『
ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』(原題:Dirty Mary,Crazy Larry)は、1974年に製作されたアメリカのカーアクション映画です。
あらすじは、ストックカーレーサー(NASCAR)の夢に破れた青年2人が、新しいレースカーを購入するために強盗をして、逃げて、“
アメリカン・ニューシネマ”になる…というものです(爆) 詳しくは、
ウィキペディアをご覧ください。
今回は、この映画のジャンルが“アメリカン・ニューシネマ”ということを知ったうえで見たので、ラストを、「ああ、そろそろ来るな」と身構えることができて、精神的な衝撃を和らげることができました(苦笑)。他の方のレビューに「ショックでした」とか「胸糞悪い」とか書かれているのを見ると、“アメリカン・ニューシネマ”を初めて見たんだなぁと思いました。自分も、
“イージー・ライダー”を見た時そうでしたからね (-。-;) ただ、“
イージー・ライダー”のように、「人の手」による最期ではなくて、「事故」なだけまだマシだと思いますけれど。。。
レースをするために強盗するなんて、とんでもないヤツなんだけど、人質の少女が喘息(か何かで)むせてしまった時に猿ぐつわを外してあげる、本当は優しい青年なんだよという、若者の矛盾というか鬱積みたいなのがあり、カーアクションなので、パトカーや一般車はバッコンバッコンとクラッシュするのですが、実は一人も死んでいないどころか、「あれは死んだやろ」という描写すら無く、死んだのは主人公たちだけという…なんか、見終わった後に、空虚感が残ります。まあ、これが“アメリカン・ニューシネマ”なんですけれどね。。。
映画が始まってしばらくして、「この主人公。どこかで見たような気がするなぁ。誰かなぁ。」と思い出してみると、先日見た“イージー・ライダー”の主人公でした(爆)
カーアクションなので、主人公たちが乗る車も時々壊れるのですが、そのたびに自分たちで修理しています。そういう場面て、ほかの映画ではあまりない気がします。基本的に主人公が乗る車は、壊れないか、全損クラスで車を放置するかで。これは多分、主人公の一人がレーサーで、もう一人がメカニックという設定だからなのかなと思います。
主人公たちが途中から乗り換えた車が「ダッジ・チャージャー」。 グランツーリスモでしか見たことが無かったのに、走る姿が拝めるなんて。思わず「チャージャーかよ!」と叫んでいました(笑) このチャージャーに対抗して警察が送り込んだのが改造パトカー。エンジンを積み替えているのか、ハイパフォーマンスカーをパトカー仕様にしているのかわかりませんが、このパトカーとレーサー上がりの警官とのバトルが…拍子抜けだったかな (^◇^;) せっかくの改造パトカーなんだから、もう少し面白いバトルをしてくれていると楽しめたかな。その代わりと言っちゃアレですが、ヘリコプターとの接近戦は迫力がありました。この時代…今の時代(では余計に、かな)、車vsヘリコのぶつけ合いって、斬新だったんじゃないかなぁ。
ラストシーン以外は、お気楽に楽しめました。
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Posted at
2016/02/16 23:20:09