テクニカ・インターナショナル(カルロ・バンダム/ティム・シュリック/山内英輝/井口卓人)、3台をエントリーするトヨタ・ガズーレーシングでは56号車レクサスLC(SP-PRO)が土屋武士/蒲生尚弥/松井孝充/中山雄一、86号車トヨタ86(SP3)がヘルウィーク・ダエネンス/矢吹久、90号車トヨタ・GRスープラ(SP8T)が佐々木雅弘/ウベ・クレーン/H.ダエネンスで、計7台と今年は台数が大幅増加した。88号車のエントリーするSP3Tクラスの参戦台数は8台。VWゴルフやアウディRS3らを相手に連覇なるか?
また香港のKCMGが2台の日産GT-R NISMO GT3をエントリー。38号車はフィリップ・ウラツィク/クリスティアン・メンツェル/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/ジョシュア・バードン、39号車はニコ・メンツェル/エドアルド・リベラティ/クリスター・ジェンス/マシュー・バキシビエールと日本人ドライバーの起用はない。
この他、120号車トヨタCH-R(SP3)に河村直樹、121号車ルノー・クリオカップ(SP3)に梅本淳一と奥村光一、144号車ポルシェ・ケイマン981(V5)に福田幸平、162号車BMW F30(V2T)に関豊、239号車BMW M240iレーシング(Cup5)に小西隆詔と瀬谷隆、420号車ポルシェ・ケイマンGT4 CS(AT)にクラゴン久尚と日本人ドライバーの参戦も多い。
サポートレースはFIA WTCR、アウディR8 LMSカップ、ADAC 24時間クラシック。レースウィークの主な日程は以下のとおり(現地時間、時差7時間)。
日程時間セッション6月20日(木)13:20-15:00フリー走行20:30-23:30予選1回目6月21日(金)14:55-16:45予選2回目19:00-19:40トップ予選6月22日(土)9:10-10:10ウォームアップ15:30決勝スタート6月23日(日)15:30決勝ゴール
ニュルブルクリンク24時間:予選1回目はチーム・マンフィルターのメルセデスAMGが首位。日本勢はきっちり周回こなす
2019年のADAC・トタル24時間=ニュルブルクリンク24時間レースは6月21日に予選1回目が行われ、メルセデスAMG・チーム・マンフィルターのクリスチャン・ホーヘンエイダル/ランス・デイビッド・アーノルド/ラファエル・マルチェッロ/マキシミリアン・ゴッツ組メルセデスAMG GT3がトップタイムをマークした。
この日はフリープラクティスから走行がスタートしたニュルブルクリンク24時間だが、プラクティスは突然の雷雨で赤旗終了。多くのチームが1~3周程度しかこなせない中、現地時間の20時32分にスタートした予選1回目は、まだレコードライン以外は濡れている状況で、開始早々からクラッシュも相次ぐセッションとなった。
少しずつ夜の帳が下りていくなか、上位につけていったのはやはりドイツ車のGT3カーたち。このセッションのトップタイムをマークしたのはチーム・マンフィルターの48号車メルセデスAMG GT3で、2番手にはアウディスポーツ・チーム・カーコレクションの14号車アウディR8 LMSがつけた。3番手にはメルセデスAMG・チーム・ブラックファルコンのメルセデスAMG GT3が続いた。
上位陣はマンタイ・レーシングの911号車ポルシェ911 GT3 Rが4番手。ローヴェ・レーシングの98号車BMW M6 GT3が5番手につけており、メルセデス、アウディ、ポルシェ、BMWというドイツ車が上位を占めている。
一方、日本車勢ではKCMGの39号車ニッサンGT-RニスモGT3が18番手。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが序盤好タイムをマークした38号車GT-Rが22番手につけている。一方、KONDO Racingのトム・コロネル/松田次生/藤井誠暢/高星明誠組45号車ニッサンGT-RニスモGT3は、すでに最終的な上位グリッドを決する金曜のトップクオリファイ進出を決めていることから、4人がきっちりと規定で定められた2周の周回をこなすことに終始。30番手で予選1回目を終えた。
また、吉本大樹/ドミニク・ファーンバッハー/マルコ・シーフリード/ミハエル・ティシュナー組レーシングプロジェクトバンドウ×NOVEL Racingの19号車レクサスRC F GT3は、ドミニク・ファーンバッハーをアタッカーに据え、ニュータイヤを投入するタイミングを見計らったものの、ややタイムには繋がらず35番手で終えた。
その他の日本車勢では、SP3Tのスバルテクニカインターナショナルのカルロ・バンダム/ティム・シュリック/山内英輝/井口卓人組88号車スバルWRX STIは総合52番手。SP-PROに参加しているTOYOTA GAZOO Racingの土屋武士/蒲生尚弥/松井孝允/中山雄一組56号車レクサスLCは総合56番手。SP8クラスのリングレーシング・ウィズ・ノーベルの小山佳延/東徹次郎/松井猛敏/佐々木孝太組20号車レクサスRC Fは総合66番手となった。
佐々木雅弘/ウヴェ・クリーン/ヘルヴィク・ダーネンス/“モリゾウ”組TOYOTA GAZOO Racingの90号車GRスープラは、モリゾウもステアリングを握った。セッション終盤にはコース前方でのクラッシュに巻き込まれかけるシーンもあったが、無事にピットに戻った。
ニュルブルクリンク24時間は6月22日は14時55分から予選2回目が、19時からトップクオリファイが行われ、決勝レースのグリッドが決することになる。
Posted at 2019/06/21 22:47:23 | |
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富士重工 | 日記
2019年06月21日
アストンマーティン、AM-RB 003の正式名称を「ヴァルハラ」と命名
Aston Martin Valhalla
アストンマーティン ヴァルハラ
ヴァルキリーに続き古代北欧神話から引用
アストンマーティンは、コードネーム「AM-RB 003」として知られる最新のミッドエンジンハイパースポーツの正式名称が「ヴァルハラ(Valhalla)」に決定したことを発表した。このモデルは、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズとエイドリアン・ニューウェイとのコラボレーションによって開発が進められているハイパースポーツだ。
北欧神話において戦士の楽園を意味する「ヴァルハラ」は、究極のハイパフォーマンスロードカーを目指して開発されている、アストンマーティン ヴァルキリーに次ぐ2番目のハイパーカー。
ヴァルキリーが先鞭をつけた軽量構造と最先端のエアロダイナミクス技術が導入される「ヴァルハラ」は、高効率・高出力のV6ガソリンターボチャージャーとバッテリー駆動式のハイブリッドシステムを搭載。カーボンファイバーボディを纏ったこのクーペは、500台が限定生産される予定だ。
アストンマーティン伝統の「V」を掲げたモデル
車名に“V”の頭文字がつくアストンマーティンの伝統は、その系譜を1951年まで遡ることができる。当時生産されていたDB2のハイパフォーマンスモデルに「ヴァンテージ」という名称がつけられたのが、その始まりだ。ヴァンテージのエンブレムが実際の車両に装着されることはなかったが、その名称は後世へと受け継がれることになった。
ボディサイドにヴァンテージのエンブレムが装着されたのはDB5から。それ以来、2005年までヴァンテージはモデルラインナップの中で、もっとも高性能なモデルに採用されてきた。そして、2005年からは独立したモデル名として使われるようになった。
現在までの14年間で、V8とV12エンジンを搭載したラインナップが完成。アストンマーティン史上もっとも成功したモデルシリーズとしてその名が刻まれている。それ以来、まったく新しい世代のターボチャージャーエンジンを搭載したヴァンテージは、ダイナミックなキャラクターに焦点を合わせた量産車として急速に名声を高めてきた。
注目を集めてきたニューモデルのネーミング
最近発表された「ヴァンキッシュ ビジョン コンセプト」とともに「ヴァルハラ」は、70年の歴史を備えた誇り高い“V”ネーム戦略を継承。世界でもっとも魅力的なウルトラハイパフォーマンスカーの1台として、刺激的で力強い印象を見る者に与える。
アストンマーティン・ラゴンダ社長兼最高経営責任者(CEO)のアンディ・パーマーは、「ヴァルハラ」について以下のようにコメントした。
「アストンマーティンのモデル名は、常に多くの人々の注目を集めています。その理由は、モデル名にはそれを製作した人々の感情やストーリーが込められているからです。ヴァルキリーに続くヴァルハラは、車名そのものが力強いメッセージを発信すると同時に、弊社の他のモデルとの明確な繋がりを示す必要がありました。北欧の神話には、AM-RB 003にふさわしい奥深いストーリーとメッセージが含まれています」
「先に発表されたヴァルキリーも、同様の理由で北欧神話から名称が採用されています。ヴァルハラを所有する幸運なオーナーは、この名称に込められた栄光の歴史に思いを馳せ、喜びに浸ることができると確信しています。アストンマーティン ヴァルハラのコクピット以上に神聖な場所は、ほぼ存在しないでしょう」
アストンマーティン AM-RB 003の正式名称は「ヴァルハラ」に決定!
コードネーム AM-RB 003と呼ばれていたアストンマーティンの最新ミッドエンジン・ハイパーカーの正式名称が「Valhalla(ヴァルハラ)」に決定した。
ヴァルハラとは、北欧神話に登場する戦士の楽園を意味する
究極のハイパフォーマンス・ロードカーを目指して開発されたヴァルキリーに次ぐ、第2のハイパーカー AM-RB 003は、「ヴァルハラ」と命名された。その名はヴァルキリーと同様に古代北欧神話が由来で、戦士の楽園を意味している。
車名にVの頭文字が付くアストンマーティンの伝統は、その系譜を1951年まで遡ることができる。当時生産されていたDB2のハイパフォーマンスモデルに、Vantage(ヴァンテージ)という名称が付けられたのが始まりだ。
ヴァルハラは、ヴァルキリーが先鞭をつけた軽量構造と最先端のエアロダイナミクス技術が導入され、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズとエイドリアン・ニューウェイとのコラボレーションによって開発が進められている。
基本的なスタイリングはヴァルキリーと共有しているが、シャシにはアクティブサスやアクティブエアロダイナミクスに加え、モーフィング・エアロサーフェスと呼ばれる、エレメント全体の物理的な角度を変えずにクルマのダウンフォースを変化させることができるシステムを採用している。
パワーユニットは、自社製の高効率・高出力のターボチャージドV6ガソリンエンジンとバッテリー駆動式のハイブリッドシステムを組み合わせている。
ボディはカーボンファイバー製で、コクピットはヴァルキリーより拡大され、利便性と快適性を向上している。
ヴァルハラは500台が限定生産され、2021年後半には最初のクルマがデリバリーされる予定だ。
新車名は『ヴァルハラ』。アストンマーティン、開発中のハイパーカー第3弾も“V”の冠継承
アストンマーティンは6月18日、コードネーム“AM-RB 003”の名で開発が進められている、同社3台目となるハイパフォーマンスカーの正式名称を発表。ヴァルカン、ヴァルキリーに続く新型車に、古代北欧神話に登場する『ヴァルハラ(VALHALLA)』の名が与えられた。
2019年3月のジュネーブ国際モーターショーで世界初公開されたAM-RB 003は、英国老舗ブランドのトップエンドモデルとなる『ヴァルキリー』と同様に、アストンマーティンとレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズが共同開発している500台限定生産のハイパーカーだ。
“空力の鬼才”エイドリアン・ニューウェイがエアロパッケージを手がけたヴァルキリーが、ロードカーでありながら究極の走行性能を目指しているのに対し、ヴァルハラと名付けられた新型モデルは、公道走行での実用性により重点が置かれている。
しかし、ヴァルキリーの直系モデルとあって求められるパフォーマンスは高次元だ。開発過程では、F1に参戦しているレッドブル・レーシングの最新技術、ヴァルキリーシリーズで培ったカーボンボディやエアロダイナミクスなどのコンセプト、テクノロジーがフィードバックされた。
そんなヴァルハラはパワートレインにアストンマーティン製V6ターボエンジンとハイブリッドシステムが組み合わされた点が、同モデル最大の特徴となっている。
「アストンマーティンのモデル名は、いつも多くの注目が集まる。それは、つねに人々の感情を捉えたり、ストーリーを物語るためだ」と語るのは、アストンマーティン・ラゴンダグループのアンディ・パーマーCEO。
「ヴァルキリーの後を追うアストンマーティン・ヴァルハラは、それ自身が独自の強い主張をする必要があることは分かっていた。だが、同時にトップエンドモデルとの継続性、明確なつながりを示さなければならなかったんだ」
「北欧の神話には、AM-RB 003がヴァルキリーのテーマに従うべきであるとしか感じられないほど強力な言葉と豊かなストーリー性が含まれている」
「幸運にもこのクルマを所有することになる人々は、新たな車名が持つ栄光と幸福の意味を認識し、これを評価することになると確信している」
「なぜなら、アストンマーティン・ヴァルハラのコクピットよりも神聖な場所はそう多くはないからだ」
初代“Vカー”であるDB2 ヴァンテージ(Vantege)の登場からまもなく70年を迎えるアストンマーティン。老舗ブランドが送り出す新型ハイパーカー、ヴァルハラは、同じく3月のジュネーブショーで公開されたアストンマーティン初の量産ミッドシップモデル『ヴァンキッシュ・ビジョン・コンセプト』とともに、Vの歴史を継承していく。
アストン マーティンAM-RB 003 正式名は「ヴァルハラ」に 北欧神話から命名
最新ミドエンジン・モデルに命名
アストン マーティンは、コードネーム「AM-RB 003」として知られる最新のミドエンジン・ハイパーカーの正式名称を発表した。その名は、アストン マーティン・ヴァルハラ(Valhalla)である。レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズとエイドリアン・ニューウェイとのコラボレーションによって開発が進められるモデルだ。
北欧神話において戦士の楽園を意味するヴァルハラは、究極のハイパフォーマンス・ロードカーを目指して開発された「ヴァルキリー」に次ぐ、2番目のハイパーカー。ヴァルキリーが先鞭をつけた軽量構造と最先端のエアロダイナミクス技術が導入されるヴァルハラは、高効率、高出力のV6ガソリン・ターボ・エンジンとバッテリー駆動式のハイブリッド・システムを組み合わせている。カーボンファイバー・ボディを纏ったこのクーペは、500台のみが生産される限定モデルなのだ。
ヴァルハラは、北欧神話において「戦死者の館」を意味し、9つの王国の1つであるアスガルドに建てられた巨大で荘重な宮殿。戦死者の魂は、北欧神話の主神、オーディンの命令により戦場で生きる者と死ぬ者を定める女性とその軍団であるヴァルキリーによって選別され、戦士の楽園とされるこの宮殿へと導かれる。
パーマーCEO ヴァルハラへの想い
車名の頭に “V” がつくアストンの伝統は、その系譜を1951年まで遡ることができる。当時生産されていたDB2のハイパフォーマンス・モデルに、ヴァンテージという名称がつけられたのがその始まり。ヴァンテージのエンブレムが実際の車両に装着されることはなかったが、その名称は後世へと受け継がれた。
最近発表されたヴァンキッシュ・ビジョン・コンセプトとともに、ヴァルハラは、70年の歴史を備えた誇り高い “V” ネーム戦略を継承し、ウルトラ・ハイパフォーマンスカーの1台として、力強い印象を与える。
アストン マーティン・ラゴンダのアンディ・パーマーCEOは、次のようにコメントしている。「アストン マーティンのモデル名は、常に多くの人々の注目を集めています。その理由は、モデル名にはそれを製作した人々の感情やストーリーが込められているからです。ヴァルキリーに続くアストン マーティン・ヴァルハラは、車名そのものが力強いメッセージを発信すると同時に、弊社の他のモデルとの明確な繋がりを示す必要がありました。北欧の神話には、AM-RB 003にふさわしい奥深いストーリーとメッセージが含まれています。先に発表されたヴァルキリーも、同様の理由で北欧神話から名称が採用されました。ヴァルハラを所有する幸運なオーナーは、この名称に込められた栄光の歴史に思いを馳せ、喜びに浸ることができると確信しています。アストン マーティン・ヴァルハラのコクピット以上に神聖な場所は、ほとんど存在しないでしょう」
アストンマーティンの新型車の名は「ヴァルハラ」。ミッドマウントのV6ターボ+モーターのハイブリッドハイパーカー
英アストンマーティンは6月18日、これまで「AM-RB003」のコードネームで呼ばれていた新型ハイパーカーに、「ヴァルハラ」というモデルネームを与えることを発表した。
ヴァルハラは、ミッドシップマウントのV6ガソリンターボエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドハイパーカー。開発はレッドブル・アドバンスド・テクノロジーと所属するレーシングカーデザイナー「エイドリアン・ニューウェイ」の手によって進められ、オールカーボンファイバーとなるボディには、「ヴァルキリー」で確立された高度なエアロダイナミクス技術が採用されている。今年のジュネーブショーにはプロトタイプも出展されたから、記憶に残っている人も多いのではないだろうか。
今回明らかにされたネーミングは、約3億円というプライスにもかかわらず即完売したヴァルキリーと同じく北欧神話にちなんだもので、戦死した兵士達の魂が乙女「ヴァルキリー(ワルキューレ)」によって導かれる場所を意味するという。さらに、モデルネーム冒頭の「V」は、1951年に作製された「DB2」の高性能版まで遡り、その後の「DB5ヴァンテージ」や、昨年デビューした最新の2シーターピュアスポーツ「ヴァンテージ」に至るまで、アストンのハイパフォーマンスモデルが冠してきた伝統の文字であることも明かされた。こうしたことからも、ヴァルハラがヴァルキリーの系譜に連なる超弩級のハイパーカーとなることは想像に難くない。
アストンによれば、このハイパーカーは500台限定で2021年から生産される予定で、既に全台のオーナーが決まっていると噂される。幸運なオーナーには、ヴァルハラをガレージに仕舞い込まずに、その姿を公道で披露してくれることを期待したいものだ。
アストンマーティンの次世代ミッドシップHVハイパーカーの名称が「ヴァルハラ」に決定!
6月19日、アストンマーティンは「AM-RB 003」のコードネームで呼ばれていた次世代ミッドシップハイパーカーの名称が「Valhalla(ヴァルハラ)」に決定したことを報じた。
V6ターボをミッドシップマウントするハイブリッドモデル
これまで「AM-RB 003」と呼ばれていたこのモデルは、3月に開催されたジュネーブ・モーターショーで初披露。マクラーレンP1などに対抗すべく、パートナーシップを結んでいるレッドブル・アドバンスドテクンロジーズとエイドリアン・ニューウェイとのコラボレーションによって開発され、500台が限定生産される。ちなみに、カスタマーへは2021年の後半にデリバリーがはじまる見通しだ。
ヴァルハラというネーミングは、ヴァルキリーと同様に古代の北欧神話が由来となっており、「戦士の楽園」を意味している。ちなみにアストンマーティンでは車名の頭文字に「V」を用いることが伝統となっており、それは1951年に誕生したDB2の高性能モデル「ヴァンテージ」がはじまりだ。
ヴァルハラにはヴァルキリーで用いられた軽量構造と最新のエアロダイナミクス技術を導入。パワーユニットは高効率・高出力のV型6気筒ターボエンジンに電動技術を組み合わせるハイブリッドとなる。
Posted at 2019/06/21 22:37:41 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2019年06月21日
ポルシェ、新型車を発表へ… 718 ボクスター に軽量「スパイダー」か
ポルシェ(Porsche)は6月14日、新型車を間もなく初公開すると発表した。ポルシェは同時に、この新型車のティザーイメージを配信した。『718ボクスター』に、「スパイダー」が登場する可能性がある。
ポルシェは2015年春、『ボクスター・スパイダー』を発表した。軽量構造のソフトトップは、電動ではなく部分的に手動で開閉する仕組み。エンジンカバーも専用デザインで、前後バンパーは、『ケイマンGT4』と共通デザインとした。また、車高を20 mm低くしたスポーツサスペンションと、『911カレラ』用のブレーキを採用した。軽量なスポーツバケットシートと、直径360 mmの新ステアリングホイールも装備されていた。
ミッドシップに搭載されるのは、3.8リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンで、最大出力375psを引き出す。トランスミッションは、6速MTのみ。ボクスター スパイダーは、0~100km/h加速4.5秒、最高速290km/hのパフォーマンスを備えていた。
このボクスター スパイダーが、最新の718ボクスターに設定される可能性がある。現行の718ボクスターは4気筒エンジンのみだが、スパイダーでは6気筒エンジンが復活するとの情報もある。
独ポルシェ、次期718ボクスター・スパイダーを予告か
独ポルシェは6月14日、「718ボクスター・スパイダー」と見られる新型車の予告動画を、Facebookのオフィシャルアカウントに公開した。
4気筒ターボをミッドに積み、後輪を駆動する「718ボクスター」は、ポルシェのエントリーレベルを担う軽量オープンスポーツ。今回、その予告動画で走行シーンがわずかに確認できるホワイトの個体は、ラインナップへ近々追加される見通しの「718ボクスター・スパイダー」と見られる。ちなみに718ボクスター・スパイダーは、これまでにもプロトタイプが度々スクープされていた。
ファンなら周知のとおり、“スパイダー”の呼称はポルシェが走行性能を突き詰めた、スペシャルなオープンモデルに与える伝統のネーミング。2015年に6気筒版最後のスペシャルモデルとして販売された「ボクスター・スパイダー」は、上位グレードの「ボクスターS」をベースに、エンジンを強力な375馬力の3.8リッターユニットに換装する一方、手動開閉式ルーフやストラップ式のインナードアハンドルの採用などで軽量化したモデルだった。
こうした例に倣って、次期スパイダーも走りに特化したスパルタンな内外装に仕立てられ、トレードマークの手動開閉式ルーフはもちろん、カーボンファイバー製のパーツを多数装備し、ベースモデルより相当な減量を達成するとみられる。ドライバーの背後に搭載されるパワーユニットは、ベースモデルの4気筒ターボから、一段とパワフルな3.8リッター、もしくは4.0リッターの6気筒自然吸気に変更される可能性が濃厚だ。こうした基本的構成は2015年モデルと同様だが、うわさでは最高出力は400馬力程度まで強化され、史上最強のボクスターになるともいわれている。
新型「911」からナローボディが消えた今、コンパクトなボディを持つピュアドライビングマシンはポルシェのなかでも希少な存在。そこに強力な心臓を詰め込んだ718ボクスター・スパイダーは、ファン垂涎のコレクターズアイテムとなることが確実だ。登場までの間、ポルシェからの新情報を注視していきたい。
ポルシェ718スパイダー/718ケイマンGT4 4.0ℓ自然吸気は420ps マニュアルのみ
もくじ
ー 自然吸気/マニュアルのみ
ー エアロダイナミクスが向上
ー スパイダー/GT4 シャシー共有
ー インテリアの詳細、明かされず
ー 英価格 GT4にはクラブスポーツも
自然吸気/マニュアルのみ
ポルシェのGT部門は、選ばなかった。ダウンサイジングを、そしてターボ加給を、さらにオートマティック・トランスミッションを。
本日発表されたポルシェ718スパイダーならびにポルシェ718ケイマンGT4は、自然吸気の水平対向6気筒エンジンとマニュアル・トランスミッションを組み合わせる。
ポルシェはエンスージァストに向けて、ピュアな「ドライビング・プレジャー」と「高いレベルのアジリティ」を目指したという。
「9A2エボ」と呼ばれる自然吸気の水平対向エンジンは4.0ℓとなり(先代は3.8ℓ)、最高出力は420ps。これは991世代の911カレラのエンジンからターボチャージャーを取り除いたもので、先代のスパイダー+45ps、GT4+36psのパワー増強となる。
エンジンは8000rpmまで回り、42.9kg-mのピークトルクは比較的高めの5000-6800rpmで発生する。
0-100km/h=4.4秒で、スパイダーの最高速度は301km/h、GT4は303km/hに達する。(欧州値)
むろん環境面を無視しているわけではない。燃費は9.1km/ℓ(WLTP)へと改良され、CO2排出量は249g/kmとなる。
ギアボックスは先述のとおりマニュアルのみで、これについてポルシェは「需要があるのならば搭載を検討できますが、マニュアルこそ、このクルマのキャラクターにマッチするとわたしたちは考えます。またカスタマーも同様の考えだと思います」とAUTOCARに語った。
エアロダイナミクスが向上
ポルシェは718ケイマンGT4のエアロダイナミクスについて「広範囲にわたって改善しました」と表現している。先代に比べて50%の改善を達成したのだそうだ。
リアのサイレンサーをコンパクトにすることで30%のダウンフォース向上に寄与。さらに固定式のリアウイングは20%の向上へと導く。200km/hの走行時、最大で12kgのダウンフォースを生み出すのだという。
718スパイダーはソフトトップであるゆえ、ケイマンGT4ほどのエアロダイナミクス向上とはいえない。しかし、リアスポイラーは120km/h前後で上下する可変式のもので、これがリアアクスルのダウンフォース向上につながる。
ちなみにソフトトップは先代のものと同形状で、手動式となる。ポルシェは「数ステップで取り外し可能」と説明する。
スパイダー/GT4 シャシー共有
先代のボクスター・スパイダー/ケイマンGT4と異なり、用いるシャシーは共通だ。スプリングとストラットは前後をレース志向のものとし、ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメントと呼ばれるダンピングシステムは標準車より車高を30mm下げる。
「サーキットでの使用を重視していますと」ポルシェは説明している。
機械式ディファレンシャルをリアに備えるほか、トルクベクタリングを採用。PASM(ポルシェ・スタビリティ・マネージメント・システム)も改良されている。
セラミックブレーキが用意されるのは先代同様。また、ポルシェ認証のミシュラン製ハイパフォーマンスタイヤはスパイダー/GT4ともに共通。
以上の変更点が、ノルドシュライフェのラップタイプを10秒以上短縮させることにつながったとポルシェは説明する。
インテリアの詳細、明かされず
ポルシェはインテリアについて詳細を明かしていないが、写真は公開されている。
写真を見る限り、GT4は、ファブリック地のドアの取っ手やカラーのシートベルト、リムーバルなインフォテインメントシステムなど、先代の文法を大きく引き継いでいることがわかる。
また、いずれもアルカンターラをふんだんに取り入れていることもわかる。
英価格 GT4にはクラブスポーツも
英価格は、718スパイダーが7万3405ポンド(999万円)、718ケイマンGT4が7万5348ポンド(1026万円)だと発表された。
さらに718ケイマンGT4には、クラブスポーツと呼ばれるパッケージが存在することがわかった。こちらはリアキャビンにロールケージが張り巡らされ、運転席には6点式のシートベルトが備わる。こちらの価格は未発表。
ポルシェ、718 スパイダー と 718 ケイマン GT4 発表…6気筒ボクサーエンジンが復活
ポルシェは6月18日、『718スパイダー』(Porsche 718 Spyder)と『718ケイマンGT4』(Porsche 718 Cayman GT4)を欧州で発表した。
ポルシェは2015年春、『ボクスター スパイダー』を発表した。軽量構造のソフトトップは、電動ではなく部分的に手動で開閉する仕組み。前後バンパーは、『ケイマンGT4』と共通デザインとした。ミッドシップに搭載されるのは、3.8リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンで、最大出力375ps。トランスミッションは、6速MTのみ。ボクスター スパイダーは、0~100km/h加速4.5秒、最高速290km/hのパフォーマンスを備えていた。
このボクスター スパイダーが、最新の『718ボクスター』に設定された。同時に、『718ケイマン』ベースの718ケイマンGT4も登場している。
◆420psで300km/hオーバー
現行の718ボクスター、718ケイマンは4気筒エンジンのみを搭載する。今回発表された718スパイダーと718ケイマンGT4では、6気筒ボクサーエンジンが復活している。
ミッドシップに搭載されるのは、新開発の4.0リットル水平対向6気筒ガソリン自然吸気エンジンだ。新型『911カレラ』シリーズ向けをベースに開発されたこのエンジンは、最大出力420ps/7600rpmを獲得する。旧ボクスター スパイダー、旧ケイマンGT4に対して、45psの強化にあたる。最大トルクは42.8kgmで、5000~6800 rpmの範囲で引き出される。このエンジンを6速MTと組み合わせた。動力性能は0~100km/h加速が4.4秒。最高速は、718スパイダーが301km/h、718ケイマンGT4が304km/hと、300km/hオーバーを可能にする。その一方、低負荷走行時には、シリンダーの一部を休止し、燃費性能を追求している。
◆専用のエアロパーツを開発
718スパイダーと718ケイマンGT4では、専用のエアロパーツを開発し、最大50%増のダウンフォースを獲得する。フロントは、大型フロントリップスポイラーとエアカーテンを装備した。エアカーテンは、フロントタイヤ周辺の空気の流れを最適化する。
リアは、新設計のシングルチャンバーアーチサイレンサーにより、空力性能の新しいディフューザーの装着が可能になった。この新ディフューザーが、718ケイマンGT4の場合、リアのダウンフォースの30%を引き出す。718ケイマンGT4の固定式の大型リアウイングは、旧モデル比で20%多いダウンフォースを獲得。ポルシェによると、200km/hで走行時、12kgの追加ダウンフォースに相当するという。718スパイダーには、120km/hで自動的にせり上がるリアスポイラーを装備している。
718 スパイダーには、軽量のコンバーチブルトップを採用する。このコンバーチブルトップは、『550スパイダー』や『718 RS 60スパイダー』など、ポルシェのロードスターの歴史を受け継ぐ。トップは数ステップでトランクリッドの下に収納できる。
◆サーキットに対応する足回り
足回りには、軽量スプリングストラットのフロントとリアアクスルに、レーシング技術を導入する。シャーシとの接合部分には、ボールジョイントを使用。車高が30 mm低くなる「ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント」が重心を下げ、サーキットでパフォーマスを発揮するチューニングを施した。「ポルシェ・スタビリティ・マネジメント(PSM)」は、オプションで無効にすることが可能。メカニカルリアディファレンシャルロックを備えた「ポルシェ・トルク・ベクタリング(PTV)」は、縦方向と横方向のダイナミクスやコーナリング性能を引き上げる。718ケイマンGT4には、「クラブスポーツパッケージ」をオプション設定。ロールバー、消火器、6点式シートベルトがセットされる。
高性能ブレーキシステムには、大型のアルミ製ブレーキキャリパーを採用する。オプションで、カーボンセラミックの「PCCB」が選択できる。 718 スパイダーには、ポルシェ独自のウルトラハイパフォーマンス(UHP)タイヤを設定している。
水平対向6気筒の自然吸気エンジンが帰ってくる! ポルシェ 718ケイマンGT4&718スパイダーが発表に
2019年6月19日、ポルシェAGが4L 水平対向6気筒の自然吸気エンジンを搭載する「718スパイダー」と「718ケイマンGT4」の2モデルをドイツ本国で発表した。
従来モデルからプラス200ccで最高出力もアップ
現在ポルシェがラインアップしているモデル、718ボクスター/ケイマンからパナメーラ、カイエンまでのすべてがターボエンジンを搭載している。また、高回転型自然吸気エンジンを長年採用してきた911GT3が、次期モデルも自然吸気となるか、はたまたターボ化されるのか現段階では判明していない。
そんななか、ポルシェAGは718ボクスター/718ケイマンをベースに4L 水平対向エンジン6気筒の自然吸気エンジンを搭載したグレード「718スパイダー」と「718ケイマンGT4」を本国で発表した。
420ps/420Nmを発生するこのエンジンは、最新911カレラのターボエンジンをベースとして新開発されたもの。エンジンの許容最大回転数8000rpmと、かなり高回転タイプに設計されているようだ。組み合わされるトランスミッションは6速MTのみとなっている。
従来モデルでも同様のグレード「ボクスター スパイダー/ケイマンGT4」が存在し、やはり自然吸気エンジン(3.8L 対向6)を搭載していた。その従来モデルと比較すると排気量を約200cc拡大して、最高出力は718ケイマンGT4で35ps、718スパイダーで45psも向上している。
これにより最高速は300km/hの壁を突破して718ケイマンGT4で304km/h、718スパイダーで301km/hに到達するという。また、0→100km/h加速は両モデルとも4.4秒を記録する。
また環境性能の向上も図られ、一定条件下でエンジン片側バンクのシリンダーを休止させる気筒休止システム「アダプティブシリンダーコントロール」が新たに追加された。これによって、燃費は9.17km/L(EU準拠)となっている。
エクステリアデザインでは、フロントマスクやボディサイドのエアインレットをより大きくするように変更され、これに伴ってエアアウトレットも追加されているようだ。また、公開された画像ではよく見えないが、リアサイレンサーとデフューザーの形状を変更することで空気抵抗の低減とダウンフォースの増大も果たしている。
また、718ケイマンGT4では固定式のリヤウイングを装着し、従来モデルより20%増のダウンフォースを発生、200km/h走行時には12kgにもなるという。
一方、オープンボディである718スパイダーでは、速度120km/h以上になると自動でせり出す可変式リアスポイラーを採用し、ボクスターの電動ルーフは軽量化のため手動に改められている。このルーフはいくつかのステップで簡単に格納できるという。
この他にも、30mm車高を低くするポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM・718ケイマンGT4)や機械式リヤディファレンシャルを備えたポルシェトルクベクタリング(PTV)などを装備して、コーナリング性能を向上。またロールバーや消火器、運転席の6点式シートベルトなどを含むクラブスポーツパッケージ、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)もオプションで用意されるという。
なお、この「718スパイダー」と「718ケイマンGT4」はドイツ本国での発表であり、日本導入については未発表だ。
NAでMTしかないってんだから
ポルシェ 新たなトップモデル718スパイダーと718ケイマンGT4
ポルシェAGは2019年6月18日、コーナリングとサーキット走行に最適化した、新型「718スパイダー」と「718ケイマンGT4」を718シリーズへ追加すると発表した。
モデル概要
ポルシェが新たに導入する2つのモデルは、718モデルレンジの頂点に位置し、718スパイダーと718ケイマンGT4は、718モデルのデビュー以来、全ての技術的スペックが同一化されたモジュール設計になっている。両モデルとも、309kW(420PS)を発生する新開発の4.0L水平対向6気筒自然吸気エンジンと6速マニュアルトランスミッションを搭載している。
718ケイマンGT4はポルシェGTモデルのエントリーレベルに位置し、718スパイダーはコーナリングを楽しむために特化したモデルで、優れたエアロダイナミクスとGTモデルらしいシャシーおよびエンジン性能を持ったモデルだ。
高回転型自然吸気エンジン
2モデルのパワートレーンは新開発の4.0L水平対向6気筒エンジンを搭載。この高回転型自然吸気エンジンは新型911カレラのターボエンジンをベースとし、最高出力はケイマンGT4では先代型を35PS、3世代目のスパイダーでは45PS上回る309kW(420PS)を発生する。
420Nmの最大トルクは5,000から6,800rpmで発生。最高速度は300km/hの壁を突破し、718スパイダーで301km/h、718ケイマンGT4では304km/hに達する。0~100km/h加速は両モデルとも4.4秒で、新欧州サイクルでの燃費は10.9L/100km。
また、この自然吸気エンジンは、片側バンクのシリンダーが休止して燃費を低減するアダプティブシリンダーコントロールを搭載する環境エンジンだ。それぞれが独立した燃料噴射を行なうピエゾインジェクションが初めてDFI高回転型エンジンに搭載さ、燃料噴射が5段階に分けられたことで燃焼プロセスが向上。2つのレゾナンスバルブを備えた可変吸気システムにより、シリンダー内のガス交換が最適化される。
エアロダイナミクス
718ケイマンGT4におけるハイライトの一つとして、総合的に向上したエアロダイナミクスコンセプトが挙げられる。ダウンフォースは50%増えたにも関わらず空気抵抗のレベルは変わらないという。
両モデルにおけるエアロダイナミクスの向上には、新しくデザインされたリヤサイレンサーのカバーが大きく寄与。2本のサイレンサーがそれぞれアーチ状に独立したカバーを持つことで、リヤディフューザースペースが生まれ、その結果として718ケイマンGT4のリヤアクスル付近におけるダウンフォースは約30%増加したという。
固定式のリヤウイングもさらに効率が向上し、先代モデルより20%多いダウンフォースが発生する。また、フロントセクションでは、大型フロントリップスポイラーと前輪に沿って流れる空気を整える通称「エアカーテン」が空力バランスを保つ。
ポルシェ718スパイダー
新型718スパイダーは軽量コンバーチブルトップを備えたオープンエアースポーツカーで、最高速度を妨げないための純粋なドライビングプレジャー型スポーツカーだ。
718ケイマンGT4との違いは120km/hで自動的にそり上がるリヤスポイラーだ。効果的なディフューザーは、これまでのボクスターでは考えられないほどのダウンフォースをリヤアクスル付近で発生させている。
そして718スパイダーの新しい特徴の一つにポルシェ専用に開発されたウルトラハイパフォーマンス(UHP)タイヤがある。このタイヤは新型718ケイマンGT4が20.6kmにおよぶニュルブルクリンク北コースのラップタイムを先代モデルから10秒短縮した際に装着していたものだ。
最高速300km/h超のモンスターカー! ポルシェが「718スパイダー」と「718ケイマンGT4」を追加
0-100km/hは両モデルとも4.4秒!
ドイツのポルシェAGは新型軽量コンバーチブルトップを備えたオープンエアースポーツカー「718スパイダー」と「718ケイマンGT4」を追加すると発表した。
両モデルは初めてシャシーを含めた技術基盤を共通化。ともに420馬力を発生する新開発の4リッター水平対向6気筒NAエンジンをミッドシップに搭載し、6速マニュアルトランスミッションと組み合わせた。
最高速度は718スパイダーで301km/h、718ケイマンGT4で304km/hに達する。停止状態から100km/hに到達するまでの時間は両モデルとも4.4秒。部分的に負荷がかかる状態で片側バンクのシリンダーを休止し、燃費を低減するアダプティブシリンダーコントロールは新たに追加された技術だ。
それぞれが独立した燃料噴射を行うピエゾインジェクションを初めてDFI(ダイレクト・フューエル・インジェクション)高回転型エンジンに搭載。燃料噴射を5段階に分けたことで、燃焼プロセスを高めた。
両モデルに新たにデザインしたリヤサイレンサーのカバーを採用し、エアロダイナミクスを向上。718ケイマンGT4は先代モデルよりも50%ダウンフォースを増やしながら空気抵抗を抑えた。また718スパイダーは120km/hで自動的に反り上がるリヤスポイラーを備えている。
さらに、両モデルは共通化したハイパフォーマンスGTシャシーを採用し、運動性能を高めた。軽量化した前後アクスルのスプリングストラットはモータースポーツからフィードバックしたもの。シャシーをよりダイレクトにするためのボールジョイントを採用している。また、30mm車高を低くする「ポルシェアクティブサスペンションマネージメント」により、コーナリング性能も向上した。
ほかにも、スポーツ走行を楽しみたいユーザー向けに優れた機能を多数搭載している。新たにセンサーを採用し、車両の挙動を安定させる「ポルシェスタビリティーマネージメント」は2段階で完全に解除できるようにした。機械式リヤディファレンシャルを備えた「ポルシェトルクベクタリング」は縦、横方向のダイナミクスを強化。
大型アルミニウムモノブロックキャリパーを備えたハイパフォーマンスブレーキシステムは、サーキット走行時でも安定したブレーキングを誇る。718スパイダーには、今回初めてポルシェ専用に開発した「ウルトラハイパフォーマンスタイヤ」を備えた。
Posted at 2019/06/21 22:30:29 | |
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ポルシェ | 日記
2019年06月21日
BMW、次世代フラッグシップiNEXTに採用する技術の一部を公開
独BMWは5月28日、開発中のフラッグシップEV「iNEXT」への採用を予定しているディスプレイ技術の一端を公開した。
2021年の生産開始に向け目下極地における走行テストなどを実施中の大型SUV、iNEXT。BMWは“テクノロジーフラッグシップ”を標榜し、これまでにない斬新な技術を多数搭載する見通しだ。その大胆なデザインの方向性は昨年発表されたコンセプトカー「ヴィジョンiNEXT」で示されたから、記憶に残っている人も多いだろう。
今回公開されたのは、iNEXTが採用するハイテク装備のひとつで、コクピットのディスプレイに関する新技術。その肝は、全体が滑らかにカーブした1枚のパネルで構成されているところで、これにより画面の視認性が向上し、ナチュラルな操作感覚を実現しているという。
また、ディスプレイを収める筐体は極限までスリム化したマグネシウム製とされ、無反射ガラスを用いることで完全なフードレスデザインを実現している。最新のデジタルデバイスから着想を得たというこうしたデザインにより、乗員は室内に足を踏み入れた瞬間にiNEXTの先進性を強く印象づけられるだろう。
さらに、画面の大型化はディスプレイをドライバーのみが視認できるエリアと、ドライバーとパッセンジャー双方が視認できるエリアに区分することも可能とした。表示内容に応じてエリアを変えることで、お互いが必要な情報のみに集中することができる。もちろん2つのエリアはシームレスに切替え可能だから、情報のやりとりは完全にストレスフリーだ。
ドライバーの方向に傾けて設置されるセンタコンソールは、ドライバーズカーたるBMWのアイデンティティとなっていたが、iNEXTではこれを最新の技術で解釈し直し、インテリアの目玉に据えた格好だ。最先端テクノロジーをふんだんに採用するiNEXT。2年後のデビューが今から楽しみだ。
BMWが次世代「M」を提案…ヴィジョンMネクスト 6月末に発表へ
BMWグループは6月14日、コンセプトカーのBMW『ヴィジョンMネクスト』(BMW Vision M NEXT)を6月末、ドイツ・ミュンヘンで初公開すると発表した。
BMWグループは2018年秋、コンセプトカーの『ヴィジョン iNEXT』を発表した。ヴィジョン iNEXTは、BMWグループが2021年から生産予定の新型EV、『iNEXT』を示唆するコンセプトカーだ。完全自動運転が可能な次世代のEVを提案していた。
ヴィジョン iNEXT に続いて登場するBMW ヴィジョン M ネクストは、BMWの高性能車、「M」の次世代モデルを提案する1台だ。BMWグループによると、技術が運転の歓びを高めるためにどのように利用できるかを示す1台となり、モビリティの新時代にはインテリジェントな技術がスポーティなドライブを促進し、ステアリングホイールを握る人を究極のドライバーに変えるという。
なおBMWグループは、ヴィジョン M ネクストのティザーイメージを4点、配信している。
「BMW ヴィジョン M NEXT」が現代美術を代表するトーマス・デマンドとコラボレーション
BMW Vision M NEXT
「ヴィジョン M NEXT」をテーマとした現代アート
「未来のドライビングプレジャーとは?」というテーマを掲げたEVスポーツコンセプト「BMW ヴィジョン M NEXT」が、6月25日から27日かけてドイツ・ミュンヘンのBMW Weltで開催されるイベント「BMW Group #NEXTGen」において初公開される。
今回、BMWグループとのコラボレーションの一環として、ドイツ現代美術を代表するアーティストのトーマス・デマンドが「ヴィジョン M NEXT」のディテールからインスピレーションを得て、紙を使用して制作。トーマス・デマンドはミュンヘン生まれで、現在はベルリンとロサンジェルスを拠点としながら、写真をベースにした作品を発表し続けている。
コンセプトカーのディテールを紙で制作して撮影
BMWグループデザインのシニアバイスプレジデントを務めるアドリアン・ファン・ホーイドンクと、トーマス・デマンドはお互いに親交を続けており、将来のモビリティや都市について話し合うため、定期的な会合を行っている。今回、BMWグループはデマンドに対して公開前の「ヴィジョン M NEXT」を見せ、彼のインスピレーションを刺激した。
デマンドは「ヴィジョン M NEXT」から様々なディテールを選び、それらに基づいて紙でモデルを作成。これらを写真撮影し、今回の作品を作り上げた。このペーパークラフトは、実際のモデルのカラーリングと「ヴィジョン M NEXT」の外観を抽象的に再現している。今月末、ミュンヘンにおいて「ヴィジョン M NEXT」が実際に発表されるまで、観客はこのアートから実車を想像することになるという。
2000年以来となるデマンドとのコラボレーション
デマンドとBMWグループがコラボレーションを行うのは2000年以来。今回は「モビリティの将来」をテーマに、様々な素材や媒体を使って作品を制作した。デマンドは今回のコラボレーションについて、以下のように説明する。
「多くのアーティストがそうであるように、私もまだ公開されていない存在に魅了されています。私を招待してくれた、アドリアン・ファン・ホーイドンクとBMWのデザインチームに感謝しています。本質的で抽象的な要素を引き出すのに、私の作品はとても良いツールだと考えています」
「スタディモデルの『ヴィジョン M NEXT』は、通常の市販車の使用環境を離れた、複雑な要素を持った自動車です。このようなコンセプトは、将来のヴィジョンやアイディアを現実化するために、興味深い機会を与えてくれます」
ドライビングプレジャーの可能性を示す「ヴィジョン M NEXT」
BMWは、2018年に発表したEVコンセプト「ヴィジョン iNEXT」に続き、今回発表されるEVスポーツコンセプト「ヴィジョン M NEXT」の2台によって、将来のモビリティの姿を示していくことになる。「ヴィジョン iNEXT」が自動運転の可能性を見せたのに対し、「ヴィジョン M NEXT」は未来のテクノロジーがどのようにドライビングプレジャーを高めることができるかを模索しているという。
BMW、ビジョンM NEXTを予告 アーティストとコラボで未来のクルマを芸術的に表現
独BMWは6月14日、コンセプトモデル「ビジョンM NEXT」を予告する画像を公開した。
ビジョンM NEXTは「M」の文字が表すとおり、スポーツドライビングを楽しめるクルマの将来像を提示するコンセプト。先頃発表された「ビジョンiNEXT」が自動運転やコネクテッドにフォーカスしたコンセプトだったのに対し、ビジョンM NEXTは新時代のドライビングプレジャーを表現した1台となる模様だ。
未来の「駆け抜ける喜び」を具現化したモデルだけに、今回リリースされた予告画像も通常のイメージ画像とは趣を異にする。4枚全てが現代美術家トーマス・デマンドとBMWのコラボレーションで実現したアート作品となっているのだ。
イメージを手がけたトーマス・デマンドは、ドイツの現代美術界を代表するアーティスト。社会的に注目された事件などの場面を紙で再現し、さらに写真に落とし込んだ独特の作風で名高く、そのメッセージ性に富んだ作品群は、常に批評家達の注目を浴びる。実は、デマンドとBMWのコラボはこれが初めてではなく、2000年にはクルマとモビリティをテーマにした作品を共同で発表し話題を呼んだ。それから約20年の後、今度は公開前のコンセプトを主題に、新たな作品を製作したというわけだ。
デマンドの手になる予告画像は、一見抽象絵画と見紛う大胆な構成で、ビジョンM NEXTのボディの一部を写し取ったもの。そこに浮かび上がるグレーとレッドも実車のカラースキームをベースにしているというが、これらはすべてコンセプトのディテールを紙で再現し、それを撮影するという彼ならではの技法で製作されている。いわれなければクルマのエクステリアとは気付かないほど、洗練された色彩の組み合わせだが、ビジョンM NEXTの先進性を伝えるには、非常に訴求力の強いイメージだといえるだろう。
実際のコンセプトは今月ミュンヘンで発表される予定だから、それまでデマンドの美しい作品で想像を膨らませてほしい。
Posted at 2019/06/21 22:23:22 | |
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