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とみ~☆かいらのブログ一覧

2026年09月02日 イイね!

パジェロ

どこに向かってるんだろうなぁって気がする。

パジェロスポーツ(トライトン)系のフレームシャーシを採用し、2代目までの比較的カジュアルな路線に回帰しているように見えるけれども、一方でボディサイズはさらに大型化している。

そもそもパジェロというのは本来は現在のアウトランダーポジションの車なのだが、当時の上昇志向に伴った大型高級化を代々推進した手前今更そのポジションに戻れるはずもなく(アウトランダーがいるんだから)、かと言って大型ラグジュアリー路線は本格的にそこに踏み込んだ3~4代目の末路を見ても分かる通りランドクルーザーや輸入車に完敗している。

上記のように今回フレームシャーシに戻ってパワートレインも電動化に脇目も振らず車格の割りには控えめな2.4リッターディーゼルに絞ったので、ワークホース的な性格も持たせようという感じかもしれないけれども、その割りには3~4代目に後ろ髪を引かれたままな感じなのが気になる。

かっこはいいけどパジェロ?という感じのデザインと(一応ダイナミックシールドってパジェロのフェイスデザインがモチーフらしいねえ)、3ウェイ2トーンカラーも似合わないシルエットに変容し、果たして「名前」でどれだけ売れるだろうか?
Posted at 2026/09/02 18:01:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 国産車 | 日記
2026年09月02日 イイね!

オリジナル

https://response.jp/article/2026/09/01/415997.html

(やっぱり高すぎて売れてなかったんだな)

とりあえず中身を見てみると

・オプションが全く選べない
・パワーシート→マニュアルシート
・パワーテールゲート→削除

以上で20万円のようである。

意外と目立たない部分を削って20万を捻り出したという感じで、従来の120との差異は素のまま乗るならほとんど感じなさそうだけど素のまま120を頼む人ってどれだけいるんだろ。

とはいえそれでも480万、しかもCセグメントのコンパクトカー、同程度の車なら10年前は輸入車でも下手したら半額だったので、やっぱりいくらなんでも高すぎて売れてないという感じなのだろうな。

ただあまりにも差がなさすぎるのでもう少し何か削れるものはないか・・・と思ったけれども、

・LED→ハロゲン
・オートエアコン→マニュアルエアコン
・アルミ→鉄チン
・アンビエントライト→非装着
(いずれも本国で設定があれば)

くらいしか見つからず、これでもう20万捻り出せるかどうか、でもここを変えると今回の変更以上にセールスにマイナスの意味で響きそう(明らかに見た目ショボくなるのに450!?みたいな)なので、結局これくらいが限度だろうかという感じ。

***
本国のカタログ見てたら、一応1900ユーロのプレミアムパッケージというのがあって、これが日本仕様では全車標準装備の模様。

ただこれを外すと

・LEDヘッドライト
・コンフォートアクセス
・自動防眩ミラー
・ワイヤレス充電

以上が非装着になるようで、上記で言った装備を外すこともできるのだが、流石にこれは外すと売り物にならない・・・。

あと鉄チンは意外なことに本国でも設定無し。エアコンもiDriveに統合されてるせいでマニュアルエアコンは設定が無いようだ。

つまりオリジナルはほぼ本国仕様の素の仕様そのままと言ってもいい仕様で、かつては「輸入車の日本仕様は本国仕様のフルオプション」とよく言われていたが、今やほとんど日本車との間に快適装備でも格差は無くなっている形となっており、120は本国でも4万ユーロ近い値段なので、どうやらこれ以上の値下げの余地はほぼ無いようだ。
(一応本国には116というエンジンがショボいグレードもあるが)
Posted at 2026/09/02 00:16:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 輸入車 | 日記
2026年08月22日 イイね!

【試乗】テスラ・モデル3 RWD(前期型)

【試乗】テスラ・モデル3 RWD(前期型)テスラをゆっくり使ってみよう!

ということで岐阜までやってきた。本題は岐阜県庁で開かれているシンデレラグレイ展である。

外車専門レンタカーは数あり、その中にテスラを扱っている会社も多い。
しかしそういうレンタカーは基本的に大都市圏にしかなく普段は借りる術がない。

ところでテスラはやはり電気自動車という特異性があるからか、テスラ専門で扱うレンタカー屋が各地に幾つか存在し、岐阜のCOCONEXTもその一社である。

***
COCONEXTで取り扱いのある車種はモデル3の前期型RWD。
最新型ではないが前期型は乗ったことがないのでちょうど良い。

***
前期型の乗り味は非常に硬いと聞いていたが、特にそんなことはない。
硬めではあるが動力性能や車格、車の性格を考えれば常識の範囲内である。

まあレンタカーで距離は嵩んでるだろうから本来の姿ではなかったのかもしれないし、ハイランド(後期型)でも乗り心地がしなやかだったRWDなので最初からこんなもんなのかもしれない。

しかしふと気づいたのだが、この個体ミシュラン(パイロットスポーツ4)を履いている。

ミシュランは軽くしなやかなタッチが特徴のタイヤで、困った時はミシュランを付けておけば間違いないと言われるほどOEM側にも絶大な信頼があるタイヤである。

恐らく他ユーザーが「硬い」と特に感じるファーストタッチの部分はタイヤで吸収してしまっているのだろう。

実際、サスペンションが動き出すと結構硬めであるところが顔を出すこと多かったので、これがブリヂストンとかだと全方位にゴツゴツとなっていた可能性が高い。

***
やはり基本的な考え方としてはバネも硬めだがダンパーを非常に締めて車を味付けしているように思える。

普通の車なら大きく煽られるようなアンジュレーションでも車体が煽られず路面に張り付くように走るので、重心もそうだがダンパーが硬い。
なので姿勢変化が基本的に少なく、操作に対する車の応答が早い。

ハンドリングが鋭いのはロックトゥロックが少なめで少ないハンドル操作でもタイヤがガバっと切れてしまうという設定もあるだろうが(VGSがあるのかどうかは知らない)、この車の旋回の雰囲気はオーバーハングに重量物の載ってない車そのものであって単に重心が低いとかではこのハンドリングは出ない。

***
高速域でもヨーロッパ車のように速度が上がるほど車が安定してくる感じの安心感を感じさせる味付けではないが、速度域による乗り味の変化を感じさせず一貫した乗り味で不安を抱かせないタイプのようで、そういう意味では乗りやすい車である。

またこの車は空力性能が高いので風切り音が少なく、空気の壁にぶつかってる感じが薄くするするスピードが上がっていくのも特筆すべき部分か。

***
ドライバビリティの点としてはやはり「BEVの魅力とはモータートルクの立ち上がりのレスポンスである」とよく喧伝されるように、テスラがパワフルに感じるのはジャーク制御がズドンとトルクが立ち上がるように味付けしてあって、ペダル操作なりのトルクの発生が特に早い部類の車になるので、ある意味非常に分かりやすい車作りをしている。

あくまでジャークなのでゲインを弄ったときのような「操作に対してトルクの出方が思ったのと違う」ということが無いのもポイントである。

テスラはこういう「人がどう感じるか」というところのチューニングが非常にあざとく巧みなので、「らしい車」として魅了されやすい点があろう。

また、誰にも邪魔されず自由に独りで乗っていると、テスラの言うところのワンペダルドライブの快適性は確かに抜群に良いということである。

自然かつ直感的にスムーズに加減速が可能で、緊急時でもない限り気づくと本当にブレーキペダルに自然と全く触れていないことに気づく。

これは驚くべきドライバビリティである。

とはいえワンペダルが本当にいいのかといえば洗練不足だったり、ワンペダルという操作そのものへの違和感を拭えないユーザー向けに手加減してる車もあるので、これが必ずしも正解というわけではない。

前々から思っているが、テスラは非常に優秀な車好きのテストドライバーを抱えているのだろう。

ただいざブレーキペダルを踏み始めるとやや独特な挙動を示し、踏み始めの制動力が全く上がっていかない。

なのでワンペダルでは少し足りないくらいの制動力を補いたいときに全くブレーキが効かないような少々戸惑う挙動が出る。

普通の車比で少しグッと意識して踏んだところから初めて制動力が上がってくる感じである。

恐らくブレーキを踏む以前でもすでにワンペダルの回生で一定の制動力が立ち上がっていることもあろうが、踏み始めのところはもしかしたら回生と摩擦のブレンド制御の関係で一定の制動力になるよう制御しているのかもしれない。

***
エアコンの効きが良くない。

しかしこれはエアコン自体の性能が低いというよりは、様々な要素が積み重なって低く感じるというところ。

まず第一に吹き出し口の設計が非常に悪い。

ミニマリズム重視で前席はダッシュボードに隠れるように配されているのだが、それにより吹き出し口に高さが無く風の縦の広がりが非常に悪い。また位置的にも普通の車よりも乗員の正面寄りのようで横の広がりも弱い。
そのため人に風が当たりにくく効きが悪く感じるのである。

そして第二に節電のために人が乗ってない席のブロアを勝手に切ってしまうようだ。

これは乗車直後の急速冷房時でも同じらしく、それにより空気の循環と空調効率が落ち、効きが悪く感じるというわけである。

こういう作り自体はトヨタのS-FLOWのように前々から存在はするものの、指図されずとも積極的に活用するのは乾いた雑巾でも絞らざる得ないBEVらしいところか。

総じてこういうところが問題点で、しばらく乗ってるといつの間にか適温になってはいるのだが、まあ予約空調で予め適温の状態で出発することもできるし、キーンと効く感じが基本的に無いのでエアコン嫌いな人には喜ばれそうな作りではある。

***
Grokが何気に便利。

車載版Grokは2025年7月からアメリカを皮切りに順次展開が行われており、日本では26年7月から実装となっている。

まあAIの中身自体はスタンドアロン版とほぼ変わらず、単に車載向けにボイスチャット&カーナビ連携(将来的にはFSDとも連携するらしい)に機能を限定している形なので、スタンドアロン版のGrokのボイチャを知っていれば実はほぼ新味は無いし、機能的にはイマドキのAIに期待したいことができるわけでもなく、車の全能を司るわけでもなく、そこまで万能ではない。

なのでそういうことを予め知っていた身としては薄々分かってはいたけど、車がアスラーダになるような期待していたような何か革新的なことが始まることは特に無く、単に知り合いが助手席に乗ってきた程度の違いしかない。

とはいえ実際に使ってみると普通にどこそこまでのルートを出してくれみたいな直接的な指示以外にも、「近くの駐車場が広くて空いてそうな公園」や「時間を潰すためのいい感じの回り道ルート」みたいな曖昧なニュアンスをちゃんと解釈し、会話ベースで色々考えてくれながらルートや目的地を検索・提案してくれる(結果が合っているとは言っていない)。

そういう意味では確かにGrokがあることでドライビングエクスペリエンスは向上しており、気づくとしみじみ感心する要素である。

スタンドアロン版だと先行するAIに対して性能的に劣勢で、ライバルみたいな使い方ではイマイチ影が薄く、唯一の強みが他ではできないエロ画像とエロ小説生成みたいなところがあるけど、使い道をお膳立てしてあげるとちゃんと使えるんだな。

ただ読み間違いがスタンドアロン版で遊んでたときから気になっていたけど、相変わらず難読でもない漢字をちょくちょく間違えるところや、それ以外も妙な読み間違いがたまにあるところは変わっていない。

中身は基本同じだから仕方がないと言えばそうなのだが。

***
デジタルキー機能に関しては面倒があると厄介なので連携しなかったけれども、やっぱり連携しないと使えない機能も多いので、そういう意味ではまだ「普通の車」的な状態で乗っていた。

実際のところドライバープロファイル機能は特に欲しい(まあテスラに限らずこの手の機能はイマドキの車にはよくあるが)けれども、これはこれでプロファイル設定したドライバーが複数人必要でそれなりに長く(最低数日以上)使い込んで初めて有難味が分かるような機能ということで、レンタカーではどのみちメリットを享受しにくい。

***
やっぱりセンターディスプレイを基本とした統合UI思想はちょっとやりすぎ。

基本的にほぼiPadが車のど真ん中に付いていると思っていい。ディレクトリ構成からUIの作り方まで。

結局、こういうのをやるならやるでUIの整理誘導もきちんとしなければいけないのに、テスラはそれをやっていない。りんごのコピーをしただけ。

物理スイッチ・ボタンを排した機能が特にUI的に整理もされず一括で全部突っ込まれているのは勿論、ファンクションとして使用頻度の高い機能と低い機能が同じディレクトリ階層で構成されていたりと、この辺りの実際の直感性・操作性という面では非常に突っ込みどころが多い。

この辺りはiPhoneやiPadが実現した物理ボタンの廃止かつタッチ操作による直感的な利便性というものを形だけトレースしたものと言っても過言ではない。

前期型はまだウインカーやシフトレバーなどは物理的スイッチが残されているので最低限車を動かすだけならまだ大きな問題はないけれども、ハイランド(特に初期型)はこの辺りの思想がUI的に最適化されてないのにさらに推し進められているからね…

***
前席の空間設計やドラポジの作り方はやっぱり80~90年代の背が低めのセダンを地で行く感じ。

結局全高が1435mmと割りと低めな割にバッテリーを積み込むために床がやや厚いので、その分室内の天地がイマドキの車としてはかなり薄い。

そういうパッケージングを成立させるためにベルトラインが低めで足を放り出すようなドラポジになり、しかも相変わらず(実際には前期型なのでちょっと変な表現だが)シートも一昔前の日本車みたいな作りで妙に窮屈で小さいので、なんだか懐かしい感じの運転感覚である。

***
後席はハッチバック的なルーフラインが車の後端近くまで伸びている恩恵でこの手のセダンとしてはヘッドクリアランスは優秀な部類なのだが、足元がかなり狭い(シートの下につま先が入らないとで特に狭く感じる)ので、痛し痒しといった感じのところである。

椅子の具合は後席もやっぱり「昔の日本車っぽい」

***

電ピ

エネルギー画面の見方がよく分からんのだけど、「充電以降」の項目が今回走った距離とほぼ等価に見える(バッテリーも出発時は確か95%はあったはず)ので、149.2Wh/kmというところらしい。

ルート的には岐阜羽島駅近くの拠点から岐阜県庁まで走る~高速に乗って星ヶ丘の辺りまで~星ヶ丘周辺の市街を適当にぐるっと走行~また高速に乗って拠点に戻るが大まかなルート。

良いのか悪いのかは単位が普通の車と違い過ぎるのでよく分からない。

***
トータルで考えると、人から借りて一人で乗ると割りと普通の車、たぶん所有して日常的に多人数(家族共用的な意味で)で乗るととても便利っていうのがしみじみ分かるタイプじゃないかなぁと。

面白いけどセカンドカーとしては贅沢すぎる、ファーストカーとしては身の回りだけで使うならOKだけど、自分は割りとこういう風に「ええやん」で200km程度の移動は思い立ったらするタイプなので、そういう使い方をしたときに未知数(自宅と経路的に充電スポットが非常に少ない)。
Posted at 2026/08/22 21:36:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | インプレッション | 日記
2026年08月02日 イイね!

【試乗】BYD・ラッコ 200

【試乗】BYD・ラッコ 200【新発見】M5、外気温?によりエンジン冷却の制御が変わる。

元々スロットルモードSport Plusでは他のモードより水温が10度ほど低いところで制御する低水温モードが存在していることが分かっていたが、外気温が30度を超えた辺りからefficientなどそのほかのモードでも段階的?に水温を下げる制御が入り、Sport Plusと同じ90度まで下がる場合もある模様。

***
正規導入の輸入車の軽自動車としては3番目?、スライドドアを持つミニバン系のBEVとしては国内では5番目?しかし一般ユーザーに身近ないわゆるスーパーハイトカテゴリーの乗用軽自動車としては、輸入車としてもBEVとしても初めての登場となる車である。

こういう風に個々の要素を足していけばこの辺りのジャンルには確実に潜在ユーザーが居そうなのにどこのメーカーもなかなか手を出そうとしない不思議な状況が続いていたが、中国のBYDがその先陣を切ることになった。

BYDは日本市場に参入するにあたって非常に、真摯に市場性を研究して参入してきているメーカーであるが、その究極の答えと言えるのがラッコである。

***
当日のハプニング。

BYD金沢では試乗車としては300Premiumと今回乗った200の2台が試乗車として用意されていたのだが、300の方がOTA更新の絡みで突如不動(!?)になってしまい、本日は200のみで試乗を切り回していた。

まあ、自動車としての性能はほぼ一緒(少なくとも試乗の範囲では)なので、別にどっちでもいいのだが。

***
見た目は全く普通のスーパーハイト系の軽自動車。
ある意味軽自動車枠の中で限界まで機能性を追求して成立しているカテゴリーなので、スタイリングというかシルエットでは大きな差別化が難しい。そういう意味では全く輸入車臭が無い。

***
ユーティリティ設計の面ではこの車はこのカテゴリーの車では恐らく一番ドラポジ設計がまとも。しかもなんとチルト&テレスコピック調整まで付いているという、軽としては望外の運転環境の良さ。

このカテゴリーの車となるとこの箱型ボディとユーティリティを成立させるのを優先させてるのか、シートとハンドルの位置関係がおかしい車ばかりだが、この車は背が高くアップライトに座らせる車として非常に真っ当な配置になっており、運転している時の疲労感や緊張感が少なくリラックスして運転できる。

シート形状も前席はこの手の車としては珍しくサポート感あるデザインになっているが、これはさすがに軽の車体では取れるシート幅に限界があるので、これはちょっと窮屈と取られるかもしれない。しかし平板で座りの悪いライバルと比べると着座の安定感はある。

***
後席に座った感じは並かな。このタイプの車としては及第点。前席の良さから比べると落差は感じるが、ちゃんと座らせる以上のプライオリティがこのカテゴリーにはあるのか。

格納した時のユーティリティの考慮しているんだろうが、ややサイズ不足で平板で座りの悪いよくあるスーパーハイトのシートである。

***
AV関係はインパネの真ん中にドンとモニターが鎮座しているものの、これはディスプレイオーディオ。

とは言うものの、一応ラジオはあるがスマホかBT接続のオーディオが無いとほぼ何もできない(シールなどのようなアプリ機能も対応していないので、本当にラジオ以外は車両設定とかしかやれる機能が無い)大変シンプルなディスプレイオーディオ。

このディスプレイオーディオは上記の通り車両設定のモニターも兼ねているので、レスオプションで外すこともできないのだが、この辺りの拡張性もこういうのは親の仇レベルに嫌う人(頑としてDINの汎用スロットを求める人)が一定数確実に居るので、果たしてどうユーザーには判断されるか。

***
そういう意味では見た目に反して運転席と助手席が特等席的な車で、運転していて嬉しい車である。

反面、ユーティリティという面を見るとライバルと比べて欠点は無いにせよ特筆すべき点も無いように見受けられるので、運転者の意見が強い場合はともかくとして、家族の意見が強い場合でこの車がどの程度アドバンテージがあるかは微妙な感じもする。

***
ラッコのドライブトレーンは輸入車であるにもかかわらず、律儀に国内の軽自動車の最高出力の自主規制値・64馬力を守っている。しかしトルクは規制の枠外なわけで、BEVというのはそこに目を付けて大変太いトルクを持たせて走行性能に余裕を持たせる設計を採っている。

たとえばニッサンのサクラは軽自動車にも拘らず195Nmという2リッターのガソリンエンジン並みのトルクを発揮するに至っており、ラッコもそこまで強力ではないにせよ160Nmという1.5リッター車以上のトルクを持たされている。

しかしながら当然馬力というものはトルク×エンジン回転数×定数(0.00136)で厳密に求められる「仕事量」を表すものであって、馬力を64馬力という枠内に収める場合、高トルクになればなるほど最大トルクで稼働できる領域は狭くなる。

これはカタログ値がそれなりに詳細に公表されているサクラの場合で195Nmが十全に発揮できるのは2302回転までとなり、この回転数で馬力は64馬力に達する。あとの回転域では64馬力を守るためにトルクダウンしていく一方の特性となっている。これを最終減速の8.153とタイヤサイズの155/65R14から車速を求めた場合、約30km(29.6km)で最大トルクの領域は終わってしまう。

これが軽BEVに共通する、動き出しは非常に力強いのに特に中速域以降で息切れしたようにパワー感が無くなる理由である。

一方のラッコ。ラッコはサクラほど詳細にスペックが公表されていないが、モーターの特性というのはシンプルに作られていることが多いので、単純に0回転~最高出力発生まで最大トルク、以降最高出力を保つ形でトルクダウンという特性と仮定した場合、2805回転までが最大トルクの領域となる。

こう見てみてるとサクラとラッコではモーターの性能に大きな違いが無いように見えるが、ラッコでは一つ大きな特色のある設計が為されており、なんと最終減速比が3.410という、サクラの2.5倍くらいのスーパーハイギアードに設定されている。

カタログではこのほかに一次減速が行われているかどうかなどは記載されていないので、これがラッコの総減速比であると信じるしかないのだが、その場合BEVまでここまでハイギアードに設定している車は正直見たことがない。
これによりラッコは最大トルクの領域がなんと90km強まで伸びていて、実用領域で最大トルク領域を広く使うことを考えられており、この辺りは流石BEVへの知見が深いBYDと言える。

しかしギアダウンするということは、それにより駆動トルクも増幅される形になるので、サクラは最終減速によるトルク増幅により駆動トルクは最大で1500Nm強に達する(ちなみに軽ターボの最大駆動トルクもこれくらいまで行く)。対するラッコは最大でもその1/3程度の550Nm弱となり、主に発進~低速域でのトルクにかなり不安を残すスペックにも見受けられる。

一応、もしかしたらこれはBYD独特の記載ではないかと思って他車のカタログも確認してみたが、そもそも他車の減速比はほぼ非公開だったのでどういう構造なのかはよく分からなかった。

唯一シーライオン6だけ記載があったが、ラッコと同じような感じだったので、BYDの方針としては最終減速は本当にファイナルギアのレシオだけ公開して一次減速(或いは総減速)は省略(非公開)なのかもしれない。

ディーラーの方でもカタログに載っている以上のことは把握していないようなので、ひとまずはカタログを信じるしかない。

***
では実際走り出すとどうか。

絶対的にはBEVらしい初速からのトルクの厚さで軽とは思えない力強さで加速していくが、BEV同士で比べると1200kgに達する車重を差し引いても発進~低速の加速はアクセルを深めに踏み込んでも穏やかに感じる。

つまるところ、一番トルクがありそうなところでグッとアクセルを踏み込んでも同乗者から文句が出なさそう(フル加速してることに気づかれなさそう)という感じの加速度で、絶対的に遅いわけではないのだがBEVらしい瞬発力のあるダッシュを期待すると明らかに遅い気がする。

一方で中速以降のパワー感は出だしからの勢いを維持していて他車のような急激なパワーダウンは感じず、特にN-ONE e:だとキッツいなぁ…という印象のあった60km以上のバイパスの速い流れにも余裕で加速してついていく余裕もあったので、これマジで総減速3.41…?

スロットルのゲイン設定とかに不自然な感じはなかったにせよ、まあこの辺りはスロットルマップとかでも如何様にも誤魔化せる部分であるし、それはやっぱり…。

***
シャーシの方は大変しっかりしている。

元々剛性では不利なスーパーハイト系だけに特別剛性が高いというわけではなさそうだが、この手の車としてはダンパーをかなり硬めに設定されており、ハンドリングや姿勢のふらつきを一切感じさせない。またそういう硬めの足回りをきちんと受け止められる程度の余裕はきちんとある。

この手の車は車重を受け止めるために硬めのバネを使わざる得ないので、乗り心地の手当てとしてダンパーを緩くしがちで、結果的にそれがこのクラス特有のふらつき感・ぐにゃぐにゃ感につながっているが、ラッコはそういうところの足回りのセッティングに真摯に向き合っていて、スーパーハイト系として好ましい挙動と乗り味を生み出している。

また上屋が重い分速度が乗ってもどっしりしているので、登録車並みの安心感がある。

***
総合的に見ると自動車としては非常によく出来ている。むしろ国産勢が(敢えて?)妥協しているような部分にもしっかり踏み込んで設計を行っている感じがある。

一方で上級グレードのパワーシートやデジタルキーなどの分かりやすいアピールポイントはあるものの、ジャンルの概念を一変させるほどの強烈な飛び道具は持っていない、ある意味コンサバティブで堅実な車でもある。

そういう意味ではとっつきやすさはあるけれども、市場に本格的に膾炙するには「BEV」であるところ・BEVならではというところを強く押し出していかないと案外埋没するタイプの車ではなかろうか?

***
販売比率、やっぱり300Premiumが一番売れているらしいが、200も意外に良く動いているらしい。

軽自動車だけに絶対的に安いというのはやはり武器なんだとか。
Posted at 2026/08/02 20:04:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | インプレッション | 日記
2026年08月01日 イイね!

【試乗】テスラ・モデルYL プレミアムAWD #2

【試乗】テスラ・モデルYL プレミアムAWD #2今週末限定で石川にもYLの試乗車が来たぞ、と。

***
基本的な部分は前回の試乗記見てください_(:3」∠)_
https://minkara.carview.co.jp/userid/135138/blog/49211355/

***
最初に指定の場所まで折角だから後席(2列目)に乗せてもらった。

セパレートシートのパーソナル感、そしてホワイトの内装の涼やかなラグジュアリー感ととグラスルーフの解放感はとっても未来的なコンフォート感。

ミニバンみたいな天地が高い・物理的に空間面積が広い的な解放感ではないにせよ、空が見えるのはやっぱり気持ちがいい。

そういう感じでいい気になっていると、地下駐車場を出て街中に出て走り出した瞬間「ん!?」となった。

普通のYよりきっと良くなってるだろうと大いに期待していた乗り心地、サスペンションが動き出すと低速域で乗り心地がやや硬いというか後輪側からの突き上げが若干あり、些かパッセンジャーカーとしてのマナーやフラット感に欠ける。

この辺り、全体的にバネもダンパー硬く締め上げてて乗り心地が悪い(硬い)Yとは別種のネガで、恐らく速度域が低いとアダプティブダンパーの制御が最弱にほぼ張り付く感じになってるんじゃないかと思うが、それにより減衰力が下がりすぎて逆に乗り心地が悪くなってるパターンと思われる。

特に後席はホイールベースの後輪側に近いのでその辺りがはっきりすると。

***
逆に運転を変わって運転席に座って走り出すとこの辺りのネガが消える。

結局前席は相対的にホイールベースの中心に近いこともあるだろうし、或いは往路よりもちょっと交通の流れが良かったので車速が上がって路面からの入力が増えたので、アダプティブダンパーの良さが活きてくるという面もあるだろう。

ドライバー視点でのYLはYの良くも悪くもドライバーズカー然とした点が薄まり、ロングホイールベースと車重が生む穏やかなピッチング特性と、アダプティブダンパーのお陰でソフトにまったりとギャップをいなすしなやかさを併せ持っており、前席に座っている限りは快適至極である。

少なくとも車の挙動の点ではともすればセンシティブな面を隠し切れない他のモデルと違って、極めて穏やかで心地の良い車である。

ただこれが自分が運転席に座ってる間の後席ではどうだったのか、となるとなんとも言えない。

***
運転しててやっぱり最近ちょっと気になってたんだけど、スピードメーターが視界内に自然に入ってこない設計っていいのかなぁって思う

***
GrokはGrokだった(小並感)

***
納車拠点の問題はやっぱり百歩譲って拠点までユーザー自らが取りに行くのが前提であったとしても、例えば下取り車の受け入れ態勢も不十分(つまり拠点まで下取り車を乗って行って、下取り車と入れ替えで新車を取ってくるというのすらもテスラ側と予定のすり合わせをしないと難しい)というのは、なかなか問題ではなかろうか。

10万払って陸送、というのもねえ。
(値段は勿論、元陸送屋的に新車はあんまり陸送掛けたくない気持ちも大きい)

もちろん自社で下取りするのは安いから高く買い取れる買取店さんの方に車は買ってもらって~というある種の「親切心」も分かるが、結局「多少安くてもいいから楽したい」需要、そもそも石川なんて田舎なのでどのみちどこに行くにしても車が要るのに、その需要に十分に応えられないというのは、今月辺りから富山店での納車が可能になるらしいけれども、例えば現状北陸のユーザーは名古屋は星ヶ丘(ものすごく公共交通が不便)まで取りに行かせるのに、ということを考えるとちょっとね。

富山の方も納車サービス自体は始まってもやっぱり下取り車を置いていかれるのは困るみたいなこと言ってたし。

まあ富山店は富山店で店があるのがファボーレ(ショッピングモール)の中なのでそういうのも分かるが、星ヶ丘なんてテスラの国内拠点では珍しいきちんとした独立店舗を構えて整備まで対応できるフルサービス店舗じゃん?
Posted at 2026/08/01 20:21:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | インプレッション | 日記

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