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　昨年再開した海外出張。

　コロナ禍中にロシアとウクライナが本格的な戦争になりました。






　本格戦争前から、ロシアはウクライナに侵攻し、こんな悲惨な事故も発生していましたが、本格戦争になってから、ロシアの上空を飛べなくなりました。

　よって日本発欧州域は北極、グリーンランド経由。

　帰りはウクライナを避けたアジア経由です。





　黒海の激戦地域は避けてトルコ側を通過。





　ジョージア、アジェルバイジャン、ロシアの国境地帯の上空を通過。

　（この辺は安全なのですかね。）





　カスピ海の真ん中を通過し、ウズベキスタン、カザフスタンの上空を通過。





　カザフスタンは結構広いです。





　新疆ウルムチの上空を通過。





　モンゴル上空を通過。





　危険な北朝鮮上空を避けるため、北京方面に南下。





　遼東半島と山東半島の間を通過し、韓国上空を通過します。





　そしてようやく帰国（＞＜）





　ようやく日本に帰ってきて、英語じゃないマイナー言語の常時表示には萎えますね・・

　ある日の横浜で久しぶりにこんな車を見ました。







　低い車高に派手なはみ出しタイヤに五月蠅いマフラー、ちょっと変わった大きいトランクリップスポイラー。





　1993-2002年まで発売されていた2代目スープラ。

　いまや日本のスポーツカーは希少な存在ですから大事にしてください。





　ぬぼーっとした何とも言えないスポーツカーフェイス。





　大きいリアウイングが特徴でした。





　ドライバーに向いた計器類。





　L6、3L、DOHC、ツインターボ。

　最近はL6エンジンが少なくなってきているので貴重ですね。

　昨年の5年振りの欧州出張。

　つつがなく終了し、帰国便の乗り継ぎでのフランクフルト空港。






　夕刻の便で、昨年の途中まではステータス落ちでラウンジが使えなかったので、搭乗ゲート付近で待機します。





　そんな遅い時間の昼食。

　屋台のフランクフルトソーセージを部下が奢ってくれました（＾＾）





　ソーセージは私の好きなタイプの、ドイツの駅のホームやコンコースで売られているタイプのフランクフルトソーセージ（＾＾）

　付け合わせはドイツパンです（＾＾）





　環境を考えて？フォークとナイフは木製。





　マスタードとケチャップを付けて美味しかったです（＾＾）

　搭乗前の（時間つぶしと）腹ごしらえでした（＾＾）

　32年振りのローマ。

　初めてのローマの空港です。






　フランクフルト発の帰国便に乗り継ぐために出発待ちです。

　ルフトハンザの旧塗装機とスターアライアンス塗装機。





　見慣れない塗装の機体が並んでいます。

　ITA Airways。イタリア・エアウェイズ？





　イタリアのトリコロールカラーの赤・白・緑。

　ゴージャスなブルーのパール塗装に、よく見ると透かし塗装が入っています。





　ルイヴィトンのモノグラム柄の様な透かし模様が入っています。





　ファッションブランドの国イタリアらしい凝った機体塗装です。





　ローマからバリ島行きの搭乗ゲート。

　バリまでの直行便？が出てるんですね。

　航空会社略称はAZ。

　アリタリアの子会社かな？と思っていました。

　ローマの空港にはアリタリア塗装の機体もあるし。





　帰国して調べてみたら、アリタリア航空は2021年に倒産して消滅していました。

　2000年代中頃から、アリタリアの経営危機は有名で、KLMのようにエアーフランスに買収されたものだと思っていました。

　当時、エアーフランスに救済を求めていて、エアーフランスが買収に躊躇しているという記事が数年にわたって何度も報道されていました。

　結局2008年にアリタリア労働組合の反対もあり買収計画は頓挫。

　その後、ベネトンなどの出資打診、エティハド航空の出資で49％株保有などを経て、再度破産。

　ルフトハンザ、イージージェット、デルタ航空などが出資を検討したが、結局2021年10月に国営のITAエアウェイズに経営移管。旧会社は整理されたようです。

　アリタリアの機材は一部を除きITAに譲渡されたそうなので、映っているアリタリアカラーの機体はまだ新会社の塗装に塗り替えていないのでしょう。





　あの有名なアリタリアカラーのストラトス。





　131アバルトラリー。





　ストラトスをデザインしたイタリアの巨匠、マルチェロ・ガンディーニも2024年3月に逝去されました。





　1946年から74年の歴史を刻んだアリタリア航空の歴史は終わりを告げました。

　私が最後にアリタリアに乗ったのは10年近く前、シシリー島行きの国内線に乗ったのが最後でした。

　シシリー島の顧客とは、結局コスト的に合わなかったのでビジネスはスタートしなかったのですが。





　ミラノの早春の霧に煙るこんな風景ももう見れなくなったのですね。





　74年の歴史のアリタリア航空も終焉し、85年の歴史のガンディーニも去り・・

　私自身も静かに完全退任する準備段階に入りました。

　時代は流れていきます・・

　5年振りの欧州出張の帰国日。

　ローマ郊外の住宅地の古いビジネスホテルで目覚めました。







　部屋から見える景色はマンションとアパートの古い住宅街。





　朝食ビュッフェで取ってきたもの。





　ピザ風パンとパニーニ風？サンドイッチ（のかけら）。

　オレンジジュース。





　卵焼き、コーン、オリーブ、ソーセージ炒め。

　んー、冴えない感じですが、これくらいの選択肢のビュッフェでした。

　この仕事を始めた30年近く前に比べて、欧州のホテル代は3倍近くになりました。

　30年デフレの日本のホテル代と比較すると、欧米をはじめ海外のホテル代は異様に高くなります。

　日本の海外出張者の肩身が狭くなる悲しい状況ですね（＞＜）





　さあこれから、空港までドライブ、ガソリンスタンドを探して、給油して、レンタカーを返して、ローマ、フランクフルトと乗り継いで、ロシア上空を迂回する長い旅程での帰国です（＞＜）