
昨日に続いて今日も妻のバイク教習を行った。35度以上の気温の中、汗だくの教習である。
まだ妻はバイクの操作がまったくうまくできていない。小さい半径で旋回しようとするとアクセルやハンドルの操作ができなくなり、バイクを暴走させてしまうのだ。どうしてそうなるのかじっくり観察してみる。
・・・なんかポジションが変だ。シートの随分後ろに座っているし、上体が垂直になっているので腕が伸びきっている。これでは正確なハンドル操作やスロットル操作ができないし、ハンドルを抑え込んでいるからスムーズに旋回できない。特にマズいのは左にハンドルを切ったときにスロットルを持つ手が引っ張られて意図せず加速してしまうことだ。加速すれば車体が起き上がって直進し、そのまま外側に突っ込むことになる。
まずポジションから正す必要がある。センタースタンドを立てて、私が跨ってステップの上に立ち、そのまままっすぐ腰を下ろして正しいポジションにする方法を示した。また、立ち上がってスタンディングのまま操縦する方法、やや上体を前傾させて腕を曲げてハンドルをスムーズに操作する方法を説明した。
スタンディングで段差を乗り越える方法を実演中。ベトナムの道は穴だらけなので、スタンディングでシートをニーグリップして穴を越える場面は頻繁に遭遇する。これができないスクーターはよく穴で豪快に転倒している。私がスクーターではなくステップが付いたカブのようなタイプを勧めるのはそれが大きな理由である。
また、家から通りまでの間、ハンドルをフルロックさせて曲がるコーナーのある狭い路地を抜けなければならないので、低速で急旋回する技術は必須のものとなる。
厳しいようだが、日本の教習所でやる狭路コース、スラローム、一本橋、不整路などの課題をちゃんとクリアできる技量にならないと、バイクを道具として使うことができないのだ。早く上達する練習方法は何かないものだろうか。この暑さでは練習時間は1時間が限界で、妻もかなり疲れてきているようだ。「姿勢は乗馬と一緒だよ」「スキーとも似ている」などと説明してもピンと来ないようだ。一旦コツをつかんだらうまく乗れるようになると思うのだが・・・。
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Posted at
2015/05/02 22:34:47