とみ～☆かいらのブログ一覧

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車体番号：PY32-800414
モデル記号：MLEARGAY32TDAHJB--
製造年月：94年6月
グレード：セドリック　V30ツインカムターボブロアム
カラー：KH3（ブラック）/X（グレー）
装備：リヤパワーシート、ABS、デジタルメーター＋ASCD

ディーラー扱いのわりには、かなり古い車で距離も嵩み気味だなぁと思ったら、なかなか面白いオプション選択をしていらっしゃる。

確かに黒のターボで3ウェイエレクトロニックメーターが付いててリヤパワーシートも付いてりゃ、グランツーリスモ系やブロアムVIPでないにしても、一定の価値はあると認められますな。
まあ、ABSは見落としてるみたいだけど。
（ニッサン正規ならモデル記号かエンジンルーム内くらい確認しろって感じだが、メーター警告灯でもうっすらと見えてるんだけどなぁ・・・）

素の仕様のブロアムはエンジンが4種類（最末期モデルは5種類？）選べたり、オプションの選択幅が非常に広かったりと、ユーザーの好みに合わせて幅広くチョイスできるグレードでありますが、それをかなり生かした感じの選択肢ですな。

ところで、少し調べてて思ったけど、Y32後期ってセドグロだと意外と目に見えるコストダウンっておとなしいのかな。

まあ、何故か前期から形状変更されてヘンな切れ目の入ったホーンパッドとか、如何にも安っぽくなった部分はあるけど。

ふむ・・・次期シーマ、F50と外は同寸（中期までと後期のどっちだろう？）で室内長を20cm伸ばす？

まあ室内長のカラクリはぶっちゃけメーカーの良心次第っていう素敵な基準があるんだけど、単純に考えるとY50フーガやV35スカイラインみたいな「エンジニアリングのレベルは高いけど、商品としては今一歩」カーが出来上がる気がする（笑

それに、いわゆる日本的な全長5m枠に収めるような、ヘタにボディを拡張しないのも、フーガがかなり大型化しているだけに（とはいえ世界レベルで見るとフーガが属するEセグって、今やフーガくらいのサイズになってるんですよね）、ホンダのレジェンドとインスパイアの関係を見るようなビミョーな関係になりそうｗ

車としてはY50とかV35って、自動車本来の理想を追求したような車で、プラットフォーム設計の合理性の高さは特筆モノって言えるレベルのものだったけど、結局51フーガや36スカイラインがその辺りの美点をかなぐり捨ててまでスタイリング重視に走ったのは、ある意味ではストイック過ぎて実質的な商品性が低かったから（少なくともV35やY50はずんぐりむっくりでカッコイイとはお世辞にも言えなかった）っていうのが大きいと思うのねん。

まあこの辺りは結局ニッサンはわりとよく繰り返してる罠で、またかよって気がするんだよね。
批判されるとその方向にだけ猪突猛進するっていう。

R30以降のスカイラインの迷走とか、とっても面白かったよね。
V35はその辺りの負の連鎖を断ち切るチャンスだと思ってたけど、全然変わってなかったっていう。

それらの経験を全く学習してないのは如何なものかと思うんだけど、ねぇ。

まあニッサンは失敗するとその担当者・開発者が左遷されて、それらの経験が受け継がれない体質らしいから、仕方ないか。

とはいえ、そもそもF50のプラットフォームは直6搭載も視野に入れてるような、ある意味では旧態依然としたシャーシに贅肉たっぷりのボディを被せるという、非効率極まりないパッケージングだったから、単に今のFMプラットフォームをベースに作るだけでキャビンスペース＋20cmは達成できそうな気もするｗ

(´･ω･`)


まあね、G50は独自プラットフォームって言われてるけど、あれも実際セドグロとは違うシャーシかもしれないけど、実際にはスカイラインかZのシャーシを引き伸ばしたやつだよねっていう。

あの車格にしては足回りが華奢だってたまに言われるし。
ってか全く一緒だし。

デフとかミッションもその辺りの車と一緒だから、エンジンがVGとかRBとかだったりしたら、ホントにメカニカル的には全くスカイラインとかZと同じ構成になるんですよね。

だから、ある意味では次期シーマって生い立ち的にはG50の方に近い（スカイライン＞フーガ＞シーマって流れになるわけだから）とか無理やりこじつけてみたりするよ。

それに、今のスカイラインのプラットフォームって最初から少なくともシーマクラスまでは拡張することを前提にした設計になってるから、昔のシーマみたいに「ハリボテ」って言われるほど酷い設計でもないと思うし。

っていうか、今のフーガはリヤが狭すぎるから、少なくともキャビン回りを再設計しないとヤバイ。
あのままで行ったらニッサンは本気でフリート市場失う。
そーゆー意味ではシーマ復活はある意味必然。

でも実際のところ901世代のシャーシにしても、リヤのマルチリンクはシルビアからインフィニティまで全く一緒だし、フロントサスがストラットの車（シルビア・ローレル・セドグロ等）にしても、その肝心のストラットの構造がマルチリンクからアッパーアームとかを取り払っただけみたいな構造っていうか、そのストラットを発展させた構造みたいな感じだから、ある意味ではセドグロもインフィニティも「ほとんど同じ」なんだよね。シャーシ的には。

ってグレードがどうやら実在するようです。

33シーマ。

カタログには載ってないみたいですね。
（少なくとも、今確認できる資料を見る限りでは）

33シーマのVIP仕様、まあいわゆる前期で言うところのVIPパッケージ（オプション）、中期以降の41LX（LV）-VIPのことですが、これって本来はカタログ上では41LXとLVしか選択できない仕様のはずですが、何故か製造実績では30LVでもVIP仕様が相当数製造された形跡がありまする。

まあ、自分が確認できる表向きの資料は公式のカタログアーカイブの後期だけですので、中期以前には実はあったのかもしれないけど、この辺りの車は法人向けの隠しグレードが結構あるみたいなので、それでしょうか。

この記事は、超レアな？1996年6月版のFGNY32シーマ4WD専用カタログです♪について書いています。

そういえば、面白いことにFGNY32って確かY33の4駆の登場が1年ほど遅れたせいか、繋ぎにしばらくY33と併売されてるっぽいんですよね。
この手の併売はY11のADバンでもやってましたが。

FASTでも、FY32の製造期間は「97年4月まで」ってなってるんです。

でもY33は96年の夏に登場していますから、おかしいですよね。
そのカラクリがソレみたいなんです。
何故登場が遅れたかは謎。

尚、現在確認できるラストナンバーはFGNY32-400528。
97年4月製造のQR2/Kの個体で、モデル記号はCPFNRJAY32EDA-E---となっております。
97年4月製造の個体はこの1台だけの模様。

また、2WDがY33に移行して以降の時期に製造されたFGNY32は上記のモデルが最終であるなら車体番号400443以降の80台ほど、うち製造時期まで97年以降となる「正真正銘の平成9年式」FGNY32は20台ほどのようです。

なのでFGNY32に限っては、登録落ちとかじゃなくてマジで平成9年式が実在するんです。

まあ誰に向かって売ってたのかは、謎（笑

そもそもFGNY32自体が数えてみると2500～3000台ほどしか存在しないみたいなので、4WDの需要自体が殆どなかったようで、何故そういう判断になったのやら？
でもそんな中にこんな珍妙な個体があったりするから、高級車ってすごい。

そういえば、G50の平成10年式（これは間違いなく存在するなら登録落ち）って結局実在するんだろうか。

個人的に知ってるG50の最終登録モデルは「97年11月登録」です。