『ペガサス/飛馳人生』は、2019年に公開された中華人民共和国のコメディ映画です。
コメディ…カーアクション…コメディ…? ええ、コメディです(笑)
ストーリーは、中国国内ラリーで無敵を誇っていた主人公が、止むを得ない理由で参加した違法レースで警察に検挙され、運転免許取り消し、競技ライセンスはく奪。取り消し期間が終了した5年後に、運転免許と競技ライセンスを再取得し、謹慎期間中に台頭した若手ドライバーに勝負を挑む…という、コメディーです(笑)
いや、ストーリーはしっかりしていると思います。不祥事によりラリー業界を追放されたためスポンサーが見つからず、廃車の型落ちラリーカーを“よしみ”で譲り受け、自分たちで一から車を作りラリーに参加するという"お涙頂戴"な流れ。その流れの中で、ちょいちょい見られる、例えるなら、ジャッキー・チェンの映画にみられるような「香港・ジョーク」のようなコメディ感。嫌いじゃないですけれど (^▽^;) それが、だいたい映画全体の3分の2くらいでしょうか(苦笑) 残り3分の1はラリー競技のシーンです。その合間に、ワイルド・スピード感や的なCGを入れている感じかな。
登場車は、中国の映画だから、中国製の知らないような車なんだろうなぁと思っていたのですが、ポロでした(爆) フォルクスワーゲン ポロのWRカーかな。ライバルの車は、トヨタ カローラ…かな?のラリー仕様。その他用品関係も“西側”の物が使われていて、それぞれがスポンサーにもなっているようです。
ラリーのシーンも、違和感はありませんでした。サービスパークやチームの司令部(なんていうんでしたっけ?)は上手く表現されていましたし、ラリースタッフが西洋人だったのも、違和感がなかった理由の一つかもしれません。(WRCのトヨタやヒュンダイのスタッフも、西洋人ですからね。)
走行映像も、WRCの映像を見ているような迫力のある映像でした。これは、監督が現役レーサー(ジャンルは不明)からなのかもしれません。でもねぇ…あんな危険なコースは、FIAじゃ公認出ないだろって思いましたケド(爆)
いや、いい映画でしたよ。ラストがもうちょっと…想像はできたのですが…もう一工夫欲しかった気がしまが、肩ひじ張らずに、ラリーに興味がない人でも、「コメディ+カーアクション映画」として、楽しんで見られると思います (^_^)b
でもねぇ…
若干“ネタバレ”しますが、事情により主人公のコ・ドライバー(ナビゲーター)はラリーに出走できず、主人公は特例で一人でラリーに参加するのですが、コ・ドライバーの指示を聞いて運転しているライバルに勝っちゃうワケです。仮に主人公の過去5回の優勝が同じステージだったのでコースを覚えていたとしても、100キロ近いスペシャルステージをコ・ドライバー無しで走って勝つなんて、全世界のコ・ドライバーを敵に回したと思ったのは、私だけでしょうか (^▽^;)
関連情報URL :
【公式】 映画『ペガサス/飛馳人生』
Posted at 2021/01/04 22:50:03 | |
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