〜お約束『ガンさん邸餅つき忘年会』レポート①〜
『今何シテル?』(12/24 17:29)で、「無事、箱根のガンさん邸から帰還。早速、当日の《餅つき光景》とその前後の様子を撮ったファイルをチェック。そして真っ先に紹介するのは門前で出迎えてくれたふたり。ご存知、大井貴之君と『GT-Rマガジン』の野田航也編集長。いやー、ご苦労さん!この日のレポート、早速、取りかかるとしようか!」と約束してしまったが、その前にこんな書き出しから始めたい。
箱根のガンさん邸に赴く前夜、 Hot-Versionの本田俊也編集長と連絡を取り合った。
「どうだい? “ガンさんDVD”の進行具合は?」
「一般発売用のものは終わって、いま、秘蔵映像スペシャルDVDの方が一山、超えたところです」
「あの件はうまくいったのかい?」
「大丈夫ッす。著作権管理者との使用手続きもOKッす」
返事に力がこもっている。
「それはよかった。21分23秒を全部、使うのかな?」
今度は返事がない。
まぁ、いいや。そこから先は『お手前拝見』とするか。
話を変える。
「今度の新しいHot-version(VOL.149)の出来を心配していたけれど、安心したよ。”ガンさんDVD”にパワーを吸いとられているんじゃないか、と」
「それで、どうでしたか?」
「うん、新しいトライを忘れてないね。ニュル最速モデルという触れ込みのマシンに群サイは無理だった。雨のコンディションというだけではなく、ね。その代わり、『若手ドライバーオーディション』がよかった。みんなが本気でキャスター候補になりたくって、取り組んでいたものね。日比野哲也って、スキルが高いね、個性的でもあるし」
「あ、日比野はドリフト界ではトップクラスですから。ショップもやっているくらいです」
「スパーGTからの、ほら、サッカーの香川に似ている・・・・・・」
「ああ、井口卓人。いいでしょう?」
「かつての土屋圭市と同じ匂いを持っている」
「そうなんです。つい先日の日曜日、筑波で異種格闘技バトルをやりましたが、いやァ、予想以上に走れるし、喋りもいけます」
「期待できるね」
「ええ。この筑波バトルに谷口君がチャンピオン記念として、グッドスマイル 初音ミク AMGを持ち込んでくれて、筑波のファステッドタイムを・・・あ、余計なこといっちゃいました(笑い)。ま、その時の井口の走りは、レギュラー顔負けというか、そのものでした」
「それは楽しみだね。じゃ、明日」
「はい、ぼくらは午前中にお邪魔するつもりです」
「わかった。こちらもそうするつもりだ」
快い、本田君との交信。もう一度、新着のHot-Versionを観るとしようか。
12月24日午前10時20分。東名高速海老名SAで珈琲ブレークを済ませ、同行の仁川一悟君のメルセデスE350で新しく開通したばかりの圏央道JCTと相模川を渡ったあたりで、東名から小田原・厚木道路に入った。
今回も、11月1日の福島・二本松のエビスサーキット東コースへ向かったときと同様に、仁川君に運転は任せてもっぱら、助手席からの景色を楽しんでいる。環八から東名に入った頃は、重苦しい雲に覆われていた師走の空が、いつの間にか明るく拡がっているではないか。しまった。これなら300ミリのレンズを持ってくるんだった。それでも、ともかくNIKON5200で富士の姿を捉えることにした。
右側の視界が大きく開ける。関東平野もここが西端で、箱根連山がどっしりとした黒い姿で出迎えてくれた。そして、それを際立たせるように、真っ白な雪のガウンを纏った富士山が、背後から箱根の山々を押し出している……。
この描写は3年前にはじめて「箱根のガンさん邸、至福の餅つき忘年会」に駆けつけた時の書き出しであるが、ゆったりと、全く同じ景色を見入っているうちに、アッと気づいた。あの時「箱根連山」と思い込んでいた黒い山並みは、じつは「大山・丹沢山地」の間違いではないか、と。
平塚の本線料金所を抜け、大磯ICを過ぎてアップダウンのある山間部を抜けると再び右側が開け、ここで本物の「箱根連山」が登場したのだ。この発見が、なぜこんなに気に入るのかな。
小田原厚木道路から箱根駅伝でおなじみの国道1号線にはいったのはいいが、湯本の町に入る手前で大渋滞。前を塞がれたまま、5分経ってもピクリともしない。しびれをきらした仁川君が、「大回りになりますが、その先でなら箱根新道に入れますから、そっちから行きましょうか?」と提案する。
登り一辺倒の箱根新道を走るのは、全くの久しぶり。E350が気持ちよさげにワインディング・ランを楽しんでいる。
ひょい、と思い出した。あれ!? 料金所が途中にあったはずだが、なかなかやってこない。首を捻っていたら、この7月から無料になったと、仁川君が教えてくれる。寄せ木細工の工房、甘酒茶屋を過ぎたあたりで、高い杉木立と大きなカーブ。と、『箱根旧街道』の案内板。なるほど、「天下の険」を誇った箱根の面影がここにも残っているのか。
「ちょっと、停めてくれる?」
いそいそと、カメラを手にして、E350から降りる。こんな調子じゃ、小湧谷のガンさん邸に、いつ着けることやら。時計はすでに11 時を過ぎてしまっていた。
Posted at 2017/12/27 01:57:44 | |
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