
うちではレーズンをおやつやデザートがわりに食べている。いつもは生協のレーズンを買っている。少し高いがフルーティーな味で旨い。ところが、そのレーズンが商品棚から姿を消した。張り紙に「原料の高騰により今までのように販売できなくなった」と書かれていた。代わりに写真の普通のレーズンが置かれていたので買ってきたが、味は数段落ちる。
自動車の材料の鉄鋼や石油製品の値段が大幅に値上がりしているらしい。しかしながら、自動車の販売価格が引き上げられたという話は聞かない。販売不振の折、値上げなんてもってのほか、ということだろう。このままいくと、レーズンと同じように品質の良いものは買えなくなり、安くて旨くない製品ばかりになりはしないだろうか。かつてアメリカ車が低価格の日本車(為替レートのおかげ)に対抗するために徹底したコストダウン路線に走り、とんでもない代物ばかりになった時期があった。材料の品質が引き下げられ、リストラにより労働者の賃金水準も大幅に低下したことが製品にまともに跳ね返り、それはひどいものであった。これからは日本車が同じことになりはしないか。日本人は勤勉で企業への忠誠心が高く、それが高品質につながっていると言われた時期があった。アメリカ車の品質がどん底に落ちたのと同じ時期だ。今でもその理屈が通用するかははなはだ疑問である。
これから日本車の品質低下が目を覆う事態になりはしないか、しっかりチェックしていきたいと思う。
運転日報(デミオ)
天候:曇り 後 雨
積算走行距離:7535キロ
走行条件:郊外一般道
乗員:1名
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雑感 | クルマ
Posted at
2008/06/19 21:06:51