先ずはお詫びをm(__)m、操作の間違えで先に書いた記事を消してしまいました、折角お二人様から「いいね」を頂けたのにたいへん申し訳ありませんでした。
是非もなし自害致す(T^T)。
改めまして。
久しぶりに開店します。ここしばらくは国産車が続きましたので今回は英国車を。
大衆車がベースの小さなプリンセスをご紹介。
【Vanden Plas Princess】
「バンデン・プラ プリンセス」です。
ん?、「Plus」の綴りだから「バンデン・プラス」ではですと?。いいえ、読み方は「バンデン・プラ」が正解なのです。「ヴァンデン・プラ」とも表記されますけど。
尚、このバンデン・プラという名前は
このベントレーもバンデン・プラ
このレンジローバーもバンデン・プラ
他にはジャグヮ~(徳大寺風)にもバンデン・プラは存在しますけど。今回のご紹介はこういうゴツいバンデン・プラ達ではなくて。
こちらの小さなプリンセスさんです。
そもそも、バンデン・プラって何なの?、少なくも晩のオカズは天婦羅ではない事は確かですが(オイ~ッ!!)。
バンデン・プラとは昔の車のメーカーだったのです。
ベルギー生まれのイギリス育ち、本来の綴りは「van den Plas」、これはオランダ語だと「池の」(めだか師匠!!)という意味合いになるそうです、なんかややこしいな(^_^;)。これはベルギーはフランス語とオランダ語を使っていたからなんだそうですが。
その後バンデン・プラはイギリスに工場を設立、先に挙げたベントレーの車体など高級車を手掛けていて、それが高級車にバンデン・プラの名前が付くようになった由縁です。因みにこの工場の名前は「プリンセス工場」だったそうで、日本にもプリンスがあったのだから何ら不思議では無い!!(強引だな!!)。
第二次大戦後、バンデン・プラはモーリスに吸収され、そこで作ったのがバンデン・プラ プリンセスなのです。
この車、かなり小柄な車でして、ベースとなっているのはBMCの(British Motor Corporation、イギリスの車メーカーの寄り合い所帯ですね)ADO16と呼ばれるモデル、この車はBMC内で6種類のモデルがあり
画像はモーリス1100、これもそのADO16の一族ですが、あのMiniの(Miniの形式名はADO15です)後継車として造られました。
造った人はあのMiniの生みの親でもあるサー・アレグザンダー・アーノルド・コンスタンティン・イシゴニス氏です・・・この人、フルネームだとおよそ外人さんの考えそうな名前を全部付けた感じになりますがw。
これをベースに造られたADO16系の最高級バージョンがバンデン・プラ プリンセスなのです。1962年に生誕。
ここらでスペック
水冷並列4気筒OHV、排気量1098cc、最高出力55馬力です。
尚、1967年からのMk-Ⅱ以降は1275ccの65馬力となります。
小さな高級車ぁ?となるかと
この内装を見てから言ってくださいね。ロールスやベントレーにも劣らないと称賛された、本物のウォルナットのインパネ、機械式の埋め込みの時計、シートは本皮で手縫いの逸品、職人によるハンドメイドですよ。
実際にロールスロイスを所有しているようなお金持ち(というか名家)のセカンドカーとしても人気があったそうです。
そこ!!、なんだ右ハンやんけ!!とか言わな~い。
イギリスは左側通行というか日本の道交法はイギリスのパクりですからね、左ハンでマイル速度標示のイギリス車こそが変なのですからして、ロールスロイスでもジャグヮ~(まだ言うかw)でもロータスでもMini(オリジナル)であっても、右ハンでKm/h速度標示こそが正しいイギリス車ですよ。
小さな車ですが、高級ホテルに乗り付けても決して恥ずかしくない、当時のホテルのボーイさんはこの車を優先的にエスコートしたという逸話があるぐらいで、なぜならたとえ小さな車でも、この車には名家のお嬢様とかご婦人が乗っている可能性があったからだそうです。
1967年に1300(Mk-Ⅱ)へ、最終的にはMk-Ⅲまで進化して、1974年まで造られました。
さて、中古市場ですが。
下は走行15万キロの過走行気味なので160万円から、上は250万円~応談となかなかのお値段です、さすがはプリンセス。
他のADO16系の車は大衆車でお値打ち価格でしたが、プリンセスだけは他よりかなり高価だったそうですよ。
Miniに繋がる小柄な車ですが、その存在感は高級車にもひけを取らない車、それがこのバンテン・プラ プリンセスです。
所有するなら?、一切イジりませんよ、オリジナルを綺麗に維持して乗らないと失礼ですから。爆音マフラー?、そんなプリンセスがはしたない!!。
バスケットに食べ物と飲み物を積めて、丘の上のお花畑でピクニックとか行きたくなる車です。
思い出した事があります。
昔、刑事ドラマで「刑事貴族」というのがありまして、舘ひろしが16話ぐらいで殉職してしまうというなかなか無茶苦茶なドラマでしたが(^_^;)。ヒロミGOが後任だったり、それの2で水谷豊が主演になるんですが、その役柄での愛車がバンデン・プラ プリンセスMk-Ⅱ(1300)でしたね。う~ん・・・正に刑事貴族!!(^_^;)。
水谷豊の刑事役は、右京さんだけでは無かったのです。
Posted at 2018/06/10 20:29:24 | |
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