ヘッドは全バラにしましたが、バルブステムシールのゴムが硬化していて抜くのに苦労しました。
専用工具があれば簡単なんですが、ラジペンチ摘んで引き抜こうとしても全然抜けなくて途中でアストロへ買いに行こうかと思いましたが、滅多にしない作業ですし、柔らかければ簡単に抜けるのでグッと我慢して作業していました。
コッタやリテーナは少し錆がありましたので、前の前に壊したエンジンと交換。
って、新品を買った方がいいんですかね?コッタとかヘタるもんでしょうか?
1個100円くらいなので、24個で2,400円。替えてもいいか。
で、交換部品の洗い出しをしているとインマニガスケットの違いに気付きました。
実物を確認してみると、
前のヘッド(実はカプチーノ用)
今回のヘッド(清掃中)
インマニを固定するスタッドボルトの位置が違います。
でも、インマニは両方穴が空いているのでどっちでも大丈夫なんですけど...
そういえばアルトからカプチーノに替えた時も位置が違っていたような...
新規格K6Aならともかく、従来規格のK6Aでも細々と違ってるもんですね。
まぁ、使えるのでいいですけど(後で落とし穴が無ければいいが...)
あと、問題が1点発覚し、クランクメタルのサイズがわかりません。
クランクシャフト側の外径は刻印があるのですが、エンジンブロック側の内径は前回のリビルド時に清掃でペイントが消えてしまったようです。
現状のクランクメタルの識別ペイントも見てみましたが、うっすら痕跡はあるのですが、色までは判別できず。多分WPC処理をした時に消えてしまったのではないかと...
と言う事で、種類を買ってきて調べてもいいんですが、面倒くさいので現状のまま使えないか、一旦プラスチゲージでクリアランスを確認してみました。
ゲージを置いて、規定トルクで締めて、3分以上待って、再度開けてみると、
4箇所ともいい感じに均等に潰れてます。
で、測ってみると、
うーん、0.04mmくらい?
基準値が0.020~0.040mm、限度が0.065mmなので、もうそろそろですね。
元のクリアランスが分からないですが、まぁもって10年くらいという所でしょうか。
ついでにスラストベアリングも測ってみました。
まずはクランクの遊び(スラストの遊び)ですが、0.21mmでした。
基準値が0.11-0.31mm、限度が0.35mmなのでまだまだいけそうです。
厚さも測ってみましたが、新品2.500mに対し、両側とも2.48mmでした。
両側が同じ程度に減るって事は、クラッチを踏むことによる減りはほとんどないって事か。
もちろん運転の仕方次第ですけど、私は停車中はニュートラル派なので。
とりあえずクランクメタルは複数種類を買ってきて、薄い方から順番に確認していくしか無さそう。
メタルに型番らしき刻印があるので、それで判別できたらベストなんですが、そういう情報は見あたりませんでした。
腰下も面倒くさそうな事になってきました。
あとピストン選定ですが、モンスターのSTDピストンの圧縮比が8.4なのですが、1mmのヘッドガスケットと組み合わせると8.1まで落ちるようです。
で、モンスターのOSピストンは圧縮比が8.3なので、これに組み合わせるとざっくり8.0くらいになりそう。
とすると、後期型のワークスRと同じ圧縮まで落とせるので、選択肢としてはアリかも...
ただ、0.1のために2,3万かけて綺麗なシリンダーをボーリングまでするのか、と思うと微妙。
以前と違って、今はちょっと節約しないといけない状況なので悩みます。
ひとまずガスケットは1mmの方針で考え中です。
Posted at 2016/12/08 19:59:34 | |
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