なんか、どこぞのやっちまった会社でやっちまった会長がgone(去る)しましたが。
えっ?、画像が違う?、いや、元会長はこの人でしょ?、違うの?。
ああ、元会長の画像はこっちかぁ・・・なんか顔がたいして変わらないような気がするけど・・・御兄弟ですか?w、実は二人ともかなりの高学歴なんですが。
この「やっちまった社」は正直個人的に嫌いな車会社度で、最近遂にトヨタを上回りましたw。
んで、トヨタさ~ん、カローラスポーツなんだけどさぁ、もう少しトンがったモデルも出してよ~、後はなんか妙にデカすぎ&車重が重すぎ&トルクが足りていない(あと不要な装備満載で微妙に値段が高い)のが残念なので今後改善してくれると祈りつつ今回はトヨタです。
(前置き長いよ!)
【TOYOTA MR2】(SW20)
「トヨタ MR2」(SW20型)です。
いわゆる2代目ミスター(ビーンや類似品ゴーンじゃないよ)ですね。
1989年のデビュー、えっ?2代目ってそんなに昔のデビューでしたっけ?、こう思えてしまう理由があるのですが後述します。
先代AW11(紹介済)が当時のカローラの前後を逆にしてみましたな車でしたが。
SW20は当時のコロナ(エクシブ)、カリーナ(ピー)、セリカとの兄弟車でした。
この車とも御兄弟・・・今ならカリーナ(ピー)と修正音が入りそうな「名前を言ってはいけないあの人」のような名前の車ですが。
だって今ならED➡インポテ・・・・ンンッ!
つまりこれらの御兄弟の前後を逆にしましたが2代目のSWです。
ここでスペアリブじゃなくてスペック。
水冷直列4気筒DOHC16バルブ(ターボ)、排気量1998cc、最高出力165馬力(初期NA、後期NAは200馬力)、225馬力(初期ターボ、後期ターボは245馬力)。
3S-GE型がNA、3S-GTE型がターボエンジンです。
本格スポーツミッドシップとして開発はされたのですが、脚回りやブレーキが正直よろしくなくコーナリング中に破綻しやすい、また、前輪側の接地感が希薄で更にフロント側がリフト(浮き上がる)すると悪評にまみれてしまいました。特にターボはその傾向が強かったとのこと。
正直初期型はじゃじゃ馬な感じです。
初期ターボは同僚が乗っていて少し乗りましたが、なんか安定感が・・・踏み込むのが怖い感じでした。
変わった機構としては、このフォグランプ、ハンドルに連動して左右に少しだけ動きます。
弱い脚回りとブレーキのプアさからくる危険性を無くすべく、1991年に改良(Ⅱ型)、初期の14インチ(だったんですね)から15インチへインチアップ&ハイグリップタイヤ装着&扁平率アップ、プアと言われたブレーキも冷却ダクト増設などで抜かりなく強化、上級グレードにはストローク量を増やしたビルシュタインのサスやLSDの装着などなど全般的に改良されました。スタビライザーの改良も行われています。
最初にそんなに前のデビューだったのか?と思えると書きましたが、実は2代目MR2って「Ⅴ(5)型」まであるんですよ。
そう、生産期間は1989~1999年・・・実は約10年間も造られ続けたのです!、トヨタで10年のモデルスパンだった車は、他はソアラぐらいだったかなと思いますが。
だからこんなカタログも・・・ネッツバージョンのカタログもあったんですね。
Ⅱ型以降の変遷は、
Ⅲ型(1993年)➡主にエンジンの改良で燃料装置の大型化、タービンの改良などこれによりNAは165から180馬力へ、ターボは225から245馬力へアップ。ビルシュタインパッケージというスタビライザーや、脚回りを更に強化したグレードも、テールランプも4連に変更。
尚、長く生産されましたが、この型からMR2は「受注生産車」となりました。調度バブルがはじけた頃ですね。
Ⅳ型(1996年)➡ABSの4チャンネル化(四輪別々の制御に)、トラコンの改良、運転席助手席エアバッグの標準化など、このあたりで国産車は標準化しましたよね。
Ⅴ型(最終型、1997年)➡Ⅳ型で4チャンネル化したABSを3チャンネル化、軽量化のためあえてこうしたそうです。3S-GE(NA)のBEAMS化つまり吸気側にVVT-iの採用、NAは最高出力は200馬力へ向上、エンジンヘッドがテスタロッサへ・・・つまり赤ヘッドに(テスタロッサ→イタリア語で赤い頭)、フロント下部にエアスパッツの装着、リヤウイングを大型化&可変タイプへと空力面の改良も実施。
以上が2代目MR2の主な変遷です。初期は「普通に走るのでさえ危険」とまで言われた車が、長い期間を経てピュアスポーツへと改良されていったのが解りますね。
先代AWに比べると、2リッタークラスになり車体も大きくなり、車重も重くなりましたがジムカーナではそのミッドシップレイアウトから来る素性の良さで活躍、モータースポーツにも貢献しています。
こんな車が下は200万円ちょい~上は300万円行かないぐらいで買えていた、良い時代でした。速さ(瞬発力)のターボ、総合バランスのNAと選べたのがまた良いですね。
赤色がイメージカラーでしたが、生産期間の長さから結構カラーバリエーションは豊富、白は勿論黄色、黒、緑もあったような?。
さて、中古市場ですが。
長い期間の生産でしたからタマも割りと豊富で価格の幅が広いです。Ⅰ~Ⅱ型は100万円以下~100万円あたり、ただ、Ⅰ型は上記した通りで最低でも脚の社外品への交換、前後ブレーキの強化はやった方が良いです(同僚のもそれをやったらかなり良くなりました)、リップスポも欲しい所。
Ⅲ型以降は150万円~最終Ⅴ型(ターボ)は走行が少ないものだと300万円を越えていますね、ジワリジワリと価格が上がりはじめています。
個人的にはⅢ型以降をお勧めします。
初期は実用車のエンジンのとんでもスポーツだの、走らせるには腕と高い保険料が必要とまで言われて散々でしたが、長く造られ改良され最終的には素晴らしいハンドリングを得た車、それがこの2代目MR2(SW20型)かと。
個人的に乗るならⅣ型以降のNAで、脚をしっかり決めてブレーキの更なる強化、後はタコ足&マフラーでいたずらなパワーアップより気持ち良さを追求したいですね。
画像はミニカーですがTバールーフ、有る無しは選べたのですが正直無いのを選んだ方が賢明です。
装着車のよく有る故障で雨の日にここからの水漏れや、継ぎ目から錆びるとか、また装着車は少し重くなる(10kgほど)などあまりメリットがありませんので。
メリットは目立つ事ぐらいですかね。