肉々しき　#2

昨日の続き。

結局のところ、じゃあホンダがよく掲げるMM思想、つまるところのマンマキシマム・マシンミニマム的な思想を理想的に実現するにはどうすればいいかっていったら、それこそ自動車って枠に囚われないデザイナー（エンジニア）を招聘するべきなんじゃないかなぁ。

カーデザイナーとして有名なジョルジェット・ジウジアーロはコンパクトカー設計でも非常に優れた見識を持っている人だけれども、この人自身は別にカーデザイナー専業ではなく、インダストリアルデザインに関しては何でもやるような人であり、そういう経験の中から優れた自動車デザイン像というものを獲得していったんじゃないかと。

それこそ、現代の自動車は白物家電化が嘆かれているけれども、逆にそういう家電業界辺りから人引っ張ってくるのもひとつの手じゃね？っていう。

携帯電話辺りを設計している人なら、限られたスペースの中に効率よく美しくスペース配分をして、かつ高い商品性を持つデザインも一緒にする、みたいな設計も造作無いんじゃないだろうか。