
先の記事で触れたとおり、ABSの作動の様子をダートで観察してみた。ダートでは、思ったよりロックに近い状態を保つようなセッティングになっていると感じた。作動させてみる前は、二輪のABSは安定指向でロックさせにくいセッティングだと思っていたが、少なくとも後輪はある程度ザザッとロックしかけるような瞬間があり、これを利用してコーナリング中にラインを内側に入れることも可能である。フロントはロック解除が後輪よりも早く、めいっぱいブレーキレバーを握ってもフロントは頑として安定している。
ABSの作動の様子を見て、これは今までのライディングの常識を変えないといけないと思った。ダートではバンク中にフロントブレーキを強くかけることは禁物だったが、ABS付きなら何も考えずにガンガンブレーキをかけることができる。もちろん、限界までバンクしている状態ではブレーキを使えないのだが、通常公道で走るような速度範囲ならコーナリング中でも急ブレーキを掛けられる。
その次のABS作動の場面は、上の写真のとおりである。雨の日、先行する乗用車が信号が青の交差点で急停止したものだ(当たり屋?)。私としては、十分余裕を持って止まれるつもりだったのだが、路面に何かがこぼれていたらしく、フロントのABSが「キーン、カンカン」と作動した。その際、やはりというか、フロントがロックする気配を感じたときに右手を緩め、すぐにまた握るといういわゆる「ポンピングブレーキ」をしてしまった。ABS付きならばぎゅーっと握りっぱなしにしているのが正解で、ポンピングブレーキの必要はない。でも、長年の習性でロックしそうになると手を緩めてしまう。もっと練習が必要なようだ。
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Posted at
2018/04/22 01:28:35