1989年型のセローを
先日引き取って来ました。
まずは現状把握のために
外装を撤去してみます。
でもその前に
簡単に見えるところを
確認することにしよう。

走行距離は一万キロ未満
セローのエンジンは丈夫なので
まだまだ走れそうです。
さすが10年放置したバイクだ。
とにかくホコリが凄い (汗)
足まわりの減衰力は
しっかり効いていました。


リアサスのロッドに
僅かな点サビがあるけど
簡単に除去できるレベル。
マフラーやタンクに
凹みや傷は見当たらない。


もう新品が出ないので
これはこれで貴重です。
但し、タンクの中には
うっすらとサビがある。

振ってみるとサラサラと
音がするので完全に
サビを取るつもりだ。
クランクケースに腐食が
無いのは珍しいパターン。

ほとんどのセローは
塗装がはがれてアルミの
粉が吹いているからね。
・・・
いま困っているのは
Fブレーキがロックしていて
バイクが動かせない事です。
そこで
マスターシリンダーを
疑って取り外してみた。

ブーツの中に
サビはあるけどロッド本体は
正常に作動していました。
そうか~
フルードの固形化により
通路が詰まっていたんだな。

その影響によって
正常なキャリパーの動きが
妨げられていたのだ。
マスターやフルードタンクを清掃。
シリンジを使って新しいフルードに
入れ替えました。


ブレーキがカチッと
効くようになって気持ちがいい。
(= ´ σ3`) フンフフ~ン♪
・・・
それでは
外装を取っ払います。


見えないところまで
ちゃんと綺麗にしないと
気が済まない性格 (笑)
電装系に水が
掛からないようにして
まずは丸洗いをする。

オイル漏れなどの不具合を
発見する為にレストアの際は
いつも洗車から始めます。
ビフォーアフターの様子。


一目瞭然ですね (*・ω・*)b♪
・・・
まずはキャブから
手を付けようかな。

負圧式のSUキャブ
慣れ親しんだタイプです。
ところですよ・・・

フロート部のビス3本の
ネジ山が潰れている。
そこまで強く締める必要は
どこにもなーい ε=o(≧皿≦○゙
さて、これを外す手段ですが・・・

(;´д`)オイオイ…ウソダロ
内部のガソリンを完全に抜いて
手で触れる60~70℃まで
バーナーを使い温めています。
ベルハンマーを吹き付けてから
ショックドライバーが登場。

最後は普通のドライバーで
なんとか外せました。
・・・
キャブの内部が
意外と綺麗なので驚く。

でも、穴と言う穴が
全部塞がっていたので
それを何とかします。
うーん、残念ながら
この日の作業はココで終わり。

還暦が近いせいか
夜になると細かい作業が
まったく出来ないのです。
難敵の動かないバイクよりも
すでに自分の老眼に負けている ?
いやいや
それも修行のうちだ・・・
レストア道の神髄は
己との戦いだからね (爆)

おしまい。
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ヤマハ セロー3RW1 | 日記
Posted at
2021/11/22 23:09:08