ベトナムに来て生活するのに、妻は「英語できれば十分」と言いベトナム語の勉強をしていない。私は一応先生に付いて教えてもらっている。今では簡単なことなら会話できるようになっている。
ベトナムでは、たとえば標示の類に英語が書かれていないことが多い。写真は外国人の来店を予定している豪華なショッピングモールの地下駐車場であるが、出口を示す標示に「EXIT」の文字はない。同様に、売り場のレイアウト標示なども全部ベトナム語で、さらに店員やインフォメーションデスクの係員も英語ができない。電器店で妻が店員に英語で話しかけて、店員がベトナム語で「私はベトナム語しかできません」と言っているにもかかわらず、妻がどんどん英語で話し続けて店員は沈黙、という漫画のようなシーンが展開される。私がベトナム語で「私たちはベトナム語がわからないんだよ」というこれまたジョークのような突っ込みを入れたらようやく店員が英語のわかる人を呼びに走る、という具合である。
結局、どこかから英語が分かる人を連れてきて一件落着、になるのであるが、そのときの騒動がすごい。その電器店の全スタッフが私達の周りに集まってあーでもない、こーでもないと大騒ぎである。さらに、妻は英語ができても電気器具の用語がわからないので、店員の言葉を私が通訳してようやく商品説明が理解できる。それだけの騒動を引き起こしてから「じゃ、他の店も見てみるわ」と店を離れるのもなんとなく申し訳ない感じがする。
やはり、ベトナムで暮らすには買い物、旅行で使う程度のベトナム語はできないと不便なのではないかと思う。私もついつい英語を使ってしまうことが多いが、下手糞な発音でも片言でもベトナム語で話す練習をしたほうがいいと思う。使わなければいつまでも上達しないからだ。特にベトナム語は発音が難しいので、何度もトライして通じる発音を体で覚えるほうがいい。これからは積極的に買い物などに妻を連れ出して、ベトナム語を覚えようとするきっかけ作りをしようと思う。
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ベトナム | クルマ
Posted at
2015/05/25 02:42:59