
【新発見】M5、外気温?によりエンジン冷却の制御が変わる。
元々スロットルモードSport Plusでは他のモードより水温が10度ほど低いところで制御する低水温モードが存在していることが分かっていたが、外気温が30度を超えた辺りからefficientなどそのほかのモードでも段階的?に水温を下げる制御が入り、Sport Plusと同じ90度まで下がる場合もある模様。
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正規導入の輸入車の軽自動車としては3番目?、スライドドアを持つミニバン系のBEVとしては国内では5番目?しかし一般ユーザーに身近ないわゆるスーパーハイトカテゴリーの乗用軽自動車としては、輸入車としてもBEVとしても初めての登場となる車である。
こういう風に個々の要素を足していけばこの辺りのジャンルには確実に潜在ユーザーが居そうなのにどこのメーカーもなかなか手を出そうとしない不思議な状況が続いていたが、中国のBYDがその先陣を切ることになった。
BYDは日本市場に参入するにあたって非常に、真摯に市場性を研究して参入してきているメーカーであるが、その究極の答えと言えるのがラッコである。
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当日のハプニング。
BYD金沢では試乗車としては300Premiumと今回乗った200の2台が試乗車として用意されていたのだが、300の方がOTA更新の絡みで突如不動(!?)になってしまい、本日は200のみで試乗を切り回していた。
まあ、自動車としての性能はほぼ一緒(少なくとも試乗の範囲では)なので、別にどっちでもいいのだが。
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見た目は全く普通のスーパーハイト系の軽自動車。
ある意味軽自動車枠の中で限界まで機能性を追求して成立しているカテゴリーなので、スタイリングというかシルエットでは大きな差別化が難しい。そういう意味では全く輸入車臭が無い。
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ユーティリティ設計の面ではこの車はこのカテゴリーの車では恐らく一番ドラポジ設計がまとも。しかもなんとチルト&テレスコピック調整まで付いているという、軽としては望外の運転環境の良さ。
このカテゴリーの車となるとこの箱型ボディとユーティリティを成立させるのを優先させてるのか、シートとハンドルの位置関係がおかしい車ばかりだが、この車は背が高くアップライトに座らせる車として非常に真っ当な配置になっており、運転している時の疲労感や緊張感が少なくリラックスして運転できる。
シート形状も前席はこの手の車としては珍しくサポート感あるデザインになっているが、これはさすがに軽の車体では取れるシート幅に限界があるので、これはちょっと窮屈と取られるかもしれない。しかし平板で座りの悪いライバルと比べると着座の安定感はある。
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後席に座った感じは並かな。このタイプの車としては及第点。前席の良さから比べると落差は感じるが、ちゃんと座らせる以上のプライオリティがこのカテゴリーにはあるのか。
格納した時のユーティリティの考慮しているんだろうが、ややサイズ不足で平板で座りの悪いよくあるスーパーハイトのシートである。
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AV関係はインパネの真ん中にドンとモニターが鎮座しているものの、これはディスプレイオーディオ。
とは言うものの、一応ラジオはあるがスマホかBT接続のオーディオが無いとほぼ何もできない(シールなどのようなアプリ機能も対応していないので、本当にラジオ以外は車両設定とかしかやれる機能が無い)大変シンプルなディスプレイオーディオ。
このディスプレイオーディオは上記の通り車両設定のモニターも兼ねているので、レスオプションで外すこともできないのだが、この辺りの拡張性もこういうのは親の仇レベルに嫌う人(頑としてDINの汎用スロットを求める人)が一定数確実に居るので、果たしてどうユーザーには判断されるか。
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そういう意味では見た目に反して運転席と助手席が特等席的な車で、運転していて嬉しい車である。
反面、ユーティリティという面を見るとライバルと比べて欠点は無いにせよ特筆すべき点も無いように見受けられるので、運転者の意見が強い場合はともかくとして、家族の意見が強い場合でこの車がどの程度アドバンテージがあるかは微妙な感じもする。
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ラッコのドライブトレーンは輸入車であるにもかかわらず、律儀に国内の軽自動車の最高出力の自主規制値・64馬力を守っている。しかしトルクは規制の枠外なわけで、BEVというのはそこに目を付けて大変太いトルクを持たせて走行性能に余裕を持たせる設計を採っている。
たとえばニッサンのサクラは軽自動車にも拘らず195Nmという2リッターのガソリンエンジン並みのトルクを発揮するに至っており、ラッコもそこまで強力ではないにせよ160Nmという1.5リッター車以上のトルクを持たされている。
しかしながら当然馬力というものはトルク×エンジン回転数×定数(0.00136)で厳密に求められる「仕事量」を表すものであって、馬力を64馬力という枠内に収める場合、高トルクになればなるほど最大トルクで稼働できる領域は狭くなる。
これはカタログ値がそれなりに詳細に公表されているサクラの場合で195Nmが十全に発揮できるのは2302回転までとなり、この回転数で馬力は64馬力に達する。あとの回転域では64馬力を守るためにトルクダウンしていく一方の特性となっている。これを最終減速の8.153とタイヤサイズの155/65R14から車速を求めた場合、約30km(29.6km)で最大トルクの領域は終わってしまう。
これが軽BEVに共通する、動き出しは非常に力強いのに特に中速域以降で息切れしたようにパワー感が無くなる理由である。
一方のラッコ。ラッコはサクラほど詳細にスペックが公表されていないが、モーターの特性というのはシンプルに作られていることが多いので、単純に0回転~最高出力発生まで最大トルク、以降最高出力を保つ形でトルクダウンという特性と仮定した場合、2805回転までが最大トルクの領域となる。
こう見てみてるとサクラとラッコではモーターの性能に大きな違いが無いように見えるが、ラッコでは一つ大きな特色のある設計が為されており、なんと最終減速比が3.410という、サクラの2.5倍くらいのスーパーハイギアードに設定されている。
カタログではこのほかに一次減速が行われているかどうかなどは記載されていないので、これがラッコの総減速比であると信じるしかないのだが、その場合BEVまでここまでハイギアードに設定している車は正直見たことがない。
これによりラッコは最大トルクの領域がなんと90km強まで伸びていて、実用領域で最大トルク領域を広く使うことを考えられており、この辺りは流石BEVへの知見が深いBYDと言える。
しかしギアダウンするということは、それにより駆動トルクも増幅される形になるので、サクラは最終減速によるトルク増幅により駆動トルクは最大で1500Nm強に達する(ちなみに軽ターボの最大駆動トルクもこれくらいまで行く)。対するラッコは最大でもその1/3程度の550Nm弱となり、主に発進~低速域でのトルクにかなり不安を残すスペックにも見受けられる。
一応、もしかしたらこれはBYD独特の記載ではないかと思って他車のカタログも確認してみたが、そもそも他車の減速比はほぼ非公開だったのでどういう構造なのかはよく分からなかった。
唯一シーライオン6だけ記載があったが、ラッコと同じような感じだったので、BYDの方針としては最終減速は本当にファイナルギアのレシオだけ公開して一次減速(或いは総減速)は省略(非公開)なのかもしれない。
ディーラーの方でもカタログに載っている以上のことは把握していないようなので、ひとまずはカタログを信じるしかない。
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では実際走り出すとどうか。
絶対的にはBEVらしい初速からのトルクの厚さで軽とは思えない力強さで加速していくが、BEV同士で比べると1200kgに達する車重を差し引いても発進~低速の加速はアクセルを深めに踏み込んでも穏やかに感じる。
つまるところ、一番トルクがありそうなところでグッとアクセルを踏み込んでも同乗者から文句が出なさそう(フル加速してることに気づかれなさそう)という感じの加速度で、絶対的に遅いわけではないのだがBEVらしい瞬発力のあるダッシュを期待すると明らかに遅い気がする。
一方で中速以降のパワー感は出だしからの勢いを維持していて他車のような急激なパワーダウンは感じず、特にN-ONE e:だとキッツいなぁ…という印象のあった60km以上のバイパスの速い流れにも余裕で加速してついていく余裕もあったので、これマジで総減速3.41…?
スロットルのゲイン設定とかに不自然な感じはなかったにせよ、まあこの辺りはスロットルマップとかでも如何様にも誤魔化せる部分であるし、それはやっぱり…。
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シャーシの方は大変しっかりしている。
元々剛性では不利なスーパーハイト系だけに特別剛性が高いというわけではなさそうだが、この手の車としてはダンパーをかなり硬めに設定されており、ハンドリングや姿勢のふらつきを一切感じさせない。またそういう硬めの足回りをきちんと受け止められる程度の余裕はきちんとある。
この手の車は車重を受け止めるために硬めのバネを使わざる得ないので、乗り心地の手当てとしてダンパーを緩くしがちで、結果的にそれがこのクラス特有のふらつき感・ぐにゃぐにゃ感につながっているが、ラッコはそういうところの足回りのセッティングに真摯に向き合っていて、スーパーハイト系として好ましい挙動と乗り味を生み出している。
また上屋が重い分速度が乗ってもどっしりしているので、登録車並みの安心感がある。
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総合的に見ると自動車としては非常によく出来ている。むしろ国産勢が(敢えて?)妥協しているような部分にもしっかり踏み込んで設計を行っている感じがある。
一方で上級グレードのパワーシートやデジタルキーなどの分かりやすいアピールポイントはあるものの、ジャンルの概念を一変させるほどの強烈な飛び道具は持っていない、ある意味コンサバティブで堅実な車でもある。
そういう意味ではとっつきやすさはあるけれども、市場に本格的に膾炙するには「BEV」であるところ・BEVならではというところを強く押し出していかないと案外埋没するタイプの車ではなかろうか?
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販売比率、やっぱり300Premiumが一番売れているらしいが、200も意外に良く動いているらしい。
軽自動車だけに絶対的に安いというのはやはり武器なんだとか。