Y男よ、まだ本調子じゃないじいじに「その2はまだ?」って酷じゃないかい(T . T)
いっぱいいっぱいなのに.....
でも療養中世話になったから頑張ってみるよ^^;
山小屋の朝は早い。
大部屋は団体向けなのか六畳個室を当てがわれたにゃんこ一家は、3時起床の4時出発の計画としていた。
3時前に目覚め、寝起きの一服がてら天候チェックに外へ出ると、それはそれは見事な満点の星空が出迎えてくれた。
7月末の日間賀島では沢山の夏の星に感動したが、ここ立山には比べものにならないほど多くの輝き✨が待ってくれていた。
一眼レフを持参しなかったのが心残りだが、これまでの立山で一番の星空だった。一の越から見渡す北アルプスは漆黒の闇の中、稜線が辛うじて識別できる程度の暗闇だからいっそう輝きが増しているのだろう。天の川も明瞭に見渡すことができる。好天女の大勝利!
部屋に戻り準備を整え予定通り4時に再度外へ出ると......!(◎_◎;)
あれほど満点の星空だったのに僅か1時間の間に一の越はガスの中。
しかもミストのような霧雨が横から降っている(><)
荒天男が盛り返してきたのか?
様子を見たりレインウェアを着込んだり、なんだかんだで40分遅れの4時40分に登山開始。満点の星空の下で雄山の天辺まで登るはずだったのに残念至極である。
悪天候に備えしっかり準備してきたけれど、天辺の状況によっては下山するつもりで登山開始。
ヘッドライトの灯りを頼りに登り切った雄山。お嫁ちゃん、よく頑張った!
ガスガスの中、しばし様子を見ていると
オレンジに染まるご来光は拝めなかったけれど、ガス越しにお日様が顔を出してくれた。
反対側は
いつの間にやらこのような美しい姿\(^o^)/
荒天男を追いやった荒天女のお嫁ちゃんありがとう♪
初の3000m級はどうですか? 燕岳では軽い高山病の症状が出たお嫁ちゃんだったそうだけれど、立山では症状なし。その代わりじいじが軽い頭痛。今になって思えば、前夜の寒気といい既に悪いウィルスに感染していたのか?
雄山で待つこと小一時間。
これから向かうルートのガスがかなり切れてきたし、
山歩きにはちょうどの気温、風も弱いしさぁ先へ進もう!
次なる目的地は立山連峰最高峰の大汝山。岩場のアップダウンを繰り返すこと20分ほど。
雄山より12m背高の大汝山に到着。この間のルートは好きなルートなのに、今回も誰もルート写真撮ってないってどう言うことよ?
大汝山の付け根にある「菫小屋」じゃなかった、大汝休憩所が開いていたので初めて中で休憩させてもらった(25日に小屋じまいって言ってたかな?)。
映画とはなんか違うような気がしたけど、小屋内はスタジオセットでの撮影なのかな?
息子夫婦は、一の越山荘でいただいてきた弁当で朝食。じいじは食欲がなかったので餅をストーブで焼いてもらっていただいた。
朝食を済ませ、次なるポイント2999mの富士ノ折立に向かう。
室堂平側。こうやって時々雲がかかるけれど、室堂平を眼下に歩けるのは最高だ!
前回の縦走の時は何も見えなかったから嬉しい!
大汝休憩所から20分ほどで富士ノ折立に到着。
天辺だけガスの中で登っても眺望はのぞめそうもなく、天辺を踏むのは諦めこんな岩場の急坂を下る。
下り切って振り返った富士ノ折立。なんだよガスが切れたじゃないか😤
Y男、そこを滑り降りたいのかい?
内蔵助カール側にはまだ雪渓が残っている。
さて、この先、真砂岳、別山、剱御前小舎から室堂乗越をへて雷鳥坂キャンプ場に下りる計画にしていたけれど、スタート時間が遅くなり、雄山と大汝で時間を費やし過ぎて帰りの足に間に合わないかもしれない。
体調も今ひとつだし、エスケープルートとしていた大走りルートで下ることにする。
息子たちは分岐ポイントから10分ほどの真砂岳まで登るというが、
私は息子たちと別れ一足先に独り下山を開始する。
どうせ途中で追いつかれるだろうし。
大走りコースと言うから、私には無理としても走って下れることを想像していたけれど、そんなことはトレランの方でも無理だろう。
雷鳥坂より傾斜は緩やかのような気がするけれど、ガラガラ、ザレザレが入り混じり歩きにくいのなんのって(><)
山地図にはコースの谷側に大走谷と記載があるから、人が駆け下るのではなく岩が駆け下るから大走りと名付けられたのだろう。人さまが駆け下るだなんて、あぁ〜勘違い(^◇^;)
息子たちも苦労して下って居るのかなかなか追いついて来ず、三度目の中休憩で漸く上に姿が見えた。
お嫁ちゃんの疲れ切った表情。
この歩きにくい下りだから無理も無い。話しを聴いてみるとやはり実際に大変な下りだったそうだ。
でも、辛い思いをしても数日経てば辛さを忘れ、再びやって来たくなるのが山の不思議なところでもあり魅力でもある。
立山連峰を半周だけれど2回目のアルプス登山で縦走できたんだから、私たちが登るようなところなら何処へでも付いて来れるんじゃないかな。
これでお嫁ちゃんも立派な山女(^o^) おめでとう♪
中央の岩の沢に下る右手の尾根筋を無事に降りきり雷鳥沢キャンプ場に到着。
今度二人でテント泊に訪ねてみたら? テントから顔を出して見上げる星空なんて最高じゃない。
もっとも大荷物持ってこの坂を登るのは大変だろうけれど。
最後の試練の階段登り。若い方はタッタッタとリズミカルに登ってゆくのに、じいじと来たら5段登ってはひと休み、この繰り返し(^◇^;)
やっとの思いでみくりが池温泉に辿り着き、温泉で汗を流し美味しいラーメンをいただいて帰路に着く。
その前に毎度の山バッジ。
みくりが池を後にする頃は山々を覆い隠しつある。
この2日間をみているとやはり好天女のパワーが勝っていたのだろう😃
エスケープルートに変更してよかった。そうでないと予定の普通列車に間に合わず特急しなのに乗れなくなるところだった。
(グリーンしか空いていなかった理由。団体さんが普通指定3輌をほぼ占拠。ひと月前でも空いていないわけだ(><))
次回はどこの山にしようかね?
こちらの親子のように継続しよう。
このお父さんのようにがんばる!