『
コンボイ』(原題:Convoy)は、1978年に製作されたアメリカのアクション映画です。
子供の頃に、テレビの洋画劇場みたいな番組で見たような記憶があります。…記憶があったのですが、“コンボイ”だったのか、“激突”だったのか、“ジョン&パンチ”だったのか、映画を見ているうちに自信がなくなってきました (^◇^;
『コンボイ』って、「護送船団・車列」という意味だったんですね。わたしゃ、アメリカ製巨大トレーラーの事かと思っていました。ウィキペディアに「この映画により勘違いされるようになった」とあって、苦笑しました (^◇^;
あらすじ(に興味のある方)は、
ウィキペディアを見ていただくとして、導入部分に乱闘が少しあって
大型トレーラーが徐々に集まって街は「そりゃ大騒ぎさ ヽ(^o^)丿」になり、そして、仲間の為に、自由の為に突き進んでいく…てな感じでしょうか。
カーアクションは、あるにはあるのですが、それほど派手ではないかな。まぁ、40年前の作品ですからね。車の安全性能すら確立されていない時代のカースタントなんて、本当に“命懸け”だと思うので、そう考えると、別の意味でドキドキします (^_^;) 映画中盤の、近道をする為に大型トレーラーが砂漠を突き進む姿は、ダカール・ラリーのトラックとはまた違った迫力がありました。タイヤの半分が砂に埋まりながらも走り続けるフルサイズ・セダンのパトカーには、もっと感動しましたけれど。(アメ車侮るなかれ。。。) この映画の“売り”はカースタントではなく、大型トレーラーの集団走行(一説には150台以上!)のようです。
終盤。嫁が産気付いたからと“コンボイ”から離脱する黒人ドライバー。もうね、結果は見え見え。そういえば、この映画は1970年代のアメリカ映画。「
アメリカン・ニューシネマか…」と、暗い気持ちになりました。案の定、黒人ドライバーは警官にボコボコにされてしまいます。殺されなかっただけましか… 確かに、この時代、黒人には生き辛い時代だったんだろうなぁと思います。でも、その生き辛い時代に俳優になったこの黒人俳優さんは、凄い人なのかなって思いました。(誰かは存じません。)
黒人ドライバーを“コンボイ”の仲間たちが救出し、この国に嫌気がさして国境に向かうと、一本橋の先に警察が手配した戦車が(爆) 「う~。アメリカン・ニューシネマが…」機銃の一斉掃射により…
が、まさかの結末。「あれ?アメリカン・ニューシネま…」
またまたウィキペディアによると、アメリカン・ニューシネマは1970年代中盤までで、この映画が作られた1970年後半には終焉を迎えていたようです。それを踏まえると、全体を通してアメリカン・ニューシネマ的な反体制や虚無感を映しながら、最後に大どんでん返しで夢を見させたこの映画は、アメリカ映画史の転換を象徴する作品なのかもしれません。
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って、映画を全く知らない私が勝手に言っているだけですけれどね~ (^o^)
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Posted at
2016/02/15 23:08:49