うちの近所にカワサキのショールームができた。ハーレーダヴィットソンのショールームも近いには近いのだが、こちらは徒歩では行けない距離だ。カワサキの店は本当に近く、これはもう私に「カワサキに乘れ」と神が命じているとしか思えない(笑)。
最近バイクを買ったばかりなのにもう他のバイクを検討しているのかと笑われそうだが、Winner150はやはり「カブ」であって、これはこういうものだと割り切って、あるいはこれしか知らないで乗るのはいいのかもしれないが、日本やアメリカでは一応限定解除を持っている私としては大いに物足りないのである。たとえば、サスペンションのストロークだ。普通のスポーツバイクはサスペンションのストロークが150ミリ前後ある。ところがFutureのリア(上写真)やWinnerのフロント(下写真)は70ミリ程度しかない。もちろん、ホイールベースが1200ミリちょっとしかないからサスペンションのストロークを増やすとノーズダイヴが過大になるとか、弊害があることはわかる。それはわかるのだが、せめてもう30ミリストロークを増やしてしっかりしたダンパーを組めば乗り心地と走行安定性は大幅に改善されると思うのだ。
また、150ccの単気筒エンジンのパワーも物足りない。ベトナムでは高速道路を二輪で走ることはできないので、一般道で活発に走るだけのパワーがあればよい。Winnerのエンジンは一応一般道の流れである80~90キロくらいを登り勾配を含めて維持するだけのパワーを持っている。しかし、Winnerの90キロというのはアクセルを8割くらい開いている状態で、それ以上の加速はかなり緩慢である。やはり、90キロで長距離を走るには、せめて140キロくらい楽に出るだけのエンジンパワーがあって、エンジン回転を抑えて走れるようなギア比も欲しいところである。そうなると250cc以上の排気量が必要である。
それに、ブレーキの性能も心もとない。ABSが付いていないからだ。Winnerはコントロールしやすい前後ディスクブレーキだし、車体重量も120キロしかないからいざというときは「足を出して」転倒を避けることもできる。だが、砂の浮いた路面が多いベトナムでは、ABSの有無によって転倒するか否かが分かれる場面にも遭遇しそうだ。高価なバイクのようなスタビリティ制御まではいらないから、シンプルなABSを装着したいものだ。
これらの希望を入れてカワサキとなると、Z300ABSがよさそうだ。価格は75万円。Winnerの3倍である。高速道路を走れないのだから300ccでいいだろう。しかし、これを買ったとすると買い物用のバイクも同時に所有しなければならなくなる。今の住まいのバイク置き場には2台しか置けない。FutureとZ300の2台体制にすると、妻がFutureを使っているときには私の買い物バイクが無いことになる。
さらに問題なのは、まだA2免許を取得できていないことだ。まずそこから解決しなければ。
Posted at 2016/07/24 01:52:37 | |
トラックバック(0) |
バイク | クルマ