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にゃんこおっさんのブログ一覧

2017年11月04日 イイね!

実は慰霊の旅だったりします

実は慰霊の旅だったりします事実に基づいて書かれた『高熱隧道:吉村昭著』という小説をご存知でしょうか?
繰り返しになってしまいますので興味のある方は過去の日記をご覧下さい。
小説を読んで心打たれるものがあり、今回の旅は慰霊が目的でした。
決して物見遊山の観光や山登りが主たる目的ではなかったんですよ😅
とは言えせっかくの機会ですから観光もしっかりとしなきゃww

慰霊の旅がスタートする欅平の集合時間が9時20分。
ですから宇奈月に前泊して紅葉見物と期待したのですが、紅葉はまだ先のようです。

小さなトロッコ電車に乗って宇奈月を後にしますが、

発車して直ぐの鉄橋。
よくもまぁこんな構造物作れましたね。

途中、トンネルが多いですが眼を見張る景色が多く見惚れてしまいました。
ですから途中の写真は次の二枚以外はありませんww


エメラルドグリーンのダム湖にヨーロッパの城のような発電所の一部。

欅平まで1時間20分程の旅だったでしょうか。圧倒される景色に時間を忘れあっという間に到着です。
時間が許せば散策したかったのですが、展望台から一枚撮るのがやっと😭
ここまで来ると紅葉が始まっているようです。


受付を終え荷物検査と金属探知機のチェックを受け、無事にOKが出ました。

ヘルメットを被り工事用トロッコ電車に乗り換えてトンネルを欅平下部駅まで500メートルほど進み、更に巨大なエレベータに乗り換えます。

河川勾配が急過ぎて当時のトロッコ電車では登れず、資機材と共に貨車を丸ごとエレベーターに乗せ200mを2分で上昇するんだそうです。
エレベーター内にはちゃんと線路がありました。当たり前ですけど😅
欅平上部駅の奥には展望台があり案内して貰いました。

奥に見えるは白馬岳

こちらの岩壁には悲惨な出来事が秘められているのです。合掌
小説に泡雪崩が工事関係者の宿舎を襲い多くの犠牲者が出た件が登場しますが、雪崩が宿舎毎吹き飛ばし小高い山を越えてこの岸壁に激突したのです。
対岸の宿舎からこの岸壁まで600m、物凄い破壊力です。
欅平上部駅からはさらに小さなトロッコ電車に乗り換え先に進みます。


この力持ちはバッテリー駆動車だそうです。客車は耐熱仕様なんだとか。

そんな耐熱仕様の客車はいよいよ高熱地帯にさしかかります。
人間の叡智と黒部の底知れぬ力の闘いの場所で、高熱隧道のタイトルにもなっているところです。
岩盤温度が160度にもなりダイナマイトを装填すると自然発火で爆発し犠牲者を出し、熱さのあまりに作業員も逃げ出してしまうような場所です。
そりゃそうですよね、火山地帯にトンネルを掘ろうって言うんですから。
現代のような重機のない戦前の工事ですからどれだけ難工事だったことか。
黒四の大町トンネルで大破砕帯に遭遇した話はよく知られていますが、時代背景からしてもこちらの方が難工事だったと思います。
案内の方が走行中にも関わらず頑丈なドアを開けてくださいましたが、硫黄臭と共に重苦しい熱せられた空気が車内に入って来ました。
現在は冷却設備のおかげで40度ほどに抑えられているそうです。
冷却設備が作動しなければ今でも160度に上昇するんでしょうかね。
耐熱仕様じゃ無ければ大火傷してしまいますね。

撮り遅れ高熱区間の終わりの写真です。
荷物を抱えていたため手を合わせることはできませんでしたが、心の中で合掌してたら出遅れました😅

進む先はトンネルばかりですが、高熱地帯を過ぎると外が見渡せる渡り廊下のような場所で停車。
どうやら駅のようです。

黒部第三発電所の為の仙人谷ダムです。美しいダムです。
多くの犠牲を払い、先ほどの高熱地帯をなんとしても突破しなければならなかったトンネルはこのダム建設のため。
資機材を輸送するルート確保のためだったんですねぇ....
先人達の苦難の歴史があって今の日本があると思うとウルっと来てしまいます。
そんな感傷を吹き飛ばしてくれる峡谷美がダムを背にすると目に飛び込んできます。

白竜峡って言ったかな?違っていたらごめんなさい。
アップで撮ると水の色が実に美しい。

黒部峡谷には十字峡、S字峡など有名なところがありますが、危険な登山道?を2日行程覚悟じゃ無いと観ることが叶いません。

仙人谷駅から進むこと900mほど、上部専用鉄道の終着駅、黒部第四発電所に到着です。
黒部第四発電所は、確か昭和38年に建設された地下発電所で大阪の変電所に供給されていたと思います。
発電所内をたっぷり見学させてもらいましてお土産まで頂戴してきました。

4機の内、2機稼働中でこんな大きな水車が黒部ダムの水を受けてクルクル回って電気を起こすんですねえ....


黒部第四発電所に別れを告げるとケーブルカー、正しくは荷物専用なのでインクラインと言うそうですが、標高差450mほど、距離にして815m、34度の勾配を20分かけてゆっくりゆっくり昇ります。

なんでも地下発電所を建設するために掘られた斜坑で、今は関係者の交通手段やメンテナンス資機材の輸送に使われているそうです。
インクラインから降りると今度はバスに乗り換え

10km先の黒四ダムを目指します。
途中、黒部トンネルの横穴の前で途中下車し、

裏から見る剱岳見学です。
剱岳を充分に目に焼き付けた後は再びバスに乗り込み黒四ダムに向かいます。
黒四ダム到着で関西電力主催の見学会は終了で、黒四ダムで解散となりますが慰霊の旅は後少しだけ。
黒四ダム建設でも多くの犠牲者を出していますので

慰霊碑に向かって合掌して今回の慰霊の旅に幕を下ろします。

あとは定番のダムカレー

をいただき、一人オプションツアーの幕が開くのでした。
2017年11月03日 イイね!

雪山から無事帰還

雪山から無事帰還昔から訪ねてみたかった立山黒部アルペンルート。
信濃大町駅・扇沢と美女平・立山駅を結び北アルプスを貫く山岳観光ルートは余りにも有名です。
今回の旅は、このルートに黒部ダムから横入りしてのスタートです。

山小屋に到着したまでは昨日の日記に書きましたので、今日は夕方からスタートしましょう。
iPadで夕陽を紹介しましたが、刻々と変わる夕陽を高い山から眺めたのは初めてです。
一般的には日が落ちる前に山を下りないと危険ですからね。
山にベースキャンプを置かないと味わえない感動なのでしょうね。
一人勝手に感動したシリーズスタートです😄

刻々と変化する夕景
出来れば上層雲ではなく、雲海が出て染まってくれたらさぞかし美しかったろうに残念です。



夕景目的で脚繁く通ってらっしゃる方もおいでだとか、自然相手ですから時の運というところでしょうか。
夕陽ばかりに目を奪われていましたが、もしかしたらと振り返ると
立山連峰が赤く染まっていました‼️
急いでミクリガ池に30秒かけて下りて収めたのがこれ

露出合わせなんてやってる時間はありません。
こちらも秒単位で変わっていきます。
アップにしてちょっとアンダー気味にシャッターを切って、ようやく肉眼で観ている色合いが出たようです。

シャッターを切ると露出補正をしつつパシャパシャパシャの設定しておけばよかった😂
ちなみに夕陽が赤味を増す間にミクリガ池を撮ったのがこれ

山がうっすらと赤味を出していますが、あそこまで赤くなるとは思いもよりませんでした。

山登りのために室堂泊を計画した訳ですが、もう一つ目的がありまして未経験の星空撮影にチャレンジしたかったのです。
上の写真でも分かるように雲がかかっていまして、星は見えないかもしれません。
加えて満月近くのお月様ですから月の入り時間を過ぎないと漆黒の闇も望み薄。
一縷の望みを抱いて20時少し前に様子を見に外に出ると状況は悪くなっていました....😫
お月様が見えないほど雲に覆われています。
重たい思いをしてせっかく三脚を持って来たのですから、星空に代えて下界の夜景でもと撮ったのがこれです。

んー〜、左下がりで水平が取れていません。加えてピントも甘いし😭
ついでにサンダルばきのまま凍っている階段を滑り降り、またまたミクリガ池から雄山を狙ってみました。

肉眼ではこんなに明るくは見えませんが、こんな風に写るんですねぇ〜〜ww(ISO800、f5.6、8秒)
星空撮影をまだ諦められない私、今度こそと深夜と言いますか早朝と言いますか、携帯の目覚ましを3時にセットし夢の中に落ちましたが、ふと目が覚めるとなんと5時じゃないですか😱
マナーモード解除し忘れてました😫
慌てて外を見ると雲一つありません。
目を凝らすと明るい星がいくつか見えますが満天の星には程遠いです😭
練習だけでもと思い外に出ようとすると、機材を抱え撮影を終えて戻るカメラマンとすれ違いました。
同じように星空を撮影していたのでしょうね。
5時じゃあやはり遅かったか....
で結果はと言うと

おっ! 数は少ないけどちゃんとお星様が写ってるじゃ無いですか。
肉眼ではこんな数は見えなかったけれどカメラさんって目がいいのね。
背後に目をやれば、もう日の出の準備をしてるようですからこれくらい見えれば上出来なのかな?

20分も経たなかったように思いますが

赤味を帯びてきました。
目的の一つは達成出来ませんでしたが、初めての星空撮影チャレンジで私にもなんとか撮れるという事が分かりましたので、またチャレンジしてみようと思います。

山小屋とは思えない充実した朝食を済ませ、帰路につくべく8時前には山小屋を後にしました。
ミドリガ池を通過し、室堂山荘経由でターミナルに向かいます。
こちらのルートは圧雪路で結構固かったでのすが、山小屋で手に入れたチェーンスパイクの効果は絶大です。
おっと、ミドリガ池はご覧のとおり結氷していました。


室堂山荘まで来ると、左に行けば登山道、右に行けばターミナル。
ここで助平心が出てしまいました😅
雄山へはアイゼンが無いと難しいと言っていたけれど、標高2675mの室堂山ならなんとかなるんじゃないか?....
チェーンスパイクの刃がたたなければ引き返せばいいし🤗(登山届け出してこなかったけどごめんなさい)

息も絶え絶え中休止して振り返った景色。
まだこんな所までしか登って来てないじゃない😫
ぎょぇ〜こんなとこも登るの⁉︎😱

10歩進んでは息を整えの繰り返しでやっとの思いで登り切った室堂山。
標高差僅か225m登るだけなのにジジイにはかなりキツかったのですが、過呼吸になるんじゃないかと思えるほどハァーハァー言いながら、息も絶え絶え登った甲斐がありました。
こんなにも素晴らしい景色を目にできるんだから‼️


下りは30分程度だったと思いますが、登りも下りもヒヤッとする事は一度もなく無事にお初の雪山登山を終えることが出来ました。
子供の頃の雪山で遊び回っていた経験が活きましたかね😄

室堂山を下りてからもう一度みくりが池温泉に向かいました。
忘れ物をした訳では無いですよ。
太陽が高い位置で照らしている時を見てみたかったのです。


これでいよいよ室堂ともお別れです。
次回は来年の9月中下旬に訪れてみたいです。



<出典:ヤマケイオンライン
2017年11月02日 イイね!

やっぱりなぁ....😭

やっぱりなぁ....😭トンネルを抜けると雪国でした😂

名古屋から西へ向かってぐるりと半周してやって来た地。
ライブカメラで事前確認をし覚悟はしていたものの、この2日で溶けてくれないかと淡い期待を抱いて来たのですが、山小屋までの道のりは所々ツルンツルン。
帰りに転んで脚でも折ったら帰れなくなるので、安全のためにチェーンスパイクを山小屋で買っちゃいました😅
初心者は登山を遠慮してくれって言うことみたいだから、明日は池を一回りして帰るとしましょうかね。
だから早寝の必要も無いし時間持て余し気味ww

途中、普段は目にすることができない場所から白馬岳

と剱岳(裏劔って言ったかな)

を観てやってきた室堂平。
目の前に立山連峰が迫っています。

私にも登れそう。雪が無ければ....


今日はこの綺麗な山小屋・みくりが池温泉に泊まります。温泉付きですよ❣️
山小屋からサンダルで外に出るとこんな夕景も見られます。

あっ、いけない消灯の時間だ!ww

続きはまた後日。超長文紀行で😅

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「@FLAT4 さん、私もお父様と一緒の口😄」
何シテル?   06/16 16:48
にゃんこおっさんです。 購入した車のアクセサリーについて検索していてここのSNSに辿り着きました。 参考になる情報が盛り沢山ですので参加することにしまし...
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