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2021年12月31日 イイね!

好きなバイク( 。゚Д゚。)/


今年も残すところあとわずかとなりましたが、今年最後の好きなバイク、行きます。


さて、大型バイクにまた乗りたいという思いを断ち切れず、来春からはSV650X(2021年モデル)に乗り換えとなりますが・・・ジクサーSF250には感謝、約4年ほどバイクから離れていた私にとっては変態(いや、大変)良いリハビリになりました。
SVはいずれ・・・「アン(ピ~~~~~)ン!新しい顔よ~!」をする予定ですけどねw。

と、いうか、次期バイクもまたスズ菌かよ・・・w。





いや、頑張るなよw。

本来なら、私はカワサ菌保有者だよと長年いい続けて来ましたが、カタナ400、ジクサーSF250、車は初代ワゴンR、31スイスポそして現在は33スイスポと・・・もうね、開きなおります。





まごうこと無き┣゙変態、【スズ菌キャリア!】、いや、【スズ菌クラスターの末期患者!】で何が悪い!w、言い切りますわw、よって来年の抱負は変態(スズ菌)道に邁進する所存であります。

と、いうわけで



スズ菌さん、こんな私にお年玉として聖杯(湯呑み)をくださいw、いや、買えや。


なんと・・・最近のはワークスカラー(エクスターカラー)の聖杯(湯呑み)もあるのか!w。


さておき、今回はちょっと特別変態じゃなくて特別編。

【スズ菌秘話ヒストリア、SV650(と、グラディウス)の歴史】

実はSV650って、


前にリトルグレイ☝️👽・・・違っ、SV1000Sをご紹介した時に少し触れましたが、消滅したり復活したりを繰り返しているゾンビ・・・いや、息の長いバイクだったりします。
1999年


ヒャッハー!って、はいはい核の炎も恐怖の大王も聖飢魔IIいや世紀末覇者も救世主も来てませんから。


前年に販売されたSV400(S)の排気量拡大版として販売されました。
スペック
水冷V型2気筒DOHC8バルブ、排気量645cc、最高出力70馬力です。


ネイキッドのSV650もあります。
正直、日本では売れていません、わりと短期間でラインナップ落ちしています、よって輸出がメインのバイクでした。
しかし、その欧州でも当初はプアマンズ(貧乏人)の


ドゥカティ モンスターだろとバカにされていたりしましたけど。
しかし、いざ乗ってみると素直なハンドリングとVツインを感じさせない吹け上がりのエンジン、そしてなんと言っても安い!・・・プアマンズドゥカティとかバカにしていたクセに現金やな欧米人w、こんな感じで人気を集め、欧州で2002年頃には25000台以上を売り上げる稼ぎ柱いや稼ぎ頭になっていました、日本より欧州やアメリカで評価されたバイクなのです。


2003年にマイチェンして・・・カウル付きのSは1000と同じく顔面がグレイ化👉👽しましたw。

しかし、やはりプアマンズ ドゥカティだの造りが安っぽいだの言う輩も居たわけで、スズ菌もテメェらいい加減にしろやと奮起しました。

2009年の末に


違う、これじゃない。


SFV650グラディウスという名前になり、新たに生まれ変わりました(一部ではSV650も並売していました)。
スペックは細部の変更はありましたが排気量は変わらず、最高出力は72馬力と若干アップしています。
初期SV650のエンジンは、低速トルクはわりとスカスカで中間から弾けて上まで回る味付けでしたが、このグラディウスからは低速トルクを強化して下からフラットに立ち上がり、上までスムーズに回る味付けに変化しています。
SDTV(デュアルスロットルバルブ)化を施し、エンジン内はメッキシリンダーを採用しています。

日本では400ccで単にグラディウスという名前で販売されました。最高出力は55馬力と各社馬力自主規制(53馬力)を乗り越えています。
2017年までと長めの生産期間で、650は海外への輸出専用でしたが実は初代SVほどは売れなかったとのこと。
馬力も少し上がりより扱いやすく、ブレーキも強化されて末期にはABSも装備されたのに・・・何故だ!


じゃねーから。

フレームも美しく見せるいや、魅せるためにボルト類を見えにくい所へ追いやったりと凝っているんですよ、貶された「安っぽさ」を消すためにね、しかし、今度はそれが仇になってしまったのです。
イギリスでの当時の価格で、SV650が4999ポンドだったのに対して、SFV650グラディウスは5499ポンド、日本円だと10万円ほど値段が上がってしまったのです。
今までSVは散々安っぽいだのと言われ続けたから、じゃあもう少し高級感出して行くぜと丁寧に造って出したら

「SV(グラディウス)は間違った方向に進んでしまった」

などと人気だった欧州でも言われてしまう始末・・・・いや、本当に現金なやっちゃな欧米人w。



スズ菌さん、これはもうブチキレてもいい所ですよw。

という訳で、もう少しお安く、なおかつ走りも向上させてやんよと。


2016に、新しいSV650が誕生しました。つまり現行型ですね。
スペックはエンジンはグラディウスからの流用で、排気量などは変化無し。最高出力が76.1馬力に更に向上しております。
グラディウスに比べると、一部造りが簡素化していたりしますが最高出力の向上で更に走りは楽しくなっています。
そして、2017年の内外のモーターショーにて


SV650ラリーコンセプトというモデルを展示

翌年2018年に


SV650Xとして市販開始、現在に至っております。このSV、バンディットに似ていますがそれもそのはず、バンディットをデザインした方が手掛けているんだそうです。

と、このようにスズキSV(グラディウス)シリーズって、何気に息が長くて熟成が重ねられたバイクなのです。

さて、何故私がこのSVを次の愛車に選んだのか。
大型乗るならリッターバイクじゃね?、普通はと思われるかと。
リッター高いんだもん・・・そりゃカワサ菌因子が次はZ900RS(現行)じゃね?と囁きましたよ耳元でね、新車で140万近く、じゃあ中古のヒノノニトンじゃなくて火の玉カラーを・・・はあ?、新車と値段が変わらんどころか新車より高いぞ(本当)ふざけんな!で却下。
メグロK3(現行、カワサキ製)も良いなぁ・・・やっぱ高いわ。
スズ菌ならいっそタナカ(現行1000カタナ)・・・やっぱあの型は生理的に無理っ、却下。
昔の80~90年バイクは最早坂の上の雲状態の価格だし。
もう年齢的にもミドル(600~800cc)でいいじゃん、昔の400ccの大きさ重さで馬力は昔の750以上の馬力だし・・・で、そのクラスで行こうと決定。


かなり気になっていたヤマハYZF-R7は来春2月に発売が延びましたし、価格はやはり諸経費まで入れたら100万円を越えるそうですし。


白赤のクラシカルなストロボカラー(限定400台です)も出るそうですけどね。
ちなみにエクスルーシブモデルだそうで、指定されたヤマハ専売店でしか扱わないモデルというのもマイナスポイントになりました、かっこ良いんだけどな。

で、上記の「アソパソマソ~!新しい顔よ~!」をやりたいのもあり、SV650Xで決定しました。

やっぱりコスパ良いんだもん、だからスズ菌キャリアになったようなものですw。単純に最高出力だけならYZF-R7より高いし(3馬力程度ですか)。
そして、最大の美点は、長く造られ続けた古いエンジンだということ、ABSやローrpmアシスト(低回転時の発進やUターンをアシストします)は付いていますが、他には余計な装備が少ないこと、スズキ唯一無二のVツインで昔ながらのエンジンであり、昔ながらのバイクだということ、これが決め手になりました。余計なデバイスはいらないですよ・・・。
ただ、SVってツインプラグなのでスパークプラグは4本必要なんですけどねw。
以上が、SV650Xに決めた理由であります。

今年も好きな車共々、痛いオッサンの戯言にお付き合いいただき感謝です、来年もよろしくお願いします。
Posted at 2021/12/31 15:34:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク | クルマ
2021年12月28日 イイね!

好きな車(^ー^)




以前バラードスポーツCR-Xを紹介しましたが今回は続編、と、いうわけでホンダさんから行きます。

【HONDA (CYBER SPORTS) CR-X】
「ホンダ (サイバースポーツ)CR-X」です。

1987年の秋のこと。


これまでのバラードスポーツCR-Xの後継として誕生しました。
当初は1.5リッターSOHCツインキャブレター仕様の1.5Xと、1.6リッターDOHC、燃料電子制御噴射式(PGM-FI)の1.6Siの2グレードでした。
スペック
1.5X:水冷並列4気筒SOHC16バルブツインキャブレター式、排気量1493cc、最高出力105馬力。
1.6Si:水冷並列4気筒DOHC16バルブ燃料電子制御噴射式(PGM-FI)、排気量1590cc、最高出力130馬力です。


先代バラスポのコーダトロンカ(テールをスパッと切り落としたような形)スタイルをしっかり踏襲しつつ、フロントからは曲面を上手く加えたような感じの流麗なスタイルに変化。
ワイド&ローにも磨きがかかり車幅はプラス50mm拡大、全高を20mm下げてあります。若干大きくなりましたがXで820kg、Siで880kgと相変わらずの軽量ボディ、そして脚回りはバラスポ独特のトーションバーストラット式フロントサスペンションから、前後ダブルウィッシュボーンへと進化、脚の良さに磨きがかかっています。


Siはボンネット左上にパワーバルジ(ボンネット上の膨らみ、カムプーリーの逃げを作るため)があるので見分けやすいです、バラスポSiと共通の特徴を引き継いでいますね。


特にテール回り、ブレーキランプ類の上の垂直な部分、黒く見えていますがこの部分も実はガラスなんです。
先代バラスポで後方視界の悪さを指摘されていて、それを改善するためにエクストラウインドーが採用されています。黒く見える理由はガラスには黒のピンドットが配置されていて、スモークガラスのように車外からは透明には見えませんが、車内からは見える造りになっています。これにより外板パネルとの一体感があり、特に車体色が黒の場合は本当に外からはガラスには見えませんよ、だからサイバーの人気色は黒だったとか。

先代は、2代目バラードの派生でバラード店での扱いでしたが、バラードが消滅したので単独車種となり


バラードが消えて新たにサイバースポーツの名が冠されて、サイバーCR-Xと呼ばれるようになりました。


先代より更に走りを意識した造りになった内部、シートも本格的なセミバケットシートが与えられています。


インパネもシンプルになりましたが、走る事に集中するための仕事場感が良いですね、ドライバーにインフォメーションが集中する感じのインパネになっています。

さて、その走りですが・・・
FFの宿命であるフロントヘビー、だいたい前後2:1になってしまう重量配分で、リヤが軽すぎてコーナリング中にブレイクしやすい特性、つまりケツが滑りやすい。
しかし、先代からさらに磨きが掛かったカミソリハンドリングと相まって、先代と同じくジムカーナ競技では敵なし状態、逆にケツが滑る特性がジムカーナ競技では良かったそうで、コントロールしやすかったとか。
最早先代のように「若い二人のためのデートカー」なんてお題目も消し去っていますから、まさにホンダさんのホンキですw。
ATの設定もありましたが、販売されたそのほとんどが5MTで売れたとか。
リヤシートも一応ありましたが・・・


いや、これもう人を座らせる気なんて無いだろ!ww、ワンマイルっぷりにも磨きがかかっちゃってますけどww、最早小物置き場ですやん!。
若い二人のための車ですから・・・いや、それすら騙ってませんからサイバーは、車検証上では乗車定員4名ですが無理っ!、サイバーCR-Xは2シーターです!、まだバラスポの方が座らせる気はあったのかなと思われますw。

でも、Siもバラスポのエンジンの改良型ですやんという不満も一部ではありましたが、大丈夫、1989年ホンダはこの過激な小型軽量FFスポーツに更なる猛毒を注入してしまいます・・・。


その毒とは?、そう、VTEC!


新しいグレードである「SiR」が追加されたのです。
SiRのスペック
水冷並列4気筒DOHC16バルブ、排気量1595cc、最高出力160馬力です。
馬力は一気に30馬力アップの160馬力へ、脚回りも前後共に強化、定評のあるカミソリハンドリングはそのままに、フロントブレーキは大型化したディスクに変わっています、つまりパワーアップに対応した制動力が与えられました。
さらに専用ギア比の5速MTを採用したり195/60R14 85Hサイズのタイヤの装着など、他の各部強化も抜かりなしでした。


専用のリヤスポイラーも装着されています。尚、SiRは5MTのみの設定でした、ホンダさん本気やな。
車重は重くなりましたが、それでも970kgと1トン切りは果たしていて、さらにリッター100馬力を果たしたエンジンと専用ギア比と相まって鬼の加速、強化された脚回りと定評のカミソリハンドリング、遅い訳がありません。
先代でもそうでしたが、やはり「峠や環状でよく壁に刺さっている車」というありがたくない地位も継承してしまいましたがw。某環状では同時期のグランド(シビック)よりも速かったとか。

モータースポーツの世界ではどうだったのか?




これ、わりと近年の全日本ジムカーナ選手権ですが、今も活躍していたりします。やはりジムカーナの世界でCR-Xは相変わらず速い車なんだそうです。海外では草レース的なラリーにも参加していました。
1992年、惜しまれながら生産終了、三代目にバトンを渡しました。ただ、三代目はかなり路線変更、いや、本来の「若い二人のための車」という原点へ回帰したというか・・・。

さて、中古市場
皆様、サイバーCR-Xで検索してみてください、必ず関連ワードで「サイバーCR-X 高い」という言葉が出てくると思われます。
実際相場はかなり上がっていますよ。
SiかSiRがほとんど、むしろXはあったら激レア状態、Siで最低150万円あたりから上は200万円オーバー、SiRとなると最低200万円あたりからで上は・・・

350万円!(;゚∇゚)

グランドシビックあたりからもそうですが、ホンダのこの年式あたりのVTEC車(勿論MT車)は軒並み相場が爆上がり中でして、サイバーもそれにつられて上昇中、最低200万円のは走行20万キロですよ、というか上の350万円も走行はほぼ10万キロでした、それでも関係無く高額です。最早走行距離は判断基準にならないそうで、エンジンやボディの状態や程度が物を言う状態だとか。かなり相場が上がっています、もし、走行100km単位の個体が出たとしたら?、500万円行くかも?とのこと。ホンダVTEC、めちゃくちゃ高騰中であります。


先代バラスポが二人のためのデートカーというお題目で開発して、実は中身はコンパクトロケットでした~という最早詐欺では?というなかなか狂ったライトウエイトスポーツでしたが、二代目は最早そんなお題目すらない、ガチなライトウエイトスポーツとしてホンダがトチ狂って開発、さらにVTEC投入という暴挙に出てリッター100馬力を達成、今でもジムカーナ競技で戦える戦闘力を持つ真のFFライトウエイトスポーツ、それがホンダ(サイバー)CR-Xです。

所有するなら?
そこはやはりSiRで、吸排気の変更と脚回りを固めて軽く車高を落としたいですね。




画像はミニカーですが、サイバーにも無限が無限CR-X Pro2としてエアロやその他パーツを出していました。現在は勿論絶版していますが、外装はこれに近づけたい、やはり格好良いですね。ホイールもこんな感じのディッシュ系が似合うかな。ワタナベ8スポークなんかも良さげ。




ちなみにこのサイバー、外観は無限Pro2で、エンジンは近年のホンダVTECエンジンに載せかえてあるそうです、ここまでやったら一体おいくら万円かかるんでしょうかね。
いいな~、ホンダのヤングタイマーな車の中ではサイバーCR-Xは大好きですから正直欲しいけどちょっと、いや、かなり暴騰しすぎだろ・・・。

それにしても80年代後半~90年代の国産スポーツは、絶賛暴騰中でありますな。
Posted at 2021/12/28 15:13:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 好きな車 | クルマ
2021年12月25日 イイね!

好きなバイク( ´∀`)

2021年ももう年の瀬ですね、ついでにクリスマスですね。
いや、なんか逆じゃね?。
さておき、はい、行きますか、では行きましょう。



スズ菌っ・・・


【SUZUKI GS125E】
「スズキ GS125E」です。

ああ・・・まただよ、また皆様の脳内で?が渦巻いているよ・・・。


この子です、いわゆる「小刀」(コガタナ)ですね。
まずはスペック
空冷SOHC単気筒2バルブ、排気量124cc、最高出力14馬力です。

時は1982年


こちらのGN125(邪メリカンだね)の兄弟車として


同時に発売されました。
つまり、アメリカン(いや、邪メリカンw)としてのGNに対して、その頃認可されたビキニカウルを装着してヨーロピアンスタイルなGSという位置付けでした、エンジンやフレームなどは共通です。
一応、これでもカタナの一族なんですが、1100や750のスタイルではなく


いわゆるロッパンジー(猿じゃないよ)ことGS650Gの流れをくむスタイルです、これも一応カタナの一族ですからね(紹介済)。


はい、ほぼ同時期のザリ(GSX400E)にもこの通り(紹介済)、カタログに「KATANA」の文字が。 
えっ?小刀にはどこにも刀の文字がありませんやんですと?。


ほら、カタログにはこのとおり・・・右上にちゃんと「KATANA」と書いてありますから!w。
「ケルンの衝撃」こと1100Sカタナ(750Sはスクリーン無しの耕運機ハンドルで「浜松の惨劇」だったけどなw)以降、この頃のスズ菌はカタナのバーゲンセール中でしたからね。いわゆる「ゴキ」ことGSX250Eにもありましたし(そのうちに)。
GS125Eは一見、いや、かなり地味な感じのバイクですが。
空冷のSOHCシングルですが軽快に回るエンジン。
軽い車体に自然なライディングポジション。
とても扱いやすく日常の足として優秀なのは勿論、12リッターと125ccにしては容量のあるガソリンタンクで、しかも燃費はリッター60kmに迫る高燃費!、プリウスを軽く越えてるし、現在の燃費マシーンであるジクサー150(リッター55km)よりスゲーや。

そしてそして・・・


125ccながらANDF(つまりアンチノーズダイブシステム)まで付いている!。


ええ・・・・・・・・

いや・・・まあ、今ではアンチノーズダイブシステムは害悪装備扱いなんですけどねw、当時はフロント16インチタイヤ(小刀は違いますが)と合わせて流行りで最先端でしたから。今ではキャンセラーでキャンセルしてしまう物ですけど(あると逆に危ないシロモノだから)。

これまで散々フロント16インチとともにいらないとか危ないとか書き続けていましたが、では、何故アンチノーズダイブシステムはいらないし危ないのか?。
まず、当時レースなどで採用した理由は、ハードブレーキング時に急激なフロントフォークの沈みこみを防いで(フロントブレーキと連動しています)、姿勢を安定させるのが目的でした。
でも、公道レベルのスピードレンジでレースレベルのハードなブレーキングはまずしませんわな。
つまり、公道でそのレベルのブレーキングは最早パニックブレーキなんですよ。そしてブレーキを強く握れば、それに連動してフロントフォークが沈みこみを拒否して逆に突っ張っちゃうわけですから・・・フロントタイヤが滑って転けるいわゆる握りコケになりやすくなるんです。
だから、実はフロント16インチ(80年代はこれも流行りでしたね)はこれに対処するために、フロントタイヤの幅を拡げてフロント側のグリップを上げるための処置で採用されていましたが、これもフロントの切れ込みが急激に深くなりやすいクセがあって、フロントからスリップダウンしてしまいやすい欠点があります。
当時のレースの現場でも最初は持て囃されましたが、80年代も中盤には各社レースではその効果に懐疑的になりました。
だからヤマハは(やっぱ優等生だわ)一番最後に(嫌々ながら流行りだから仕方ないと)採用したけど(FZ750とか)、一番最初に止めましたよね(初代TZR250ではアンチノーズダイブ無しの初の前後17インチホイールでした)。
じゃあ、何故各社はフロント16インチと合わせてアンチノーズダイブを採用していたのか?、それは・・・「特にレーサーレプリカは装備するのが流行りだし、付いていないとそのバイクが売れないから」、いや、真顔でこう言っていたんだから仕方がないw。
余談ですが、当時BMWの二輪部門のエンジニアのトップの人に、何故アンチノーズダイブサスペンションを採用しないのか?と聞いたら。
「フロントフォークというメカニズムを内包するにはあまりに狭い場所に、このような繊細なオリフィスやらノズルやらを設けるなんてあり得ないわ。だいたいにして汚れやすいダンパーオイルのスラッジで作動しなくなるリスクが高すぎる。だから我々としては、とても採用する気になんてなれませんなw」と一蹴されたそうですw。
実際、長い年月で作動不良を起こしているアンチノーズダイブ機構が多いのですよ。
オーバーホールするか、機構をキャンセルしたほうが賢明です。

とまあ、GS125Eは一部「危ない装備」もあるんですが(オイ~ッ!)、フロントはディスクブレーキですし(リヤはドラム)、ブン回しても扱いきれる馬力でまさに日常の友になること間違いありません、シンプルなエンジンですから耐久性もありますよ。
1980年末には、1100も750もロッパンジー(猿じゃないって)も生産中止となり、小刀もカタナの文字がカタログから消えました、はい、つまりカタナではなくなったのです。


これがカタナが取れた頃のGS125E、小刀だった頃はスズ菌の文字が斜めだったのが、普通に横書きになりました。
実は・・・GS125Eって、国内では6型まであるんですよw。
カラーを変えたり、キャブを変えたり、電装を変えたり細かくマイナーチェンジをしながら、なんと1999年まで生産販売されていたのです。小刀ではなくなってからも生産され続け、約17年間という長いモデルスパンだったのです。
実は一部海外では(南米とかインドや中国とか)、今でも現役だったり・・・。


つまり、【変態】スズ菌の屋台骨を支え続けた(いや、続けている?)バイクでもあるかと。
地味ですが、世界の道を走り続けているんです。このエンジンから派生しているのも沢山あります。

さて、中古市場。
長い間生産販売されていましたが、意外と一般的な中古市場には出にくいバイクだったりします、年式が年式ですし大事にはされていない個体が多いです、日常の足バイクですからね。
数台発見、年式はまちまちでしたがおおよそ25万円~30万円あたり。程度は悪くないのレベルですがそれなりに値段が上がり始めています。
一応黄金の80'sバイクですからね、カウルを外すとゴキ(GSX250E)に似ているというのもあって、あの筋の人々(つまりバンボーオヤヂ達だねw)にも少しずつですが注目され始めているんです。いや、単気筒125ccでバンボーするんかい・・・・w。
ほんの少し前は下手をすれば物々交換で手に入ったりしていたんですがね。
ですので、いわゆる「譲ります」系や「オク系」のサイトで探したほうが良いかも。ただし、程度と民度はお察しですが、
そういう所だと、部品とともに本体も売ります譲りますされていますね。そのほうがお安く入手出来そうです。


一見地味ですが、これでもカタナ一族の末弟、当時は最新のビキニカウルやアンチノーズダイブ(いらんけどw)も与えられていて何気に豪華な造りだったり、乗れば日常の足として大活躍間違い無しで、しかも恐ろしいほどの燃費力を持ちその気になればロングツーリングもこなせる万能選手(そこ、器用貧乏言わないw)、黄金の80'sバイクをお手軽に味わいたいそんなあなたにオススメな一台、それがGS125Eなのです。

所有するなら?


ビキニを外して丸目にすればほらゴキ(GSX250E)っぽい!、だからあの方々に狙われ始めているんですがw。しかし、実はゾッキー仕様はご兄弟のGN125のほうが多いんですけどね(今のところはですが)。


単純にビキニを脱がせる(やらしいなアンタ)だけでも、角目単灯で80's感がマシマシになりますけどね。
社外マフラー?、あるんですかね?w、イジっている皆様は色々と流用しているみたいですが、腹下ショート菅にしたりしていますよ。あとはリヤサスがオーリンズ風なんて強者も(他社のバイクの純正流用)。
ANDF?キャンセルする方法はちゃんとありますから少し手を加えましょう。
パワーアップ?ヤマハのSRX250の空冷単気筒DOHC250ccエンジンに載せかえる荒業もあるみたいですが・・・実例は複数あります。


やっぱりカタナ一族なんだし、アレぽくできないのかな?。



そんなあなたに朗報、実は・・・・




海外にはこんなのも居ますw。
これ、新車状態からこの形なんですよ!。
かなり無理矢理感がありますがw、こんなのを造るのは?、そりゃもうね・・・五星紅旗(ウーシンホンチー)🇨🇳の「あの国」製です・・・・。

つまりお得意の「朴&李」か?、失礼な!、これはちゃんとした「公式」バイクなんですよ。

お名前は「JC125」と申します。勿論中国産です。
でも、これはあちらのスズ菌の提携会社である「金城鈴木」という会社がスズ菌から許可を得て生産していたれっきとした?スズ菌公認バイクなんです。


無理矢理とは言いましたけど・・・いや、これはなかなか頑張っていますよね。日本にも少ないですが入荷していたそうですよ、良いなこれ、中身のベースはGS125Eだそうですし、多分エンジンも共通でSOHC・・・だと思いますが(細部不明、どうなんでしょ?)、なかなか凝った造りだなと思います。
とりあえず、耕運機風なハンドルをセパハン風に・・・出来るかなこれw、アップハンドルをスワローハンドルにすれば行けるかも。

金城鈴木さん、いっそこの外装を受注販売にしてみては?、案外売れるかもですよ。
名前は・・・短刀はもうあるから、「彫刻刀」キットとしてw。
Posted at 2021/12/25 21:02:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク | クルマ
2021年12月11日 イイね!

好きな車( ´∀`)

今回はおフランスから。

今回の車は好きな車を書きはじめたかなり初期の頃に・・・ 


こちらのプジョー205 T16(ターボ16)だけを紹介済なんですが、これはWRCグループB参戦を目的にホモロゲーションを取得するため200台を限定生産したバケモノですね。エンジンはMR(ミッドシップ)配置です。
しかし、素のモデルも好きなので、さらに掘り下げてみようかなと思いまして・・・改めて行きます。

【PEUGEOT 205 GTI】
「プジョー 205 GTI」です。

1983年に


プジョー205はデビューしました。一見直線基調なスタイルですが、部分部分で丸みもある形の流麗なデザイン、イタリアのピニンファリーナの手によるスタイルです。画像の205は本当に素のグレードなんですが、これはこれでプレーンな感じが良いですね。
そもそも、205の仮想敵はVWのゴルフでした。


ゴルフにはいわゆるホットハッチと呼ばれる高性能なGTIがあったわけで・・・アウトバーンでポルシェを追いかけられるとまで言われた1台


対抗として、1984年に205にもGTIが追加されました。
スペック
水冷並列4気筒SOHC、排気量1580cc、最高出力105馬力です。
数字を一見すると、たいしたことは無いなと思われるかと。しかし、この時代の車は車重が軽いので(乾燥重量900kg台)なかなかの加速をします。SOHCですが、気持ちよく上まで回るエンジンと相まって運転は痛快の一言、とても楽しいとのこと。



そして、翌1985年にルノーからルノースーパー(シュペール)5(サンク) GTターボが、1.4リッターのターボチャージャー付きで115馬力を引っ提げて生誕。つまり、国内にも刺客が現れたのです。
そこでプジョーはGTI(1.6)のマイナーチェンジを敢行、吸排気の見直しなどをエンジンに施して最高出力を115馬力にアップ、1986年に「205 GTI 1.6 115」を追加で発売しました。きっちり馬力を合わせたところに激しい対抗心を感じますね。


一方、ドイツのVWゴルフはⅡに進化、当然GTIもパワーアップを果たしたわけですが、ゴルフⅡは1987年にSOHC8バルブだったエンジンを、DOHC16バルブへ進化させ最高出力を125馬力に向上させたGTI 16Vを発売、当然プジョーもただ黙っているわけもなく、205GTIも1988年にエンジンをストロークアップで排気量を1900ccにしました。
スペック
水冷直列4気筒SOHC、排気量1904cc、最高出力120馬力です。
車重は少し重たくなりましたが、初期1600ccのGTIから15馬力ほどパワーアップしており、重さを感じさせず軽快感は更に向上しており、まさにファンなホットハッチとして絶賛されています。


シートは一軒セミバケ風ですが、意外と肉厚だそうで体に優しいシートとのこと、おフランス車はシートの優しさが命ボンバイエ!ですから、そして、この時代のプジョーと言えば猫脚とも形容される初動は優しく底では粘る脚まわり、ですから腰痛持ちには特に優しいそうですよ。


インテリア、画像は右ハン(1989に追加、本来は左ハン)ですが、う~ん実にシンプル、でも、こういうのが一番飽きが来ないものですよ。ただし、ハンドルの真ん中で【GTI】が激しく主張していますけどw。
何故右ハンが?、実はプジョー205って日本にも正規輸入されていましたが、1988年から数年の間一部のスズ菌のディーラーでも購入できたのです。
まあ、この年代あたりはバブル時代でしたからね、マツダ系列ではあの【宇宙一壊れる】と言われていたランチア デルタ(しかも素じゃなくてインテグラーレ系)を販売していましたし・・・いや~恐ろしや~恐ろしや~w。
スズ菌はシボレー系のSUV(クルーズとかじゃないよブレイザー系です)も販売していたしなぁ・・・(遠い目)。

モータースポーツの世界では、上記のT16の時に紹介していますので詳しくは割愛しますが、WRCの狂乱麗舞なグループB時代に1800ccの排気量でターボによる過給で400馬力以上を叩きだして大暴れしております。はい、バケモノの子です。
まあ、グループBの頃のラリーカーは他社のも軒並みバケモノなんですけどね。だから事故多発でグループBは無くなったわけですが。
こういうバケモノ以外にも、205にはモータースポーツ参加のためのグレードが用意されていました。




プジョー205 rally(ラリー)
競技用に販売されていたベースモデルです。排気量は1300ccですがウェーバーのツインキャブレターを組み合わせてあって、走るのに不要な装備も最初から装着されていなくて乾燥重量はなんと810kgに軽量化されています。 
最高出力よりあえて回頭性向上と軽さのために排気量の小さなエンジンを搭載、キャブレター仕様ですがセッティングが決まれば軽快に回るエンジンとまさに競技のための車両です。
白い車体に前後の三色のストライプが目印、これ、かなりの希少車ですよ。プジョー106のラリーは結構見かけますけどね。プジョーの小型ハッチはこういう競技用グレードもありました。


こちらはプジョー309と申します。別車種?、いいえ、こちらは205の車体をハッチバックからセダンに仕立てた物、名称と外観は違いますが中身はほぼ同じ車です。
こちらも日本でも正規販売されていましたが・・・205程は売れなかったそうで、現存は少なく今では希少車ですよ。こちらにもGTIがありまして画像のがGTIです。



オープンモデルもありまして、名称は205 CTIと申します。
中身は205 GTIなんですが、見ての通りかなり解放感があるオープンモデル、つまりカブリオレですね。四人乗車で解放感を満喫できるお洒落なオープンカーです。ルーフは幌で解放時は後方に格納されます。何故これがあるのか?、ゴルフにもオープン(カブリオレ)モデルがありますからね、この辺も抜かりなしなのです。
ほかにも、フルゴネットという商用バンタイプもありまして、後方セクションが高くなっているタイプです。ゴルフにも商用モデル(キャディとか)がありましたからね・・・抜かりなし抜かりなしw。
プジョー205は最終的にはなんと1998年まで生産販売されており、後継の206に道を譲って約15年の歴史にピリオドをうちました。長く生産され続けた車なのです。

さて、中古市場ですが。
生産台数は多く、長期間生産販売されてはいますが、さすがに年式的に古く台数は減っています。
いわゆる素のグレード(SRとか)で140万円あたり、GTIは1900ccモデルがほとんどですが、走行は10万キロを越えていても価格は250万円~300万円あたりで推移、かなり値段が上がっていますね。
この年代あたりの中古車は国産外車問わず軒並み上昇していますから、それにつられている感じです。
部品供給は同年代の国産よりかはまだマシのレベルだそうで、時間はかかるけどまだ出てくるそうで、リブロ品も豊富な方だそうです。
買うなら・・・今なのかな?、今後更に値上がりしそうな感じですし。
オープンのCTIも同じぐらいの価格帯でありましたよ。






フランスの大衆車として生を受け、その絶妙なスタイルから万人に愛され、日本でも人気があり長期間に渡って生産され続けて、モータースポーツでも活躍した小さな巨人、それがプジョー205 GTIです。
購入するならあえてGTIの1600が良いかな、非力ですが上までブン回す快楽は1900より高いそうですし、足回りは猫脚を生かす方向で。


この純正ホイールがまた良い感じなのでこれで、というかこのあたりのフランス車はPCDが特殊なのが多いから社外は探すのが大変だったりします。
ルノー5(サンク)なんか3穴なんですぜ・・・。
可能なら白のO.Zラリーにしたいな。インチは変えずに幅を少しひろげる感じで。
後はマフラー交換、フランス車ならやはりデビルのマフラーにしたいところですが、適合があるのやら?。
後は全面リフレッシュで、ほとんどレストアになりそうですけど。
もしくは205ラリーを探し出して徹底的にイジるのも、シートはスパルコでリヤシートは撤去して乗りたいな。 
かなり数が減ってきているので、保護するなら今より他に無しな車ですよ。
T16は・・・流石に無理かな、今なら恐らく1000万円を越える単位でしょうからね。
Posted at 2021/12/11 17:21:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 好きな車 | クルマ

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