最近LEDテールランプ(ブレーキランプ)の車を多く見かけるようになった。そして、LEDテールの車の中にブレーキランプがものすごく眩しくて目障りなものがある。それは特定の車種ではなく、特定の「状況」において眩しいようなのだ。
写真は眩しくないLEDブレーキランプのアリオンと非常に眩しかったヴィッツのものである。同じトヨタ車だからおそらくLED自体の性能は同じと思われる。どちらもLEDを後方に向けて並べただけのシンプルな構造である。どうしてこのような違いが出るのだろうか。
LEDは光の直進性が高いという特徴をもっている。LEDを真正面から見ると眩しいくらい明るいのだが、ちょっと視点をずらすと急に暗くなり、大きくずらすとほとんど光が届かなくなる。だから、LEDブレーキランプの真正面に後続車の視点がきてしまうととても眩しいのだ。そして、ちょっとでも視点が上下にずれるとLEDブレーキランプは暗く見えるようになる。視点が真正面からずれた状態でも視認性を保とうと思えば光量を増やさなければならず、どうしても真正面から見ると眩しいような設計にせざるを得ないようなのだ。
これは、現在の技術水準ではしょうがないことなのかもしれないが、後続車の視点が正面からずれるとブレーキランプが暗く見えるというのは安全でないように思う。地形や後続車の種類(大型車とか)により、ブレーキランプの視認性が低下するかもしれないからだ。それに、信号停止の間ずっと眩しい思いをする後続車にも配慮を願いたいものである。光が均一に分散するようなLEDを開発するか、リフレクターやレンズを工夫して光が拡散するようにするか、改善を期待したいところである。
運転日報(代車マーチ)
天候:雪
積算走行距離:56587キロ
走行条件:市街地
乗員1名
Posted at 2012/01/22 00:54:38 | |
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