新型スイフトに軽く試乗してきた。セールスマンが忙しく添乗できなかったので一人でディーラーの近所をぐるっと回ってきた。
まず最初に静粛性の高さに感心した。特にコンパクトクラスでは厳しいロードノイズの遮断が秀逸で、アクセルを離した状態ではとても静かである。荒れた路面でタイヤが発するポコポコという音もよく抑えられている。
ステアリングの操作性では、路面の不整に影響されにくい、高い直進安定性が印象的だ。直進に神経を使わないで済むうえ、切り込んだときの反応が素直で、ドライバーの狙いどおりの方向にノーズを向ける。その際、EPSの反力感が自然でスパッと操作できることも気持ちいい。タイヤの接地面が最大限に生かされている感触が手のひらに伝わってきて、なかなか心地よい。
乗り心地では、NVHの遮断は上手いのだが、国産車でよくある「ブッシュが撓んで足回りが遊んでいる感触」がしっかり存在するのが残念だ。小さい凹凸が連続するところではブッシュでうまくいなしているのだが、大きな段差があるととたんに大きく揺さぶられ、それがピッチングとして表れるところがある。ショックアブソーバーの品質やサスペンションのフリクション低減といった部分で改善の余地があると思う。
それから、ルノーのシートと比べるのは酷かもしれないが、シートの座り心地が悪くてホールド性も乏しい。シートバックの変なところが背中に当たって腰を支えない。長時間の乗車では腰痛になりそうだ。
ところで、うちの娘が成長してきてチャイルドシートに着座できなくなった。チャイルドシートが無いと、サンバーのリアシートに座った娘の頭はシートバックから完全にはみ出てしまう。これでは追突されたときに危険である。JNCAPの試験結果が悪かったことも併せて考慮して、サンバーを退役させることが決まった。サンバーの後継は、今まで所有したことがないメーカーの車である。
運転日報(トゥインゴ)
天候:曇り 時々 雨
積算走行距離:10619キロ
走行条件:市街地
乗員:1~3名
Posted at 2010/11/28 21:30:46 | |
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