今日、トゥインゴで急ブレーキを踏んだ。普通に運転していれば、急ブレーキを踏むことは滅多にない。トゥインゴでここまできつくブレーキをかけるのは初めてかもしれない。その瞬間に「なんていいブレーキなんだ!」と思った。
なにがいいって、まず、ペダルのフィールが優れている。フルブレーキに近いところではペダルが硬くほとんどストロークしない。板のように硬いペダルを足の力で加減すると、絶妙な制動力のコントロールが可能だ。その制動力も強大で、踏み込んだほうが「まだいけるのか!」と驚くほど、強烈な減速をもたらす。そして、前・後輪ともABSは滅多なことでは介入しない。最後までドライバーの意思に忠実に、地面にめり込むかのように減速する。
これが国産車のコンパクトカーだとペダルは軽くてぐにゃぐにゃしていて、ブレーキアシストも強く働いているから、吸い込まれるように奥に入っていってコントロールがしにくい。そして、大した減速もしていないのにABSが「ジジジジジ・・・・」と盛大に介入してきて、しかもABS作動と同時に減速Gが「スカッ」と低下する。ドライバーは意思に反して滑走する車に冷や汗することになる。
急ブレーキというのは緊急事態なのだから、ドライバーに車両コントロールの余裕をもたらすしっかりしたブレーキ操作性と確かな制動力を備えておくことは極めて重要だと思う。トゥインゴのブレーキは見かけは平凡だが作りはしっかりしたものであり、高く評価できる。
運転日報(トゥインゴ)
天候:くもり
積算走行距離:16234キロ
走行条件:市街地・郊外一般道
乗員1~2名
Posted at 2011/05/27 22:02:50 | |
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