
私は以前二輪車にも乗っていた。16歳で中免をとって400に乗っていたし、普通免許を取った後も125cc以下の二種原付を足にしていたことがある。アメリカでも二輪免許を取り大型二輪に乗っていた。
でも、今は二輪車に乗っていない。なぜかというと、危険すぎるからだ。それは、周りに無車検・無保険・無免許の車がうようよしているという現実が見えてきたからだ。これら無法者の車は遵法精神にもともと乏しく事故を起こしやすい上に、事故を起こすと無法行為の発覚を恐れて逃走することが多い。また、事故の被害に対する補償能力がなく、被害者は泣き寝入りを強いられる。乗用車なら事故に遭っても車体がある程度身体を保護してくれるが、二輪はモロにダメージを被る。その危険を考えると、とてもじゃないが今の路上に二輪で出かけようとは思えないのだ。
先日、知人が無車検・無保険・無免許で人身事故を起こした。それ以来気になって周囲の車の車検ステッカーを見ているのだが、車検が切れている車をちらほら見かける。また、タイヤがツルツルだったり、ブレーキパッドが無くなってベースプレートで電車のような音を伴って停止している車もちょくちょく見かける。このような状況の中に二輪で走り出すのはワニがうようよいる川を泳いで渡ろうとするような無謀な行為に思えてしまう。
車検切れの車は地方に多いと聞く。たしかに、東北地方だと職場に行くのも買い物に行くのも車なしには考えられない。自転車やバイクは冬の積雪時に使い物にならない。公共交通機関は便数が少なく極めて不便である。不景気で収入が低下して車検代が出せないくらい困窮していても、自動車を手放すことは考えられないのだ。自動車の使用を差し止められるのは、電気や水道を止められるのと同じような死活問題である。無車検車の横行は庶民の生活状態の悪化を示しているともいえそうである。
運転日報(デミ夫)
天候:晴れ のち 曇り
積算走行距離:46871キロ
走行条件:郊外一般道・市街地
乗員:1~2名
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Posted at
2010/06/07 21:40:43