
自動車を買うとき、国産車を買えば少しは国内の雇用や税収、景気拡大に役に立つような気がして、これまで国産車を選んできたのだけれど・・・。
新会社設立の目的は「国際競争力の確保」だという。具体的にいえば、労働コストと製造原価の低減ということになろう。新興国なみの「国際競争力」をつけるためには、新興国なみの賃金水準と部品価格を実現しなければならない。部品は円高を利用して海外のサプライヤーから輸入することになる。国内の部品メーカーはどんどん生産工場を海外に移転している。自動車産業が雇用拡大につながるというのは、もはや幻想にすぎないのではないか。また、賃金水準は、現在の高失業率を利用して「新興国なみの賃金」へと引き下げ圧力を強めることだろう。新会社で働く社員は、結婚して子供を生んだり、自家用車を所有したりすることはおよそ不可能な低所得で働くことになる。これでは内需は盛り上がらず、景気回復もおぼつかない。おまけに、企業は海外子会社の特例措置で国内での納税を免れ、莫大な利益は内部留保として積みあがるばかりで社会の経済活動を暖めることもない。
そう考えると、国産車贔屓がなんだかむなしくなってきた。企業の活動に血の通った人間の「顔」が見えないようで、寒々とした気分になる。
労働組合と
「競技」するらしいが、「協議」という名の「通告」のことを「競技」というのだろうか。
運転日報(トゥインゴ)
天候:曇り
積算走行距離:7180キロ
走行条件:郊外一般道・市街地
乗員:1~2名
給油:22.8リットル
単価:138円
満タン法燃費:20.7キロ/リットル

ブログ一覧 |
雑感 | クルマ
Posted at
2010/10/08 20:40:17