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エイジングのブログ一覧

2021年01月07日 イイね!

見ず知らずの人のクロスカブを修理するシリーズ② エンジンを開けてみたの巻

見ず知らずの人のクロスカブを修理するシリーズ② エンジンを開けてみたの巻クロスカブの焼き付き修理の件。


さっそくエンジンを開けました。

オーナーさんもブログを見ているし

早く知らせたいので連投します。


長いブログになるけど

ご容赦くださいませ (汗)


まず最初は、車体についてる

荷物や配線等を片付けます。

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スッキリしたところで

レッグカバーを外す。

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雪除けのカバーの中身は

なんと段ボールでした。


すると、いきなり・・・

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見てはイケないものを

見てしまう (*ω)
 


シリンダーヘッドの

シールラバーだ。

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ここが吹き抜けるのは

初めて見た (゚A゚;)ゴクリ


カムチェーンが暴れた ?

ならば、ガイドスプロケや

ガイドローラーは粉砕した ?


ガイドスプロケが逝けば

オイルポンプを

駆動することができない。


ふむふむ、なるほど

エンジンが焼き付く訳だ。


・・・


エンジンを開ける前に

オイルを抜きます。

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なんか変だ。

( ・ω・)モニュ?


鉄粉がまったく出ないし

量も規定値の800cc

ぴったりなんだもん。


へッドカバーを開けてみた。

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綺麗なものです。

カムチェーンが暴れた

様子は微塵もない。


カムスプロケットを外すのに

クランクケースのマークを合わせ

ピストンの上死点を出します。

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カムスプロケの向きは

全く狂っておらず正常だ。


カムスプロケを外す。

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綺麗すぎるぐらい (笑)

テンションも掛かっていたし

カムチェーンの線は消えたな。


・・・


エンジンヘッド本体

バルブ側を見てみる。

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確かにカーボンはあるが

こんなのは良い方だ。

バルブも問題なし。


上死点の状態のピストン

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やはりカーボンはあるが

なんともない様子。


でも、残念ながら

実際には焼き付いてるからね。


シリンダーを抜いてみます。

【クランク側からの写真】

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【エンジンヘッド側からの写真】

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細かい鉄粉の残骸と

線傷が縦に入っている。


カムチェーンの

ガイドローラーは問題なし。

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あとでクランク左側を開けて

ガイドスプロケットの方も

念のため見ておこう。


肝心のピストンは

案の定こんな感じでした。

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うーん、それにしても

不思議な現象だ。


ヘッドのシールラバーが

どうして吹き抜けたのか

もう少し調べてみよう。


・・・


とりあえずピストンを

外そうとしたら

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クリップまではOKだが

ピストンピンが抜けません。


そもそも、この角度のまま

微動だにせず固着しているし

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最悪の最強のパターンだ (泣)


しばらくキャブクリ漬けにして

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あとで熱して取るか

プーラーを工夫して

なんとか抜くことしよう。


・・・


オイルポンプを駆動している

カムチェーンのガイドスプロケ

点検してみます。


カムチェーンの感じでは

大丈夫だと思うけど。

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クランクケースの左側を開けた。

フライホイール周りには

鉄粉等の不純物は無い。


これが

オイルポンプを駆動している

カムチェーンのガイドスプロケ

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新品みたいにちゃんとしている。

消耗は全くしていなかった。


・・・


そろそろ嫁さんが

帰ってくる時間なので

ガレージを明け渡します。


で、エンジンの焼き付いた

理由は分かったかって ?


それは、まあ・・・

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ガレージでコーヒーでも

飲んで考えます (爆)


つづく。


2021年01月07日 イイね!

見ず知らずの人のクロスカブを修理するシリーズ① いよいよ現状確認の巻

見ず知らずの人のクロスカブを修理するシリーズ① いよいよ現状確認の巻苫小牧のフェリー乗り場で

初めて会った人から

クロスカブを預かりました。

※詳しい話は前回ブログ参照


真冬の北海道をツーリング中

宗谷岬にて初日の出を見たあと


エンジンが不調になり

網走付近で完全に焼き付いた。


レンタカーに載せて苫小牧まで

来たけど不動車はダメと言われ

フェリーに乗船できず困っていた。


それがオーナーさんと

エイジングが出会うまでの経緯。


・・・


いま現在は、LINEで連絡を取り

オーナーさんにエンジンを開けて

原因を調べて良いか聞いています。


とりあえずガレージへ入れて

クロスカブを現状を

外部から見てみましょう。


だけど、その前に

大事なことがあります。

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札幌市の外気温は

マイナス8℃ ヮ(゚д゚)ォ!


で、ガレージ内の温度は

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16℃じゃないですよ

マイナス4℃なのね。


という訳で

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バイク屋時代のストーブを

物置から引っ張り出しました。

8年ぶりでしょうか (汗)


・・・


これが、元旦に宗谷岬を

目指したバイクです。

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なんかもう

ある意味、神々しい。


タイヤは当然スパイクだ。

【フロント】

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チップピンのフルピン仕様


【リア】

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よく見ると

サイドのピンが飛んでいる。


相当スライドしたのか

旅路の苦労が伺えます。

(((;゚Д゚)))ガクブル


これもすごいな。

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エンジンや補器類に雪が直接

へばり付かない工夫だろう。

オーバークール防止にもなる ?


まだまだ感心するところは

沢山あるけど詳しい話は

次回以降に紹介しますね。


・・・


なるほど、外から見て明らかに

故障していると分かる症状です。

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キックが下りないのは

ピストンがシリンダーに

噛み込んでいる証拠だ。


おっと、呑気にブログを

書いている場合じゃない。


オーナーさんから

了解の連絡が来ましたよ~ !


それでは、クロスカブの

エンジンを開けてみます。

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でもね・・・


まだガレージがマイナス気温なら

挫折するかも知れないな (爆)


つづく。



プロフィール

「最新のブログにCB50Sの
動画を後から挿入しています。

初めから貼れば良かったけど
なにぶん慣れないもので・・・(汗)

すでにイイねを押してくれた人も
また訪れてくれたら嬉しいです。
♪( ´θ`)ノ」
何シテル?   11/02 10:10
50歳を目前に、勤めていた建設会社が倒産! 一念発起して、20代のころから趣味でやってきた 「バイク再生」 でこの一年食いつなぎました~。 今回おかげさまで再...
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