今回は
CLAのレーシングスーツをデザインするにあたって刺繍を選び、結果的にはそれが正解だったのですが、それでもマーキングのコストの安さは魅力的と思います。
各社メーカーロゴをふんだんに入れたい場合、刺繍だと10万くらいはあっという間にいくと思います。
マーキングの場合はその1/5くらいの価格で済みますのでかなりコスパが高いです。
(aiデータを自分で作成した場合です。データからおこしてもらうと全体的にコストが上がってインパクトは小さくなると思います。といっても、メーカーロゴならサポートを受けていれば提供してもらえるでしょうし、自分で作るのもさほど難しくないでしょう。)
ちなみに今回はスーツケースにマーキングしましたが、これで8,000円以下です。
せっかくなので、そこで気づいた注意点をいくつか書いておきます。
1つめ。
スーツの場合はノーメックスなので大丈夫と思いますが、スーツケースやシューズケースに入れてもらう場合は以下のような皺になりやすく、品質が安定していません。
上半分は綺麗にプリントされていたのですが、下半分はこんな感じで酷かったです。
念のために確認したら製品の性質上仕方のないものとのことなので、正直お勧めしません。
2つめ。
濃い色の生地に薄いマーキングは避ける(白はOK)
透けないように先に白を敷くみたいですが、精度がもうちょいで縁にベースの白がはみ出ます。
これが結構目に付くので、濃い色の生地には白単色、各色使いたければ薄い色の生地をお勧めします。
3つめ。
マーキングの色によって、艶があったり、無かったりするため、統一性が無くなり見栄えが悪いので配色が難しいです。
事前に艶の有無は確認してからオーダーする方が良いと思います。
上の写真は艶がないもの(文字はシルバーなのですが艶はありません)、以下の赤はテカテカの艶があります。
総括すると、マーキングの場合はあまり多色刷りにしない。できれば単色で統一する。というのがリスクが少ない方法と思います。
逆に刺繍だとソリッド系でもメタリック系でも、元々の糸の艶が出るので統一感があり綺麗に仕上がります。
失敗しないスーツ作りのお役に立てればと思います。
でもまぁ、個人的には刺繍をお勧めします。
「悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ。」
ということで(^^;
Posted at 2014/01/12 21:39:57 | |
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ジムカーナ | 日記