昨日カングーが納車され、今日のうちにETCやドライブレコーダーの取付を済ませ、950登録も行った。これでどこへでも乗っていける、我が家の標準仕様になった。
私が不在だったため、ディーラーに納車を頼んでおいた。登録は9月末に済んでいたものの、納車前に故障して(フランス車らしい・笑)修理のため納車日が延びていた。修理が上がったと連絡があったので、ディーラーが休みの火曜日の前、月曜日に納車してもらった。
帰宅すると、カングーは家の駐車スペースの「隣の」枠に置いてあった。慌てて移動しようとしたが、ドアロックの開け方がわからない。キーにはリモコンのボタンが、そしてキーホルダー型のリモコンがあり、どちらのボタンを押しても開錠されない。取説を見ようと思ったが、それはロックされたカングーの中だ。「リモコンがなければ鍵で開ければいいじゃない」というわけでドアの鍵穴を探すが、無い。うろうろと車を一回りすると、助手席側に鍵穴があった。鍵で助手席を開けて、運転席を内側から開けて、運転席のキースイッチに鍵を差し込んでエンジンを始動する。国産車のようにリモコンでロックされた車を鍵で開けると警報が鳴りだすかもしれないからだ。エンジンを掛けて、ディーゼルらしからぬ静かなエンジン音と振動の少なさに驚く。そして、取説を読もうと室内灯を点けたらその暗さに驚愕する。
取説は分厚い。暗い中で眼鏡を外して(老眼のため)、目を近づけながら取説をめくる。やっと見つけたページには、キーホルダー型のほうのリモコンのボタンを押せとある。やってみたが、このリモコンは出力が小さく、しかもボタンをしっかり押し続けないと作動しないので、さっきは開錠できなかったようだ。
次に、インフォメーションディスプレイを見ると、時刻設定画面が点滅している。時刻設定の仕方は…あったあった。時刻を設定して、なぜか中波のNHKが流れているラジオをいつものFM局に合わせる、眼鏡を掛けたり外したり、難儀してラジオをチューニングする。とりあえず、燃料を入れようといつものガソリンスタンドに向かう。燃料を入れて、暗くて何もわからないので今日はここまで。
次の日の朝、950登録のため陸事に向かう。大雨だが、ワイパーはオートで作動している。リアワイパーは…わからない。ワイパースイッチにはダイヤルやスイッチが細々と付いていて何がなんだか。ホーンを鳴らそうとして…鳴らない。ハンドル中央のパッドの部分を押しても鳴らない。トゥインゴのようにウインカーレバーの先端かと押してみたが違う。ハンドルのパッド部分にはラッパのマークがついているのに押しても鳴らない。何度かトライして、パッドの上のほうをしっかりと押し込むようにすると、「ぷ~」と笑いだしそうな貧弱な音がなった。
陸事で950登録を終え、帰り道のオートバックスでETCやドラレコの取付作業をする。ETCのセットアップのときETC車載機が取り付け済みじゃないとセットアップできないし、950登録が済んでいないと「牽引車あり」の登録ができないことを経験上知っているので、そういう段取りにした。もちろん、「牽引車ありだからね!」と念押ししてセットアップを依頼した。ところが、である。お約束というかなんというか、「牽引車なし」で登録していた。再度やり直しである。
そんなドタバタを経て装備が完了したカングーで買い物に行った。店のあるエリアはラジオ電波が弱い。ノイズが入るのでラジオアンテナを探すと、屋根の前端に寝かせてあるのを見つけた。これを立てようとすると…手が届かない。
運転席のフロアに立って、ハンドルにしがみついて絶壁を登るような姿勢になり、ようやく指先が届いた。これ、立体駐車場に入るときにいちいちやらなきゃならないんだろうか。ショートアンテナに替えるか。
いろいろあったが、重厚かつスポーティなハンドリングと低速トルクの塊のようなエンジンは大変気に入った。街中では3速まで、国道で4速まで、広いバイパス道路で5速までしか使えず、6速で巡航したことはないが、これは理想的なハイウェイクルーザーになるのではないかと期待している。
Posted at 2021/10/26 21:12:54 | |
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