ここ数回、ヤマハ、スズキとビッグツインスポーツをやったわけですが。
ならばこのバイクも「生きねば」いや「やらねば」と使命感がひこうき雲。はい、世界のホンダィ(ヒュン○イじゃなくて)から。コレでピンと来た方もいるかとw。
【HONDA VTR1000F (FIRE STORM)】
「ホンダ VTR1000F (ファイヤーストーム)」です。
何?、ファイヤーフォックス?、それだと「ロシア語で考えるんだ」に…。
このVTR(そこ、回転言わない)は、先のツインスポーツ達と同じくDUCATIに喧嘩を…売っていません。
実はホンダ独自で、スーパーバイクにDUCATIが現れる以前から、日米欧それぞれのホンダが競作をしていたバイクなんです。
まずはスペック。
水冷4サイクルV型2気筒、DOHC4バルブ、排気量は996ccで馬力は110馬力、尚、この馬力は輸出仕様の物で、国内仕様は93馬力です。
ちなみに北米では「SUPER HAWK(スーパーホーク)996」という名前で販売されました。
遡ること1987年、ホンダ ブロス(かなり前に紹介済み)をベースにスポーツバイクを試作したことからスタート。上記の通り日米欧それぞれのホンダが競い合いつつも協力し、1997年にデビューしました。ね、だからDUCATIに喧嘩を…とは言えないのですよ。
スタイリングは欧州の意向(エンジンを見せたい!!所有欲を満たしたい!!)、リッター100ps以上の出力は北米の意向(モワパワーよモパーよUSA!!USA!!)、で、尚且つ扱いやすさ、街乗りでも楽しめるように低速トルクもそこそこにの味付けは、日本の意向でござるよとのことです。
と、いってもそれなりにキツめのポジションで、スポーツを強要しますけど。よってパイプハンドル装着も時折見かけますね。前後重量配分のために側面にラジエーターがあります。
国内では1997年~2003年、輸出仕様については2007年まで生産販売されました。つまり、ヤマハ、スズキ、ホンダのビッグツイン三羽烏の中では一番成功したバイクだと言えるかと、輸出仕様は約10年間販売された事になりますし。
ちなみに、国内仕様でも充分で、輸出仕様より若干低速トルクがあり、扱いやすいとのことです。
中古市場は30~50万ぐらいです。乗りやすく、安価なビッグツインスポーツならVTRをイチオシします。
ある意味、優等生的なホンダらしいバイクと言えますかね。
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Posted at
2015/08/25 21:24:39