『
バニシング in 60』 (原題:Gone in 60 Seconds)は、1974年に公開されたアメリカのカーアクション映画です。
あれ?
先日見た「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」も1974年公開の映画だったな。あっちは、強盗した金でレースカーを買うつもりだったし、こっちは、保険の調査員が自動車泥棒だし…この時代のアメリカは、病んでたんだなぁ (^_^;
この映画の
リメイク版を以前に見ていてたので、「あれ?リメイク版と違うぞ」と、本末転倒な事を思いながら見ていました(苦笑)
保険の調査員をしながら自動車泥棒をしている事は分かったのですが、リメイク版と同じく50台の盗難注文を主人公に入れるくだりがよくわかりませんでしたし、仲間と打ち合わせをする場面が、暗くて(明暗の暗)、また登場人物にカメラが寄り過ぎてゴチャゴチャしていてよくわかりませんでした。リメイク版を見ていたので「ああ、50台の注文が入ったんだなぁ」とわかりましたけれど。このあたりの描写は、リメイク版のほうが分かり易いと思います。
また、仲間と打ち合わせをしているときに刑事がアジトに乗り込んできたので、「この刑事とカーチェイスをするのか」と思っていたら、刑事は指示をしただけで追跡したのは現場の別の刑事で、その刑事は二度と出てきませんでした。リメイク版だとアジトに乗り込んだ刑事が最後まで追いかけていたんですけれどね。
途中、仲間の女性が涙していた理由も、わかりませんでしたし。
で、とっとと49台盗んできたのが50分辺り。「ここから、残り1台にどうやって40分掛けるんだろう」と心配したら、カーチェイスが始まって、「おっ、始まったぞ~」と見ていたのですが…「なんか、長いなぁ」…「まだ逃げるのかぁ」…で、結局30分くらいずっと追いかけっこをしていました。なげーよ(爆)
結局、カーチェイスを撮りたいが為の映画なのかなと思います。
ウィキペディアを見ると、リメイク版の評判がよろしくなかったそうです。確かにカーチェイスの迫力はリメイク版には無かったような気もしますが、映画としてのストーリー性、人間関係の描写は、リメイク版のほうが良い(分かりやすい)と思いますけれどねー
ただし、他のカーチェイス映画では、一般車やパトカーがバッコンバッコンぶつかってもそのままですが、この映画では、一般車が衝突した後、本編のカーチェイスとは別に、その事故現場で運転手を救する場面や、ラジオ局が事故の目撃者をインタビューしたりと、“アザー・ストーリー”というんですか、そういうのを入れ込んでいて、面白い試みだと思いました。映画を見ているときは、「この救出劇、取材現場が、どう本編に絡んでくるのか」と気になっていたのですが、全く無関係で肩透かしを食らいましたけれど(爆)
盗んだ車のほとんどが、ロールスロイスとリムジンで、知っている車が、ミウラとデイトナ、パンテーラ、コルベットくらいだったのも、感情移入(?)できなかった要因なのかもしれません(苦笑)
最後の場面。一般車の事故車両に乗り上げてジャンプをし、スロー映像では着地後に完全にスピンしていましたが、通常映像では普通に走っていましたね (^_^;
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Posted at
2016/02/20 00:54:01