デミオの後席に初めて乗車した。長時間座ってみて居心地を確認することができた。絶対的なスペースは大人が座るのに必要最低限な程度で、お世辞にも余裕があるとはいえない。しかし、前のシートの下につま先が入るので、そんなに窮屈な思いはしなくてすむ。シート自体の座り心地は悪くない。しっかりしたヘッドレストが頭を支えてくれるので首や肩に妙な力が入らないのも良い。ただ、座面の前後長が不足していて、床との高低差も小さいため、膝が浮いたようになってしまうのが難点だ。膝が浮くと脚を横に倒したりがに股にしていなければならないので不自然な格好になる。
今回は後ろの棚(トランクの目隠し)を取り外していたのが原因かもしれないが、後ろのホイールハウスからの騒音が大きい。ゴーっというロードノイズや路面の継ぎ目を越える「タン、タン」という音が賑やかだ。また、橋のジョイントを越えるときのコツンとくる突き上げが大きく感じられる。日本人はとにかくふんわり柔らかい乗り心地を好む傾向があるから、デミオのこの突き上げには閉口するかもしれない。そのかわり、大きな凹凸やうねりに対してもフラットな姿勢を保ち、車体が水平にバウンドするから上体はほとんど揺すられない。ホイールベースと車重を考えれば乗り心地の水準はかなり高いと思う。
私も妻も後席に長時間乗車して、「デミオだと長距離の後、地面が揺れているような、めまいがするような感覚にならない」という感想で一致した。硬めだがフラット感のある乗り心地が疲労感を軽減していると感じる。
運転日報(代車デミオ)
天候:曇り 一時 雨
積算走行距離:5098キロ
走行条件:郊外一般道
乗員:1名
Posted at 2008/07/28 20:23:23 | |
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