『
ドライブ・ハード』 (原題:Drive Hard)は、2014年に公開されたオーストラリアの映画です。
「これって、“コメディ”だよなぁ」と思いながら見ていて、今、ウィキペディアを見てみたら、やっぱりコメディでした(笑)
あらすじは、ウィキペディアと、今回は公式のホームページがあるので、そちらを見ていただくとして(手抜き)、全体的には、普通に、構える事無く、楽しく見る事ができました。一ヵ所…二ヵ所かな、「う゛」と思う場面はありましたけれど (^_^;
この映画は、2014年に公開され、日本でも2015年2月、約2年前に公開された、新しい映画なんですね。
カーアクション的には、物語の導入で、元レーシング・ドライバーで現自動車教習所の教官の主人公が、路上教習中に生徒が銀行強盗をして、脅されて、パトカーから逃れるために、ゴールドコースト市内をカーチェイスするシーンがあり、これはなかなか良かったです。教習車はヒュンダイのコンパクトカー。パトカーはフォードかな。主人公もパトカーも、カーブでは無駄にサイドを引いてドリフト状態で走っているので、「最近の車はFFだから、魅せるスタントも大変だなぁ」と同情していました。また、主人公のハンドルさばきやブレーキングからシフトダウンをする様子を車内カメラで撮影しているのが臨場感が出ていて、この監督は運転をよく知っているなと感心しました。
ただ、謎なのが、逃走車の選択。教習車から強盗犯が用意した車に乗り換えるのですが、用意した車が70年代のマスタング。犯人が車を指して「君のスタイルだ(字幕)」と言ったので、「ああ、主人公はナスカーのドライバーだったのか」と思ったのですが、よくよく考えると、70年代前半のマスタングでナスカーを走っていたら、「今、何歳やねん」ってコトですよね (^_^;) また、このマスタングが壊れて通りすがりの車を奪うのですが、その車もマスタング(70年代後半)。ま、カッコいいから良いんですけれど、単に監督の好みなのでは…
カースタントらしき事は導入部分だけで、後は普通に目的地へ向かっていました。若干カースタントなり乱闘シーンはありましたが、メインは主人公と強盗犯のやりとりでした。
ウィキペディアでは、この映画は“コメディ”とされているので、コメディなんだと思いますが、ハチャメチャ、テンヤワンヤで「ガハハ」と笑うようなコメディではなくて、冒頭で書いたように、「…これって、笑うトコなのかな」とか、「…なんか、普通の映画とちょっと違うよな」というような、なかなか高度なコメディでした(なんやそれ)。ガソリンスタンドの店員の件とかラストの警官4人の所とか、後から考えると、きっと“アメリカン・ジョーク”ならぬ“オージー・ジョーク”なんだろうなと思いましたが…結構な“ブラック・ジョーク”でしたし (^_^;
「もう一度見るか?」と聞かれたら…う~ん。。。
Posted at 2016/12/14 22:20:29 | |
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