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2016年08月17日

ターボ穴はダテじゃない。

ターボ穴はダテじゃない。 718の直4ターボエンジンのイラストを眺めていると、タービンおよびインタークーラーの配置に苦心した様子が伺えます。簡単に言ってしまえばカットした2気筒のスペースにタービンを押し込んだ。そしてインタークーラーはコンパクトで済む「水冷」タイプをエンジン上にちょこんと置いた。「矛盾を技術でカバーする。」正にポルシェ技術陣の創意工夫の具現化。インタークーラーにも水冷空冷があるなんて知らなかったな〜。

赤丸がタービンで黄丸がインタークーラー。確かにインタークーラーはコンパクトである。でもこれだと重心が高くなっちゃうのでは??

ここでやっぱり比較したくなるのは我がターボ(水冷エンジン空冷インタークーラー)。

まず「空冷」インタークーラーだからデカい ×2。それをエンジン両サイドに配置しているわけです。上の718と比較すると、横に配置することで水平対向エンジンの最大のメリットである「低重心」が確保できています。
これができるのもターボがワイドなデカ尻だからこそ。カッコだけではなかった(^^)


さらには空冷インタークーラーにはエアの流入口と流出口が必須。ターボは基本RRだから流出口をボディ後端にデカデカと設置できる。


一方718には流出口がない、だから水冷化。

つまりRRレイアウト及びワイドボディって「ターボエンジン搭載のための必然」だったのか、と感嘆してしまいます。

718を想い、改めてターボを知る。これぞ歴史の重み、ターボはやっぱり凄かった。

❇︎追記
では991.2はどうしているか??


インタークーラーレイアウトはターボと同じ。


ただターボの特権、入口穴の装備は許されなかったのでエンジンフードからエアが入るようにしてあります。そこから空気を強引にインタークーラーへ誘導。


だからエンジンフードに空気を導くのは非常に重要なわけです。991.2で初めて採用されたエンジンフードの縦フィン、これもまた必然。
ブログ一覧 | ポルシェ | 日記
Posted at 2016/08/17 19:22:09

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この記事へのコメント

2016年8月17日 19:48
ターボであるためには、RRが実は無理のないレイアウトなんですね(^_^)
なので、サーキットで走りまくってもターボ車に多い熱ダレが全然起きない。
コメントへの返答
2016年8月18日 8:28
自分にとっては意外な事実でした。
確かに入り口出口の専用大穴×2、よく考えられていたのですね。
私も真夏にしかサーキット走行したことがないのですが、タイヤはタレてもエンジンのタレは感じませんでした(^^)
2016年8月18日 1:45
基本的にはMRにせよRRにせよ、エンジンが後ろにあるとレイアウトの制約は多いですよね。
CSLのボンネットの中を見て、「やっぱFRて、レイアウトの自由は多いよな~」と感じていました。

MRやRRは狭い空間に押し込まなければならない分、アイデア勝負でもあるんでしょうね。
コメントへの返答
2016年8月18日 12:50
そうなんですね、今回気づくまで全く意識してませんでした(^^)

空気を真っ先に浴びれる、こういうレイアウトって大切なんだなと。そんな中CSLのバンパーの片方だけに開けられた丸穴、これには萌えます。

運動力学的にはMRが理想、なんてよく聞きますが、そこにエンジンを押し込むのにはそれなりの苦労が必要だったんですね。
2016年8月18日 8:17
とっても勉強になりました!
ぼくのカレラ4のでか尻が伊達だって事もよくわかりましたw

ところで991後期型のターボ構造はどうなっているのでしょうか。
6気筒のまま追加するのは更に大変そうに感じました。
コメントへの返答
2016年8月18日 13:02
私もハッと気づくことがあって面白かったです。
そんな自虐的にならないでくださいよ(^^) 

これは発表時から興味があって把握済みです。
まずインタークーラーのレイアウトは同じ、ただ小振りなサイズ。そして空冷ですからエアの入口、出口が必要です。出口はターボと同じくリアバンパー左右下端ですが、入口はなんとエンジンフードから。そこから空気をダクトで捻じ曲げてインタークーラーまで導きます。GT3RS登場まではターボの特権だったターボ穴をここまでして装着させたくなかったのか、ヒエラルキー恐るべし、との印象を持ちました。
2016年8月18日 10:03
turboのエンジンって、それだけでも眺めて『美し〜』って溜め息出ますね。

空冷エンジン(M64)なんかもエンジンが美しい。水平対向だけが持つ美だと思います。そして、その完成美は6気筒ですね!
コメントへの返答
2016年8月18日 13:08
そう、これ美しいんですよ。空冷って効率が悪いからファンとかインタークーラーがデカくてインパクトありますよね。

空冷エンジンはマジマジとは見たことないですが、はまりそうです。(観賞物として(^^))

911に水平対向6気筒、これも必然なんですね!
2016年8月18日 10:11
ワイドボディって、横グリップを出す為の必然!と僕は主張したいです(笑)

なんだかんだ理屈を付けても、やっぱりnaで横穴は不自然なんでしょうねぇ~

700オーバーとも噂される、testing mule(2017 rsrがturboなら、僕はアレが.2 gt3rsになるんだと思います)の横穴が更に過激な装備になっていることからも、アレはやっぱりturboの為の必然と言わざるを得ないかなぁ~なんて思います。
コメントへの返答
2016年8月18日 13:17
そう言ってくると思ってましたよ(^^) まさかの横穴でしたからね、GT3RS。

RSRにしろGT3RSにしろ、タービンいう飛び道具を積めるものならこんなに楽なことはないと開発陣は思っているのではないでしょうか。だって出力上げがホント楽そうですもの。でもgetnoirさんのような輩が世界中にいて、実際の購入層はそういう人たちだから頑張って、頑張って、頑張ってNAを積もうとしているのですよ、多分。

ただ実際のレースで勝てない、これは大問題としてAGは捉えているはずで、そうなるとやなりturbo積んでくるのかな、とも考えます。(特にRSR)
2016年8月18日 15:50
こんにちは。

毎回着眼点がユニークで、勉強になります。

いろいろ考えると、TurboSの設計のなんと合理てきなこと!
これも、991がRRでスタートしからこそですね。
コメントへの返答
2016年8月18日 17:40
こんにちは。

718にしっかり対峙しないと気づきませんでした(^^)

TurboSというか996からの水冷ターボですね。よく考えられていますよ、ホントに。たぶん空冷ターボもハッとする技術が満載なんでしょうが、なにせ資料がない、現物もみたことない(汗
2016年8月18日 16:44
こんにちは!
追記ありがとうございます。更に勉強になりました。
991.2では、空気の流れが後方のグリルからになるので、ターボとはインタークーラーの傾きが逆になってるんですね。
718と991.2ではエンジンの構造がこんなにも違っていることに驚きました。
ボクスター、ケイマンの型式番号がが900番台をつけられるのも、これが最後になるんでしょうか・・・
コメントへの返答
2016年8月18日 19:08
こんばんは。
刺激を受けて追記しちゃいました(^^)
そうなんです、傾き逆にお気づきになるとは強者ですね(爆 かなり無理してます。

718はこう見ると工夫はしてるけど「普通」かな?
ただMRのエンジン制約は予想以上にあるんですね。

私としては911の幻影にとらわれなくなる718の進化は楽しみであります。どんどん軽くなっていけば面白そう!
2016年8月19日 13:29
>991.2では、空気の流れが後方のグリルからになるので、ターボとはインタークーラーの傾きが逆になってるんですね。

fuminosukeさんのコメントにもあります様に、991.2の空気の流れは中で方向を変えておりますので、流体力学的に無理がある様に思います。速度が速くなると抵抗にすらなってくると思います。それを考えると、TurboSのなんとスバラシこと!

PS 
Bernoulliの定理、思い出しました。
コメントへの返答
2016年8月19日 15:32
リアフェンダーを広げて大型インタークーラーを設置するスペースを確保し、前後に穴を開けて絶えずよろしい風通し。それでいて当たり前のように思っていましたが、よく考えられていますよね。この原型を作った996ターボの開発チームを褒めたいです。

991.2は制約が多いなかではよくまとめてあると思いますが、この意味ではやや窮屈そうですよね。

Shimogamoさんは根っからの理系派ですね!私は忘れました(爆


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「@ちいポル さん 流石にルマンナイト→リユニオン参加までするポルシェフリークではありません😅ルマンは自宅片手間観戦が一番ハッピーだと思います!!」
何シテル?   04/25 08:24
shiro4です。愛車トラブルからブログスタート、水冷4駆系911にどっぷりはまり、2台の911を堪能。順風満帆に思えるも訳あってポルシェ浪人生活突入。2年のイ...
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