
昨日から本日にかけて、フェラーリ 328にご来社いただいております! お持込くださいましたお客さま、誠にありがとうございます。
1985年-1989年にかけて販売されましたリアミッドシップエンジン・後輪駆動のスポーツカー、
フェラーリ 328、そのなかでもGTSになります。
仲林工業では、フルモデルチェンジした国産の新型車(トラック・バス・バイク・福祉車両等以外)や、
メルセデス・ベンツ / AMG / BMW / BMWアルピナ / アウディ / フォルクスワーゲン / ポルシェ / ジャガー / MINI / ローバー / フェラーリ / アルファロメオ / ルノー / プジョー / ボルボ / シボレー / フォード / クライスラー
上記海外メーカーのフルモデルチェンジした新型車を常に求めております。
まだ仲林工業に型が無い場合、採寸にご協力いただけましたら、第1号ボディカバーを無料でプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です(詳しくは
コチラ)。
しかしその対象外のお車に関しましても、仲林工業に型がない場合、採寸代は発生してしまいますが、実車をお持込いただけましたら型出しを行い、お作りさせていただきます(詳しくは
コチラ)。
採寸から開始し、第1回サンプルカバーで全体的にフォローできたのですが、ある問題が。
そもそもサンプルカバーは薄手のタフタ生地で作成し(薄手とはいえ、大手カー用品店では正規のカバー生地として販売を行ってきました)、留め具は付けずに四隅に絞りのゴムだけを入れる仕様なのですが、フェラーリ 328GTSの形状的に、そのゴム仕様ではかなり大きな皺が発生してしまうことがわかりました。
ひとまず写真を掲載致します。
一応、完成状態のシルエットなのですが、サイド部分にかなり大きな皺が発生しています。フロントのタイヤハウスの出っ張りと、リアすそで留まるゴムとが引っ張り合い、この状態を作り出しているものと思われます。
またゴムの絞られる力が上向きに働き(これも車体形状の影響が大きいです)、リアのカバーすそが持ち上がりやすくなっています。
リア部分のシルエットはとてもきれいなのですが、、、
当初は設計を誤ったかと思ったのですが、試しに「
腹下通しの2.8メートル留め具」を装備してみたところ、フィット感が生まれました。
「腹下通しの2.8メートル留め具」装備のシルエットを掲載します。
「腹下通しの2.8メートル留め具」を装備してきれいにフィットするということは、カバー形状に問題はありません。
フロントのタイヤハウス部分にもう少しゆとりを持たせれば突っ張ることはなく、皺も出ないかと想像したのですが、「腹下通しの2.8メートル留め具」で留めてゆとりが出ない現状、もしゆとりを持たせれば、こんどは恐らく「腹下通しの2.8メートル留め具」で留めても、反対にだぶついてしまうものと思われます。
薄手のタフタ生地、車体形状、そしてゴムだけの仕様という条件が大きくミスマッチしてしまった結果です。
そこでお客さまに少し時間の延長をお願いしまして、TT-9000(裏起毛)生地によるサンプル、それも「
すそ紐絞り加工」で、丈も調整して試作してみました。
まず、「すそ紐」を絞る前の装着シルエット。
絞ってみます。
きれいにフィットしました!
フロントとリアのダイヤハウス間に椀型の皺が出来ていますが、これは着脱の際のゆとり、また「腹下通しの2.8メートル留め具」で留めた際の、サイド下部への巻き込みを考慮して残しています。
「すそ紐絞り加工」だけでこの状態でしたら、「腹下通しの2.8メートル留め具」も装備した場合のフィット感は申し分ありません。
<オーダー時のアドバイス>
今回お持込みいただきましたのは「GTS」ですが、「GTB」にも適合可能です。
お客さま、この度は実車をお持込くださり誠にありがとうございました! 時間の延長をお願いしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
準備してお戻りをお待ちしておりますので、どうぞ引き続きよろしくお願い致します。
ご注文はサイトからお受けしております。
ボディカバー・車体カバーの老舗 仲林工業
https://www.nh-cover.jp/
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新作完成シルエット | 日記
Posted at
2017/09/05 12:03:36