メルセデスベンツミュージアム３ / Stuttgart, Germany

　博物館の見学を終えたら市内を散歩してみましょう。
Stuttgartはバーデンブッテベルグ州の州都でドイツ南部最大の都市の1つです。（もう1つはバイエルン州の州都ミュンヘン）　バーデンブッテンベルグ州の紋章は鹿の角、そう、あのポルシェの紋章です。そしてご存知のようにStuttgart市の紋章は黄色地のバックに黒の跳ね馬、そうあのフェラーリの・・・フェラーリのエンブレムはなんとライバル会社ポルシェの本拠地、Stuttgartの紋章なんですね。
その理由の説明は次回に譲るとして・・・・　ポルシェの紋章の真ん中にもちゃんとStuttgart市の跳ね馬が描かれていますね。

　ホテルにチェックインしたら、駅から延びる街の中心ショッピング通りのケーニッヒ通りを歩いてみましょう。ドイツ全国チェーンの2大百貨店であるKaufhofとKarlstad、ドイツ名産の刃物や銀食器の店、いつでもビールが飲めるマクドナルド（ドイツのマクドナルドではビールが出てきます！）、いろいろなブランド店や路上の屋台など平日でも賑やかな通りです。
　車好きなら通りの終点近くのマルクトプラッツ（マーケット広場）に行ってみましょう。そこにはこの地域有数のおもちゃ屋、模型屋があります。ミニカーからプラモデル、鉄道模型やそのジオラマまで、大人でも十分楽しめる模型屋さんです。逆に言えばこのレベル店の品揃えで満足できなければドイツにはそれ以上の規模のおもちゃ屋さんはそうそうありません。
　マルクト広場は、12月にはクリスマスマーケットが開かれ、いろいろなクリスマス飾りを売る小さな出店が軒を並べます。幸せそうなカップルや家族連れの買い物客がそぞろ歩き、空腹には屋台の鯖の塩焼きを、疲れたらクリスマス名物の甘ーい暖かい赤ワインを楽しんでいます。

　Stuttgartは私の一番好きなドイツの普通の街です。Stuttgartの周辺には白い壁にオレンジの屋根、家々の窓には綺麗な花が飾られている名もない小さな美しい町が無数に点在しています。
　20年前に私をベンツ博物館に連れて行ってくれたあの人は今もこの近所の村で元気で暮らしているでしょうか・・・