時代に抗う男

2012年F1も4戦終了。4人のウィナー、ロータス躍進等まだまだ予測がつきづらく、今後の展開を期待させる序盤戦となっています。

その中でどうも波に乗れないシューマッハー。
フリー走行では上位常連となるも結果がついてこない。


ダブルDRSという他チームより一歩抜きん出たシステムを搭載し登場したW03。
恐らくクルマとしての速さはかなりのものなのでしょう。
しかし足を引っ張るは意図的に急激な劣化をするようにしむけてあるピレリタイヤ。

シューマッハーにしてみれば「なんでこんな速いクルマなのに、タイヤの劣化を過剰に気にしてゆっくり走らないといけないんだ！」ということでピレリに対して逆ギレ気味だとか。

確かにこれだけタイヤ摩耗を気にして走らなければならないとなると、予選で後方に沈んでしまったり、スピンで順位を落としたりした後の猛烈な追い上げというのは非常に難しいのかもしれません。（予選を捨ててまでタイヤを徹底的に温存して決勝に備えるという今回ロータスが使った裏技は別ですが•••。）

過去の鈴鹿で見られたようなセナやライコネンの後方からのごぼう抜き→劇的優勝！という展開もファンにとってはたまらないんですけどね。

ついに勝てるクルマを得てももがき苦しむシューマッハー、どうも時代の流れに拒絶され、はねつけられているような気がしてなりません、”おまえのいる場所ではないよ！”と。
映画「戦国自衛隊」を見ている様。

そして同じメルセデスつながりでロズベルグによるドライビングポジション解説。
こんな姿勢で運転しているなんてありえない！！

追記
寄せていただいたコメントで話題になった異物飛来によるドライバー受傷の可能性。
ちゃんとFIAは対策考えているようですね、でもますます前がみえなくなりそうです。
これがあればセナも無事だったのかな〜。