
2015年9月30日に更新されたバージョン1.21で、「GT6 トラックパスエディター」というものが装備されました。(詳しい事は、公式ホームページや他の方のブログ等をご覧ください。)
この「GT6 トラックパスエディター」は、GT5の時に装備されていたコース生成システムの「コースメーカー」と似たシステムで、「コースメーカー」が大まかにコースの概要を選択した後はコンピュータが自動でコースレイアウトを生成するのに対して、「GT6 トラックパスエディター」はかなりの部分までプレイヤーがコースレイアウトを作る事ができるので、なかなか面白そうなのです。が、残念ながら、コースを作る作業は“タブレット”でしかできません。スマートフォンすら持っていない私は、「なんでぃ」(プンプン)という残念な気持ちになり、「まあ、そういう時代だしなぁ」と諦めました。
しかし、オープンロビーで他の方が作成した岡山国際サーキットを走ってみたところ、コーナーの感じやストレート区間のタイミングが私が実車で走った時と同じような感じで、タイムも実車とあまり変わらず、その再現度に驚きました。
そして、やっぱり作ってみたくなり(笑) 何か方法が無いかなぁと攻略wikiや他の方のブログ等を拝見してみると、パソコンで作成する事もできる事を発見しました。(詳しい事は、攻略wikiや他の方のブログ等をご覧ください。)
パソコンは(も)詳しくない私ですが、話のネタにでもと思い試してみると、案外簡単に作る事ができました (^-^)
私が作成した方法は、パソコン画面にの中にタブレットを再現させて「GT6 トラックパスエディター」を起動させて、パソコンのアプリケーションを透明化するソフトでYahoo!地図を重ねあわせてコースをトレースするという方法です。もちろんパソコン等の環境により異なると思いますが、私の場合、「GT6 トラックパスエディター」の縮尺が200mで7.5cmに対して、Yahoo!地図が6cmと縮尺がかなり近かったので、そのままトレースしました。縮尺の誤差は…誰か計算してください(苦笑)
※私のパソコンでは「GT6 トラックパスエディター」の縮尺は200mと2000m(全体)の二つしか選べませんでした。タブレットだと二本指で「ぐい~ん」とするともっと細かい縮尺が選べるのかもしれません。
この方法で地元の峠道を作ってみたところ、カーブの感じや距離感等なかなかいい感じに作る事ができました。誤差がありますが、縮尺を揃える為にあれやこれやと面倒くさい作業を追加するくらいなら、「ちょっと性能の良いクルマに乗っている」と思うことにすれば良いかなと思います(笑)
そんな感じで、なかなか好感触を得た「GT6 トラックパスエディター」ですが、相変わらず残念&謎な所があります。
1) 相変わらず、有り得ないジャンプスポットができます。「GT5 コースメーカー」よりかはマシですが、60km/h以下でもジャンプするような道ができるのは、どうかと思います。ジャンプスポットができた場合、その少し手前から先全部を一度削除して作り直すと出ない場合があるような気がします。
2) メインストレートが有り得ないほど長い。「GT6 トラックパスエディター」的に地図やGPS軌跡を利用してコースを作る用のテーマ“アイフェル・フラット”はメインストレートが700m必要です。たぶん、16台分のピットレーンを作るために必要なのでしょうが、お陰で、日本一小さいJAF公認サーキットの阿讃サーキットが作れませんでした。阿讃サーキットは全長が1000mですからね~ メインストレートに700mも取られたら、残り300mで回ってこなくてはなりません(爆) その他のテーマでも300mのメインストレートが必要です。「まあ、雰囲気だけでもしかたが無いか」と作っていき、最後にメインストレートにコースを繋げると、それまでは300数メートルだったメインストレートの距離が、コースを繋げたとたん500mくらいに延びてしまいます。なんじゃこりゃ。おそらく、4)で言うところのゴール側の“計測区間”が付け足される為だと思いますが、「なんじゃこりゃ」です。
3) これは「残念&謎」ではないのですが、コース幅は“道幅”だけではなく“グラベルも含めた全幅”のようです。峠道っぽくセンターラインのある“アンダルシア”を選択した場合、コース幅の選択では、最細の6mにすると車線幅は1.7m(5ナンバー車がギリギリ入る)くらいでした。実際の車線幅を再現するのには8~9m辺りを選ぶと良い感じかなと思いますが、ゲームなので、特に対面通行を前提とした場合、あまりリアルな車線幅にすると難しいので、私は10mで作りました。
4) 「GT6 トラックパスエディター」は周回路だけではなく一本道を作る事ができます。但し、一本道を作った場合、ゴール側に数百メートルの“計測区間”が必要なのだそうです。恐らく200mかなと思います。
5) この“計測区間”が曲者です(苦笑) コースを作成してGT6に転送し試走を終えてコースを登録する事でGT6でそのコースを走る事ができるようになります。例えば、周回レースでゴールをした時はゴールラインを過ぎると自動運転になりますよね。「GT6 トラックパスエディター」で作成した一本道もゴールラインを過ぎると自動運転になります。なので、実在する峠道等を作る場合、その区間の最後をゴールラインとなるように計測区間(約200m)を後ろに設けないと、特に区間の最後の方までカーブが連続する峠道の場合、途中から操作できなくなるので面白くありません。
オフラインの時はね。
これをオンライン、オープンロビーのコースとして設定すると、ゴールから先のコースバリアが置いてある“計測区間”の端まで走られるのです。なので、実在する峠区間の終わりをゴールになるように“計測区間”を付け足していると、実在しない直線(カーブでも可能)が現れるので、物凄く間が抜けた感じになります。
6) それともう一つ。オンラインで一本道を走った場合、ゴールを超えても計測が終了しません。周回コースと同じように、計測がリセットされて“0”から回り続けています。逆走してゴールラインを入り直しても、スタートラインまで戻っても、スタートラインに戻ってから再びゴールラインを通過しても回り続けています。ワシにどうせぇちゅうねん (-_-;
ゴールラインを切ったら暫く自動運転の後スタート地点にワープ。往復(逆走)したい時はゴール手前でUターン。で良いんじゃないかなと思います。(というか、私は勝手にそうなると思っていました。)
他にもいくつか「?」な事があったと思いますが、まあ、それでも自由にコースを作れるのは面白いと思います。
ただ、実在のサーキットや峠道を作るのなら良いのですが、一からコースを作るのは難しいと思いますけれどねー。そういう意味では「GT5 コースメーカー」もそれなりに良い物だったのかも知れません(苦笑)
「GT6 トラックパスエディター」も、2、3個コースを作ったら、それっきりになりそうな気もしますし (^_^;
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2015/10/13 23:05:30