ある夏の日、こんな懐かしい車を見ました。
日産パルサーGTI-R。
おろし金のようなボンネットスクープが特徴です。
リアスポイラーも競技車みたいなデザイン。
1990年から95年まで作られた日産のラリー車ベースのスポーツカー。
パルサーベースのシンプルなコックピット。
油圧、油温、ブースト計を標準装備。
エンジンは後期型シルビアやブルーバードに積まれていたSR20DET改。
2リッターDOHCターボをチューンしたもの。
230馬力、29kgm。足はブルーバードのATTESA 4WD。
今となっては大したことがない出力ですが車重は1220kg、軽いです。
1990年の日本車4WDスポーツ対決。
セリカGT-FOUR、ギャランVR-4、レガシーRS Type-R、ファミリアGT-X、ブルーバードSSS-Rの対決。
パワーウエイトレシオ、直線はパルサーの圧勝。
前後軸レシオは7:3でフロントヘビー。
1991年に買えた、300万円以下のスポーツカー。
シルビアK's、スカイラインGTS-t、シビックSiR-2、スターレットGT、ロードスターNA、RX-7FC。
こういう車が200万円強、200万円以内で選び放題で買えた買えた30年前。
スターレットGTターボなんて150万円。
いまのトヨタのTRDバージョンやGRバージョンはいかに高すぎるかですね。
トヨタさんもGAZOOとか言ってるんだったら、量産でコストを下げたスポーツカーを作って欲しいですね。
サーキットではバランスのいいFRクーペ、S13シルビアや重量バランスの良いRX-7が良いですね。(ロードスターもバランスがよく運転して一番楽しそうですが、これらの車と比べて競争ではパワーがない。)
S13シルビアのK’sが200万円で買えたのですね。
日産もルノーの呪縛から早く解放されて独自に頑張れるように祈っています。
最高時速230㎞/h。
こんなラリーベース車が230万円で買えたなんてすごい。
1990年代初めに20歳前後だったようなオーナーさんが年配のお母さまらしき方と乗ってらっしゃいました。
1990年、日本の自動車文化が最高潮だった時に発売された車。
この車のオーナーさんにはいつまでも大切にして欲しいですね(^^)
Posted at 2020/09/20 16:02:31 | |
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街角の名車たち | 日記