せっかく休みの日でしたが
除雪しまくりで疲れました (汗)
でも、こうやって業者さんが
排雪してくれるので助かります。
そんな理由もあり
クロスカブの整備を始めたのは
夕方の4時になってから。
とにかく、これを抜かないと
なにも始まらないよね。

精神衛生上、良くないし
固着したピストンピンを
処理することにしました。
ピストン用プーラーという
工具があるらしいけど
手持ちのベアリング抜きプーラーで
何とかしようと試みます。

もちろん
このままでは使えない。
イエ~イ♪(; ̄▽ ̄)b
・・・
押してもダメなら
引いてみな的な感じ ?
即席 & ワンオフ
ピストン用プーラーが完成 (笑)


こいつの仕組みは
あとで紹介します。
押し出すのではなく
引っ張っているのだ。


ピストンピンが動いたぞ。
( 」´0`)」ふぁぃとぉ~~~
・・・
抜けました。


コンロッドの小端部に
傷一つ無く上手くいったよ。
これが急遽作成した
ピストン用プーラーです。

M6の全ねじボルト
ピストンピンが通るカラー
ベアリングプーラーのベース
それらを使い上部のナットを
慎重に回して引っ張りました。
・・・
安心したところで
ピストンが焼き付いた
原因を探ることにしよう。
ブローバイガスを戻している
エアクリーナーBOXを点検する。
もし、ここから先が
詰まっていたとしたら

クランクで発生するブローバイが
カムチェーンの通路を走り
エンジンヘッドまで直接行く・・・
つまり、ヘッドのシールラバーが
吹き抜けた原因はそこかも ?
と疑ったわけです。
・・・
ブローバイガスの不純物は
外からでも確認が可能だ。

オイルと水分が分離して
溜まっていますね。
うーん、よく見ると
凍ってますけど~ (汗)
エアクリナーBOXを開けてみる。


ヽ(゚ー゚;)ノナニコレ???
結構な量の水分と油だ。
通常、ブローバイの水分は
ミスト状であり、すぐに乾燥して
ここに残ることは無い。
BOXの蓋の方は

という状況でした。
おそらく下へ落ちてきた水も
最初は凍っていたと思う。
・・・
BOXの中の様子

やはり下の方の不純物も
凍っていました。
ちなみにブローバイガスが
直接戻る場所はここでは無く
上の写真にある
エア吸入ホースの付け根
壁の向こう側にあります。
しかし、これだけの量の氷が
ここまで出てくるのであれば
壁の向こう側にある
ブローバイホースの接続部も
凍っていたと考えられる。
極限の寒さの中であれば
ミストの結露水が蓄積して
こうなるのかも知れない。
まあ、本当のことは
焼き付いた現場でしか分からん。
┐(´д`)┌ ヤレヤレ
・・・
念のためブローバイの通路に
別のホースを接続して
詰まっていないか確認する。

って、息を吹き込んで
調べただけなのね (笑)
問題なく空気が通ったので
エアクリBOXの蓋と
エアクリーナー本体裏側を清掃


フィルターの表面は
綺麗なので再利用ですね。
・・・
さて最後に
不思議だった謎が一つ
解けたので報告します。
ヘッドのシールラバーが
思いっきり吹き抜けたのに
何故かオイルが満タンだった件。
この話は先回のブログを見て
オーナーさん教えてくれました。
実は、苫小牧フェリー乗り場で
新たにオイルを入れて足した。
それが真相です。
ひょっとしたら、もう一度
キックが下りるかもしれない。
そう願いつつ・・・
同じライダーとして何とも
せつない気持ちになっちゃいました。
(*T∇T*)
次回はオイルポンプの点検後に
問題がなければ部品を発注して
エンジンの組み立てに入ります。
つづく。
Posted at 2021/01/10 02:13:43 | |
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